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ThingWorx Platform 9.0.0 の最新情報と修正された問題
ThingWorx 9.0.0 には、次の機能強化、修正された問題、既知の問題と制約事項、およびサポートの終了に関する情報が含まれています。
機能強化
セキュリティ
脆弱性スキャンソフトウェアまたは PTC 品質管理テストによって事前に識別されたアイテムを含む、セキュリティの潜在的な問題が修正されました。これらの重要な機能強化を利用するには、できるだけ早くアップグレードしてください。
ThingWorx 9.0 は Microsoft Edge Chromium に対して認定されていますが、Microsoft Edge の非 Chromium バリアントはサポートしていません。現在 Web ブラウザとして Microsoft Edge を使用している場合は、重要なセキュリティ強化機能を利用するために、Edge Chromium 81.0 以降にアップグレードすることを強くお勧めします。
インストーラ
ThingWorx Foundation インストーラでは、ThingWorx 8.5 以降の既存のインストーラ実行のインストールに対する自動アップグレードが可能になりました。これにより、セットアップを再設定したり、同じ情報を再入力する必要がなくなりました。詳細については、「インストーラを使用した ThingWorx Foundation のアップグレード」を参照してください。
ThingWorx Foundation 8.5.3 以前のバージョンがインストールされている場合は、インストーラを使用してアップグレードする前に、ThingWorx Foundation の PTC ソフトウェアのダウンロードページにある ThingWorx Foundation Upgrade-Ready Utility を実行できます。これは、システムを 9.0 にアップグレードする準備が整っているかどうかを判断します。
プラットフォーム
クラスタモードで ThingWorx 9.0 を実行するためには、新しいライセンスファイルをリクエストする必要があります。ライセンスの詳細については、ThingWorx Platform のライセンスを参照してください。クラスタモードで ThingWorx を実行する方法の詳細については、ThingWorx 高可用性クラスタの概要を参照してください。
EntityResources に新しい API GetThingPropertyValues が追加され、Thing 名のインフォテーブルリストから大量のプロパティ値が取得できるようになりました。この API は QueryImplementingThings API を使用して動作するように設計されており、これを使用して Thing のリストを生成できます。詳細については、「QueryImplementingThings サービスの使用」を参照してください。
Thing Group は新しい参照可能な名前付きエンティティタイプであり、Thing およびその他の Thing Group を、Thing Group 階層内のメンバーとして使用できます。Thing Group は主にスケールの表示アクセス許可を管理するために使用され、アクセス許可を必要とする Thing のみに対する露出を制御します。ただし、その他のランタイム操作にも使用できます。Thing Group は、その他のアプリケーションで使用される構成要素としての使用を目的としています。詳細については、「Thing Group」を参照してください。
すべてのコンフィギュレーションテーブルが永続化されました。API の persist フラグは無視されます。
エンティティ名には < および > の特殊文字のサポートが追加されました。詳細については、エンティティの命名を参照してください。
ThingworxMetric データシェイプのベースタイプが NUMBER から VARIANT に変更され、柔軟性が向上しました。データ型フィールド (NumberPrimitiveStringPrimitive、または BooleanPrimitive) は、ThingworxMetric データシェイプに関連付けられたインフォテーブル出力を持つサービスを使用してエンティティを作成するユーザーによって入力されたデータに基づいて決定されます。詳細については、以下の「既知の問題と制約事項」のセクションを参照してください。
正常性のための単純なエンドポイントと、サーバーがリクエストを受け入れる準備が整っているかどうかを判断できるエンドポイントが存在するようになりました。どちらのエンドポイントも認証する必要はありません。どちらも、true の場合は 200 を返し、false の場合は 503 を返します。
システムの判定基準情報を取得するための新しいエンドポイント /Thingworx/Metrics を使用できます。サブシステムの性能判定基準を含む、すべてのシステム判定基準を収集するために使用できます。これには認証が必要です。
サーバーがシャットダウンされる際に、システムは強制的にシャットダウンする前に、すべてのデータキューのドレインを実行しようとします。これは、システムが正常に停止した場合にのみ実行されます。
判定基準レポートのアプリケーションキーとリモートインスタンスのバインド識別子が、キーストアに保存されるようになりました。判定基準レポートのアプリケーションキーは、Composer のプラットフォームサブシステムのコンフィギュレーションでは使用できなくなりました。
サポートサブシステムは PTC Support Tools を置き換えます。その機能は、ThingWorx Platform にマージされています。したがって、これを ThingWorx 9.0 以降にインポートしないでください。詳細については、PTC のサポートアーティクルを参照してください。
SessionUpdateDelay 設定と、プラットフォーム判定基準のログの 2 つの設定 (MetricsLoggingFrequencyMetricsLoggingLevel) が、platform-settings.json ファイルで使用できるようになりました。これらの新しい設定の詳細については、platform-settings.json コンフィギュレーションの詳細を参照してください。
監査サブシステム
監査サブシステムには、次の 2 つの異なる実装があります。
ThingWorx Platform 9 で新規に追加された直接永続
元の監査サブシステムの実装であるデータテーブル
監査サブシステムの直接永続の実装に関するその他の変更は次のとおりです。
パフォーマンス全体を向上させるためのネイティブデータベース機能を使用した、監査サブシステムの永続化プロバイダとしての PostgreSQL および MSSQL のサポート。
さまざまな組織のニーズやユースケースに適合するようにクエリーを設定できます。クエリーサービスは、クエリーのカテゴリパラメータのローカライズトークンを受け入れます。
Java を使用して、カスタム監査カテゴリおよび監査メッセージを作成できます。
監査セキュリティコンフィギュレーションには次の 4 つのオプションがあります。
管理者: 管理者はすべての監査メッセージを表示し、すべての監査サービスを実行できます。
管理者以外のユーザー: デフォルトでは、これらのユーザーは監査メッセージを表示したり監査サービスを実行したりすることはできません。管理者は、自分が担当している Thing に対して QueryAuditHistory() サービスを実行するために必要なランタイムアクセス許可を、管理者以外のユーザーに付与する必要があります。管理者以外のユーザーは、これらのアクセス許可を使用して、ユーザー名とそのユーザーが監視する Thing に関連付けられているすべての監査メッセージを表示できます。
監査担当者ユーザーグループ: この定義済みのユーザーグループは、管理者以外のユーザー向けです。所有する Thing に対して QueryAuditHistory() サービスへのアクセス権がある場合、そのユーザーには、ユーザーアカウントおよび Thing に関連付けられている監査メッセージだけではなく、その Thing に関連付けられているすべての監査メッセージが表示されます。
カスタムセキュリティアクセス許可: 管理者は、ユーザーの事例に応じて、管理者以外のユーザーに特定のセキュリティアクセス許可を提供できます。
監査サブシステムのサービスの実行を追跡するための、AUDIT と呼ばれる新しいメッセージカテゴリ。
その他のユーザーグループのメンバーとしてのユーザーまたはユーザーグループの追加と除去を追跡したり、ユーザーログアウトを追跡する、追加の監査エントリ。
ユーザーであるか Thing であるかにかかわらず、クエリーをコンテキストによって制約できます。
オンライン監査データのみをエクスポートできます (直接永続のみ)。
ThingWorx Platform の起動中または再起動中における負荷の増加により、監査ではデフォルトで ThingStart が無効になります。
Thing Group 関連の監査メッセージは、新しい監査カテゴリ THINGGROUPMEMBERSHIPS および既存の監査カテゴリ SECURITY CONFIGURATION で使用できます。THINGGROUPMEMBERSHIPS の監査メッセージはデフォルトで無効になっていますが、SECURITY CONFIGURATION のメッセージはデフォルトで有効になっています。
監査サブシステムの詳細については、このヘルプセンターの監査サブシステムのセクションを参照してください。
アプリケーションキーの「キー ID」をクリップボードに簡単にコピーできます。
プラットフォームサブシステム「Exclude Invalid Users and User Groups in Imports」オプションが追加されました。
高可用性 (HA) クラスタ
ThingWorx 高可用性クラスタとそのコンフィギュレーションについては、「ThingWorx 高可用性クラスタの概要」のセクションを参照してください。
サポートされている永続化プロバイダは次のとおりです。
PostgreSQL
Microsoft SQL Server
Microsoft Azure SQL
InfluxDB
次の接続ツールがサポートされています。
SNI をサポートする ThingWorx Edge SDK バージョン。これは、クラウドでホストされている HA クラスタに必須です。
C SDK: v.2.2.9 以降
.NET SDK: v.5.8.2 以降
Java SDK: Java SE 7 Development Kit (またはそれ以降) で使用されている任意のバージョン。OpenJDK は現在サポートされていないことに注意してください。Java SE 7 Security Enhancements を参照してください。
オンプレミス ThingWorx HA クラスタでは、SNI が必要である場合と必要でない場合があります。これはネットワークがどのように設定されているかによって異なります。SNI の詳細については、Cloudflare のサイトの記事、What Is SNI? How TLS Server Name Indication Works を参照してください。
ThingWorx Edge MicroServer (EMS) v.5.4.8、5.4.9、およびそれ以降では、SNI のサポートが提供されています。これより前のバージョンではサポートされていません。ただし、v.5.4.4 は HA 環境で認定されています。
ThingWorx HA クラスタ環境では、ThingWorx Connection Server (AlwaysOn) v.9.0.0 が必要です。
ThingWorx HA クラスタ環境では、ThingWorx eMessage Connector v.2.0.0 が必要です。
ThingWorx Kepware Server
ThingWorx Kepware Edge
高可用性クラスタの操作での Connection Server と eMessage Connector の設定については、関連するヘルプセンターで HA コンフィギュレーションのトピックを参照してください。
ThingWorx HA クラスタは、Docker 環境でのデプロイメントに使用できます。HA クラスタで ThingWorx Docker のイメージを構築するには、Apache Ignite と ThingWorx Connection Server の追加イメージを先にデプロイする必要があります。詳細については、「ThingWorx Docker の HA クラスタ環境での使用」を参照してください。
/ready エンドポイントが false を返すことによってロードバランサーからのサーバーの除去を支援する、サーバーを設定する新しいモードが使用できます。これにより、サーバーは新しいリクエストの受信を停止できますが、シャットダウンはできません。これは、トラブルシューティングに使用できます。システムはそのデータキュー内の情報をドレインしようとします。
JavaScript サービスの状態がキャッシュレイヤーに保存されるようになりました。これは、ローカルまたはリモートにできます。新しいシステムによって、JavaScript オブジェクトから元のオブジェクトに戻される、一方向のプロキシが作成されます。そのため、JavaScript オブジェクトを変更するたびに、元のオブジェクトのプロパティが完全に更新されます。また、元のオブジェクトに対する変更は JavaScript オブジェクトに反映されません。
クラスタモードで ThingWorx を実行している場合、最終的にはモデルの変更がクラスタ全体で一貫して行われます。詳細については、「最終的な一貫性」を参照してください。
ログのコンフィギュレーションは logback.xml コンフィギュレーションを使用して行われます。ログレベルが高い場合でも、非同期ログはパフォーマンスを向上させるために使用されます。詳細については、「ログの設定」を参照してください。
クラスタモードで高可用性環境を表示および設定できる新しいクラスタサブシステムがあります。
拡張機能
Subsystems.java のライフサイクル拡張 API startSubsystem および stopSubsystem が、startSubsystem(ContextType) および stopSubsystem(ContextType) に置き換えられました。コンテキストタイプでは、サーバー A に変更が加えられた後にほかのサーバーと同期する必要がある HA 環境で、メソッドを動作させることができます。コンテキストタイプを使用すると、同期プロセスの一部であるかどうかをメソッドが把握できます。同期プロセスの一部である場合は、作成、更新、または削除を実行します。詳細については、「ライフサイクル API に対する変更」を参照してください。
拡張機能が ThingWorx 高可用性クラスタに対応しているかどうかを識別するために、新しい拡張機能メタデータ属性 haCompatible が追加されました。詳細については、ThingWorx ソリューションをパッケージ化および展開する際の最良事例を参照してください。
platform-settings.json ファイルには新しい拡張パッケージのインポートポリシーの設定があります。これは、拡張機能のインポートを、拡張機能メタデータで haCompatibility フラグが true に設定されている拡張機能のみに制限することができます。詳細については、「platform-settings.json コンフィギュレーションの詳細」を参照してください。
PTC による ThingWorx Web Socket Tunnel 拡張機能のサポートは終了しました。詳細については、PTC のサポートアーティクルを参照してください。
PTC による ThingWorx Ghost Entity 拡張機能のサポートは終了しました。詳細については、PTC のサポートアーティクルを参照してください。ゴーストエンティティの詳細については、「ゴーストエンティティの作成および削除」を参照してください。
Mashup Builder
レイアウトの作成
これで、レスポンシブマッシュアップでコンテナを展開したり折りたたんだりする際に、レスポンシブレイアウトでコンテナをオーバーレイできます。コンテナの展開と折りたたみを参照してください。
ツールバーコマンドとキーボードショートカットを使用して、コンテナとそのコンテンツを切り取り、コピー、貼り付けする機能を追加しました。これにより、ウィジェットの代わりにコンテナをコピーすることによって、レイアウトをより簡単に構築できます。この機能の詳細については、キャンバス上のアイテムの管理を参照してください。
レスポンシブマッシュアップでビューポートの表示設定を構成するための設定が追加されました。マッシュアップを作成した後、これらの設定を使用して、モバイルデバイスのレイアウトを調整します。これらの設定は、マッシュアップエンティティの「モバイル設定」タブで使用できます。詳細については、モバイルデバイスのマッシュアップの最適化を参照してください。
ユーザーインタフェース
マッシュアップの編集時に、元に戻す/やり直しのサポートが追加されました。セッション内のマッシュアップに対する編集の履歴を表示することもできます。これらのコマンドは、キャンバスツールバーで使用できます。マッシュアップでの元に戻す/やり直しの使用を参照してください。
「接続」パネルが更新され、「バインド」に名前変更されました。新しいパネルの詳細については、マッシュアップ内のバインドの表示を参照してください。
「To-Do」パネルの名前が「リマインダー」に変更されました。
ウィジェットとサービスのバインドコンフィギュレーションダイアログが更新および拡張されました。これで、バインドを設定し、マッシュアップ内のバインドソースとターゲットをより簡単に検索できるようになりました。詳細については、マッシュアップでのバインドの設定およびデータサービスの設定を参照してください。
機能カテゴリに基づいて、「プロパティ」パネルのウィジェットプロパティのリストにカテゴリフィルタが追加されました。これで、サイズ、位置、コンフィギュレーション、データ、バインドなどのカテゴリに対するプロパティのリストを簡単にフィルタできます。
データサービスとバインド
バインドコンフィギュレーションウィンドウを使用して、関数のバインドを設定する機能が追加されました。詳細については、関数を参照してください。
「データ」パネルが更新され、「データを追加」ダイアログボックスのデザインが変更されました。これで、エンティティを検索し、マッシュアップにデータサービスをより簡単に追加できるようになりました。詳細については、マッシュアップへのデータサービスの追加を参照してください。
データパネルのデータプロパティ間にバインドを作成できる右クリックメニューが追加されました。詳細については、マッシュアップでのバインドの作成を参照してください。
スタイルテーマ
「スタイルテーマ」エンティティの「スタイル」タブで、次のエレメントのスタイルプロパティを定義する機能が追加されました。
マッシュアップで使用するレイアウトコンテナ。
マッシュアップ内のウィジェットによって使用されるツールヒント。
「スタイル」タブのプレビューマッシュアップが更新されました。スタイルテーマの変更をプレビューする独自のマッシュアップを選択できます。
詳細については、スタイルタブの使用を参照してください。
「棒グラフ」「折れ線グラフ」「スケジュール表」の 3 つの新しいウィジェットが追加されました。これらのウィジェットは Web コンポーネントとしても使用できます。ウィジェットの詳細については、次のトピックを参照してください。
これらのウィジェットのレガシーバージョンとともにマッシュアップを移行できます。移行の詳細については、レガシーウィジェットおよびレガシーレイアウトを参照してください。
Web コンポーネントウィジェットは ThingWorx Web Component SDK の一部としてリリースされるようになりました。SDK を使用して、独自のカスタムウィジェットを構築できます。
これで、ThingWorx Web Component SDK ユーティリティを使用して、Web コンポーネントからウィジェット拡張機能を作成できるようになりました。これらの Web コンポーネントウィジェットは、ウィジェット拡張機能をインポートしたときに Mashup Builder に追加されます。
確認ダイアログボックスのボタンのアイコンとしてイメージを追加するためのサポートが追加されました。イメージを指定するには、URL を入力するか、メディアエンティティを選択します。
すべてのウィジェットは、標準またはレガシーとしてヘルプセンターで整理されています。詳細については、以下を参照してください。
Platform の「ウィジェット」パネルでは、さまざまなウィジェットのカテゴリを見つけることができます。
「日時ピッカー」ウィジェットが新しい日付範囲選択機能で更新されました。新しく追加されたプロパティの詳細については、日時ピッカーウィジェット (テーマ指定可能)を参照してください。
ThingWorx Flow
デプロイメントの拡張機能
ThingWorx Flow は、ThingWorx アクティブ-アクティブクラスタ環境に準拠しています。ほとんどの ThingWorx Flow コンポーネントはスケール設定できますが、ThingWorx Flow 高可用性はサポートされていません。詳細については、ThingWorx HA での ThingWorx Flowを参照してください。
ThingWorx Flow Dockerfile およびサポートされている Composer ファイルは、Docker 環境での ThingWorx Flow の構築に使用できます。ThingWorx Flow は、ThingWorx Docker イメージとともに、単一 ThingWorx モードと HA クラスタ ThingWorx モードの両方でデプロイできます。
ThingWorx Flow 自動アップグレードインストーラを使用すると、ThingWorx Flow 8.5.x 以降の新規インストールから 9.0 にアップグレードできます。
このアップグレードインストーラを使用して、8.4.x の新規インストールからアップグレードすることはできません。ThingWorx Flow を 8.4.x の新規インストールから 8.5.x のバージョンに手動でアップグレードした場合でも、この自動アップグレードインストーラは使用できません。この場合、ThingWorx Flow のマイグレーションを実行する必要があります。
強化されたインフラストラクチャ機能
定義済みの固定アカウントのみがサポートされている以前のリリースと比較すると、ThingWorx Flow コネクタでユーザーの ID を使用できるようになりました。この機能は、多くのアプリケーションにおける安全な本番環境での使用に不可欠であり、異なるユーザーの異なるコンテンツのフェッチを可能にします。この機能を有効にするための「双方向 SSL」および「OAuth (セッションユーザー)」接続タイプが導入されました。詳細については、コネクタタイプを参照してください。
選択したコネクタの接続タイプを切り替えることができます。これにより、ワークフローのメンテナンスが容易になります。「Switch」オプションは、サードパーティのサービスが複数のコネクタタイプをサポートしている場合にのみ使用できます。
ワークフロー内の接続変数をマッピングして、サードパーティのサービスのさまざまな環境に対して同じ操作またはワークフローを使用できます。詳細については、マップコネクタを参照してください。
ThingWorx メディアエンティティは、認証に ThingWorx Flow コネクタを使用できます。詳細については、メディアエンティティでの ThingWorx Flow コンフィギュレーションを参照してください。
複数の操作フォームが更新されました。「フォーム」を選択してフォームにリストされている個々の入力フィールドの入力を指定するか、「JSON を割り当て」を選択して必要なすべての入力で 1 つの JSON を指定します。「JSON を割り当て」を使用するとフォームが短くなり、配列のアイテムの長さに対する制限も除去されます。
次のサービスが、ThingWorx Composer「WorkflowSubsystem」に追加されました。
ThingWorx Flow サーバーに OAuth コンフィギュレーションを読み込むには、LoadOAuthConfigurationサービスを使用する必要があります。このサービスは、OAuth をサポートするすべてのサードパーティサービスに対して、あらかじめ設定されたフォーマットでデフォルトテンプレートを提供します。
ThingWorx Flow サーバーから OAuth コンフィギュレーションを削除または取得するには、DeleteOAuthConfigurationまたはGetOAuthConfigurationサービスを使用する必要があります。
DeleteOAuthAccessToken「DeleteOAuthAccessToken」サービスを使用して、指定した OAuth プロバイダの 1 人のユーザーに対する OAuth アクセストークンを削除したり、指定した OAuth プロバイダのすべてのユーザーに対する OAuth アクセストークンを削除したりすることができます。
RefreshMetadataサービスは、Windchill OData 情報をキャッシュして、パフォーマンスを向上させます。
ユーザーインタフェース
ThingWorx Flow ダッシュボードは、ワークフロー、コネクタ、トリガー、カスタム操作、アクティビティログに簡単に移動するようにデザインが変更されています。
新規操作
複数のパスの以前の操作の結果を「同期」操作に統合するために、「開発者ツール」同期操作が追加されました。これは、論理 AND または OR 演算を示しています。
ワークフローの実行時に、ワークフロー内で実行された操作の出力を同期 ThingWorx サービスまたは Webhook 起動元に返すために、「開発者ツール」結果を返す操作が追加されました。
CRUD (作成、読み取り、更新、削除) 操作を使用して、SAP システム内のデータセットをクエリーおよび操作するために、「SAP OData」エンティティを作成エンティティを削除プロパティを取得、およびエンティティを更新の操作が追加されました。
「SAP OData」操作では、「基本」コネクタタイプと「OAuth」コネクタタイプがサポートされています。
デフォルトまたはカスタムの BAPI を実行するために、「SAP RFC」BAPI を実行操作が追加されました。入力フォームは、指定した BAPI に従って動的に変化します。
Windchill Swagger API を実行するために、「Windchill」Swagger API を実行操作が追加されました。
Windchill サーバーからコンテンツをダウンロードするために、「Windchill」コンテンツをダウンロード操作が追加されました。
Windchill サーバーにファイル、ストリーム、または文字列の形式でコンテンツをアップロードするために、「Windchill」コンテンツをアップロード操作が追加されました。
SQL ストアドプロシージャを実行するために、「SQL コネクタ」ストアドプロシージャを実行操作が追加されました。
既存のサードパーティのサービスと操作の更新
事前定義済みの固定 OAuth アカウント、「OAuth (名前付きユーザー)」が以前サポートされていたすべてのサードパーティサービスは、現在のセッションユーザーの ID をさらに使用できるように機能強化されています。この新しいコネクタタイプは「OAuth (セッションユーザー)」と呼ばれます。詳細については、コネクタタイプを参照してください。
HTTP リクエスト操作では、基本コネクタタイプがサポートされています。
HTTP ベースの対話を持つ操作にカスタムヘッダーを追加できます。
GitlabJIRA、およびThingWorxでは、「OAuth (名前付きユーザー)」および「OAuth (セッションユーザー)」がサポートされています。
ループ操作に while ループが追加されました。
すべての「Bitly」および「Dialogflow」の操作が更新されました。
SQL コネクタ
一方向 SSL 接続と双方向 SSL 接続のサポートが追加されました。
行を作成および行を更新操作で複数の行を作成および更新できます。
「個別」チェックボックスを使用して、行を取得および結合のある行を取得操作の列内に一意の値を返す機能を使用できます。
行を削除行を取得結合のある行を取得行を更新「Where 節」および「Join 節」入力フィールドに、自由形式の SQL を追加できます。
Dynamics 365 CRM
操作を実行および関数を実行操作の「参照ドメインを含める」チェックボックスを使用すると、参照先ドメインでそれぞれ ActionImport および FunctionImport によって説明されている操作と機能を表示できます。
レコードを作成およびレコードを更新操作に対して参照されているナビゲーションプロパティを含めることができます。入力フォームは、選択したエンティティセットに従って動的に変化します。
操作を実行関数を実行、およびレコードを取得の操作に対し、「フォームベースのクエリー」「離散クエリー」、または「直接入力クエリー」を使用してオブジェクトプロパティをフィルタできます。
OData
操作を実行および関数を実行操作の「参照ドメインを含める」チェックボックスを使用すると、参照先ドメインでそれぞれ ActionImport および FunctionImport によって説明されている操作と機能を表示できます。
エンティティを作成およびエンティティを更新操作に対して参照されているナビゲーションプロパティを含めることができます。入力フォームは、選択したエンティティセットに従って動的に変化します。
操作を実行関数を実行、およびプロパティを取得の操作に対し、「フォームベースのクエリー」「離散クエリー」、または「直接入力クエリー」を使用してオブジェクトプロパティをフィルタできます。
Windchill
Windchill 双方向 SSL 接続およびOAuth (セッションユーザー)のサポートが追加されました。
操作を実行および関数を実行操作の「参照ドメインを含める」チェックボックスを使用すると、参照先ドメインでそれぞれ ActionImport および FunctionImport によって説明されている操作と機能を表示できます。
エンティティを作成およびエンティティを更新操作に対して参照されているナビゲーションプロパティを含めることができます。入力フォームは、選択したエンティティタイプに従って動的に変化します。
操作を実行関数を実行ID によってエンティティを取得、および照会によってエンティティを取得の操作に対し、「フォームベースのクエリー」「離散クエリー」、または「直接入力クエリー」を使用してオブジェクトプロパティをフィルタできます。
バグの修正
プラットフォーム
追跡番号
DeleteDataTableEntriesWithQuery サービスが廃止予定となり、代わりに DeleteDataTableEntriesWithQueryCriteria サービスが追加されました。DeleteDataTableEntriesWithQueryCriteria サービスは location パラメータおよび sourcetype パラメータを受け入れませんが、これらは query パラメータには追加できます。
TW-14728
EnableSubscription サービスおよび DisableSubscription サービスは廃止予定になりました。置換サービス EnableSubscription および DisableSubscription が作成され、subscriptionName 入力パラメータが含まれています。詳細については、このトピックを参照してください。
TW-66112
UseDefaultValue として設定されている場合でも、リモートプロパティが常に ReadEdgeValue として表示されるインダストリアル Thing の問題を修正しました。
TW-76929
タイマーとスケジューラの「有効」ラベルを「スタートアップ時にタイマーを自動的に有効にする」に変更しました。
TW-75596
EntityServices に、GetEntityListByRegexGetEntityListWithPermissionMaskByRegEx の 2 つの API が追加されました。これらの各 API は、エンティティのフィルタおよびリストに、SQL サーチ文字列ではなく、REGEX 定義式 (のみ) を使用します。元の API GetEntityList は変わりません。
TW-75206
孤立した購読 (参照されているイベント、プロパティ、ソースがないなど) を持つエンティティが含まれている場合にインポートが失敗する原因となった問題が修正されました。この問題を解決するには、購読を無効にすることでインポートが成功します。この場合、エラーメッセージが記録されます。
TW-74824
SSO を使用した非同期サービスの実行中にエラーが発生した問題が修正されました。
TW-73693
永続化プロバイダを変更した後、アラートデータがアラート履歴に表示されない問題が修正されました。
TW-73656
サービスの実行時に NPE がログに記録される問題が修正されました。
TW-73624
ThingWorx Analytics サービスのサービス出力が一貫していない問題が修正されました。
TW-73451
永続化プロバイダとして InfluxDB を使用している際、Thing 名にドット文字が存在する場合に、パージサービスが失敗する原因となる問題が修正されました。
TW-73166
ユーザーがユーザーグループに追加されたり、ユーザーグループから除去されたときのために、追加の監査エントリが追加されました。
TW-73086
Solution Central からのソリューションのダウンロードを妨げている問題が修正されました。
TW-73074
フランス語ロケールの csvDecimalDelimiter ローカライズトークン値が無効になる原因となった問題が修正されました。
TW-72859
範囲ヘッダーを介した HTTP Byte Serving が ThingWorx リポジトリに保存されているファイルを操作するのを妨げている問題が修正されました。
TW-72614
ユーザーグループのアクセス許可の編集を妨げる問題が修正されました。
TW-72437
サービス実装が RemoveServiceDefinition の起動後に除去されない問題が修正されました。
TW-71789
サービスが、インフォテーブルで指定されている Thing プロパティではなく、すべての Thing プロパティを返す問題が修正されました。
TW-71223
「アカウントのロックアウト設定」で設定されているとおりにユーザーがロックまたはロック解除されたときに、最終修正日が更新されなかった問題を修正しました。
TW-71207
Thing Shape に定義されていないプロパティが QueryImplementingThingsWithData サービスによって返される原因となった問題が修正されました。
TW-70763
データベース関連の問題のスクリプトログで NullPointerException が発生した問題が修正されました。
TW-70070
FileRepository Thing 内の downloadLink 列がハイパーリンクにならない問題が修正されました。
TW-69493
GetFileInfo サービスがパスを 2 回返す原因となった問題が修正されました。
TW-69429
リモートプロパティで、存在しないソースが高品質 (親指を立てるしぐさのアイコン) として表示される問題が修正されました。
TW-69026
30 万行を超えるデータがある SQL クエリーサービスを実行する際に、Chrome ブラウザが 2GB を超えるメモリを使用する問題が修正されました。
TW-68338
マッシュアップ名に中国語文字が含まれている場合にフォームログインが使用されない問題が修正されました。
TW-67517
状態定義の < および > 文字が変更される問題が修正されました。
TW-67228
アーカイブフォルダへのログファイルの追加を妨げる問題が修正されました。
TW-67040
リモートバインド持つインポートしたインダストリアル Thing が失敗する原因となった問題が修正されました。
TW-65621
拡張機能をインポートした後、特殊文字を含むフィールド定義を持つコンフィギュレーションテーブルが更新されない問題が修正されました。
TW-63646
特殊文字を持つタグがインダストリアルコネクタで正しく処理されなかった問題が修正されました。
TW-62586
ユーザー名にバックスラッシュ文字が含まれている場合、ユーザー名が Composer で 2 回表示される問題が修正されました。
TW-58563
Thing Template に値ストリームが指定されている場合、Thing に視覚的フィードバックが追加されました。
TW-58277
ストリームテーブルの時間列スキーマが、PostgreSQL で 'タイムゾーンを持たないタイムスタンプ' から 'タイムゾーンを持つタイムスタンプ' に変更された問題が修正されました。
TW-35605
構文チェックを正しく実行できなかった問題が修正されました。
TW-35371
システムローカライズテーブルトークンの削除を許可する問題が修正されました。
TW-33567
ListDirectories サービスが nameMask パラメータに基づいてディレクトリをリストしない問題が修正されました。
TW-14413
インポート時に暗号化キーが失われた場合、インポート後にシステムの起動を妨げる問題が修正されました。この問題を解決するため、この場合、管理者はシステムを起動できますが、暗号化された情報 (PASSWORD プロパティ) をシステムにインポートすることはできません。インポート後に起動できるようにするため、インポートプロセスは PASSWORD タイプ初期化エラーを無視します。次のエラーメッセージが記録されます。
During import property [Prop1] on thing [Thing1] initialization error occured,
skipping property initialization. Error message [Unable To Convert From java.lang.String to PASSWORD]
TW-75158
ダイナミックコンテンツ URL を持つ MediaEntity がプロジェクトに含まれている場合、ソリューションをパッケージ化できない問題を修正しました。
TW-73874
Mashup Builder
追跡番号
コレクションウィジェットで、イメージが絶対から相対に変化する原因となった問題が修正されました。
TW-75614
「ファイルをアップロード」ウィジェットの「ファイルを選択」ラベルをローカライズできなかった問題が修正されました。
TW-75542
最初に設定した後に NOTHING の値を処理できない、数値入力ウィジェットの問題が修正されました。
TW-75477
別のセルの背景色を使用できるように、CellAlternateStyle スタイルプロパティがコレクションウィジェットに追加されました。
TW-75459
チャートが水平である場合に XAxisLabelRotation が適用されない、ラベルチャートでの問題が修正されました。
TW-75281
ウィジェット間のタブシーケンスの問題を修正しました。
TW-75279、TW-74292
ポップアップウィンドウに表示されている場合、ドロップダウンリストが閉じないという Web コンポーネントの問題が修正されました。
TW-74971
自動再表示でデータがトリガーされたときに、選択した行が保持されないというコレクションウィジェットでの問題が修正されました。
TW-74748
レイアウトウィジェットで、マッシュアップがデザインタイムに正しく表示されない問題が修正されました。
TW-74454
イベントルータを編集している場合、データシェイプのプロパティを編集する機能が追加されました。データ型プロパティが INFOTABLE に設定されている場合、プロパティは条件付きで表示されます。
TW-74276
マッシュアップのランタイムに ThingWorx コンソールでエラーが発生した問題が修正されました。
TW-74219
バインドをドラッグするときにデータパネルの自動スクロールが機能しない問題が修正されました。
TW-74165
チェックボックスにバインドしたときに、並べ替えが出力をレンダリングできなくなるという、コレクションウィジェットでの問題が修正されました。
TW-73903
チェックボックスの Web コンポーネントがラベルからオフセットされる原因となった問題が修正されました。
TW-73902
フレキシブルコンテナのカスタムクラスを正しく更新できなかった問題が修正されました。
TW-73545
特定の名前フォーマットのメディアエンティティを Mashup Builder で認識できなかった問題が修正されました。
TW-73377
ナビゲーションウィジェットで、日本語文字を正しく表示できない問題が修正されました。
TW-73302
コレクションウィジェットが含まれているダイナミックパネルでのパディングの修正ができない問題が修正されました。
TW-73230
アップグレード後にレガシーウィジェットが表示されない問題が修正されました。
TW-72883
スタイルテーマを使用するときにグリッド内のセルの整列が機能しない問題が修正されました。
TW-72466
Mac でマッシュアップにアクセスする際にエラーがログに記録される問題が修正されました。
TW-72270
アドバンスグリッドを使用しているときに、ポップアップウィンドウの背後に日付ピッカーが表示される原因となった問題が修正されました。
TW-72205
Visible プロパティを選択したときにダッシュボードウィジェットが非表示のままになる問題が修正されました。
TW-72145
値が更新される前に変更イベントがトリガーされるという日時ピッカー Web コンポーネントの問題が修正されました。
TW-72112
定義式、バリデータ、またはサービスにバインドされたときに、JSON セッション変数が 'undefined' を返す原因となった問題が修正されました。
TW-72105
レスポンシブマッシュアップでプロパティを有効にすると、スクロールバーが自動的に追加される問題が修正されました。
TW-72013
リストウィジェットで、選択した行の値が前の選択から保持される原因となった問題が修正されました。
TW-72009
親タグにバインドされたカスタム CSS が子タグにも適用される問題が修正されました。
TW-71845
マッシュアップが閉じられた後、またはタブが Composer でフォーカスされていない場合に、自動再表示され続ける原因となった問題が修正されました。
TW-72305
ランタイムに日付の代わりに「日付でない」が表示される原因となった値表示ウィジェットでの問題が修正されました。
TW-71647
イベントを定義式サービスにバインドする際に追加のバインドが作成される問題が修正されました。
TW-71193
特殊文字が HTML としてエンコードされる原因となるアップロードウィジェットでの問題が修正されました。
TW-71072
アドバンスグリッドウィジェットでレコードの削除を妨げていた問題が修正されました。
TW-70997
コレクションウィジェットで、ダブルクリックが正しく機能しなかった問題が修正されました。
TW-70937
テキストフィールド Web コンポーネントウィジェットで、タブシーケンスが正しく機能しなかった問題が修正されました。
TW-70303
定義式からバインドされている場合に「無効」プロパティが変更できないという、ボタンウィジェットでの問題が修正されました。
TW-69883
StackSeries プロパティが true に設定されている場合、チャートウィジェットで正しく描画できない問題が修正されました。
TW-69412
二重大かっこ文字が疑問符の文字に変換されるという、テキストフィールドウィジェットとテキスト領域ウィジェットでの問題が修正されました。
TW-69149
エンティティ名にピリオドが含まれている場合、SourceURL が機能しなくなるという、イメージウィジェットでの問題が修正されました。
TW-69114
データフィルタウィジェットで、場所が Google マップ内に固定されない問題が修正されました。
TW-68977
スタイルを設定できないという値表示 Web コンポーネントでの問題が修正されました。
TW-68027
TargetMashup および TargetMashupType パラメータへのバインドが適用されないという、ナビゲーション Web コンポーネントでの問題が修正されました。
TW-67708
41px より小さいボタン幅が設定できない問題が修正されました。
TW-67124
ポップアップウィンドウに表示されている場合、ドロップダウンリストが閉じないという Web コンポーネントの問題が修正されました。
TW-65497
小さな解像度にズームしたときに、ポップアップのコンテンツが表示されない問題が修正されました。
TW-52677
既知の問題と制約事項
ThingWorx 9.0.0 には次の既知の問題と制約事項が存在します。
プラットフォーム
データベースと ThingworxMetric データシェイプとして InfluxDB を使用して おり、そのデータシェイプでデータテーブルやストリームなどのエンティティを作成した場合、これらは 9.0 で動作しない可能性があります。そのベースタイプが NUMBER から VARIANT に変更されています。したがって、これらのエンティティに同じフィールドを使用して、新しいデータシェイプを作成および使用する必要があります。
Mashup Builder
マッシュアップを移行した後、テキストフィールドウィジェットとテキスト領域ウィジェットでは、font-weight スタイルプロパティを使用して設定されたテキストスタイルは保持されません。ThingWorx 8.5 では、font-weight スタイルプロパティが、text-value の代わりにウィジェットの text-box の部分に誤ってリストされています。マッシュアップを 9.0 に移行すると、スタイルプロパティは表示されたままですが、ウィジェットには影響しません。スタイルをウィジェットテキストに適用するには、text-value の部分の下にスタイルプロパティを設定します。新規マッシュアップを作成する際、「スタイルプロパティ」パネルの text-value の部分の下にスタイルプロパティが正しくリストされます。
マッシュアップを 9.0 に移行する際に、テキストフィールドウィジェットの Value プロパティが、「プロパティ」パネルのリストから除去されます。このプロパティは廃止予定になっており、それに対するすべてのバインドが除去されます。これは、ウィジェットのプロパティが使用されているすべてのマッシュアップに影響します。この問題を回避するには、代わりに Text プロパティを使用してバインドを再作成します。
マッシュアップおよびスタイルテーマエンティティの「カスタム CSS」タブで、lint が有効になっている場合、CSS 変数が構文エラーとして誤ってハイライトされます。これらの変数は、スタイルテーマを適用可能なウィジェットのスタイルを設定するために使用されます。この問題を回避するには、エディタで lint を無効にするか、警告メッセージを無視してエンティティに対する変更を保存します。CSS 変数は、ランタイムにウィジェットに適用されます。
サポート終了情報
サポート終了情報
このリリースの ThingWorx の幅広い製品レビューの一環として、PTC は、市場での導入が限られていることと、ThingWorx プラットフォームのセキュリティ強化の継続的な取り組みにより、さまざまな機能を除去しています。ThingWorx 9.0 では、次の機能がサポートされなくなりました。
Composer の「ドキュメンテーション」フィールドでリッチテキストを使用できる機能 (既存のリッチテキストは無変換の HTML として表示されます)。
Mashup Builder のブログと Wiki でリッチテキストを使用できる機能 (既存のリッチテキストは無変換の HTML として表示されます)。
マッシュアップ内の HTML テキストを編集できる機能。ThingWorx ユーザーは、編集することなく HTML コンテンツを表示できます。コンテンツはサニタイズされ、サポートされている HTML タグを使用して適切な形式になっているはずです。
Query Microservice はサポートされなくなりました。
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