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ThingWorx Flow のアップグレード
ThingWorx Flow インストーラがマシンで ThingWorx Flow の新規インストールを検出した場合、ThingWorx Flow の自動アップグレードが案内されます。この自動アップグレードプロセスは ThingWorx Flow 8.5.x 以降の新規インストールからサポートされています。
このアップグレードインストーラを使用して、8.4.x の新規インストールからアップグレードすることはできません。ThingWorx Flow を 8.4.x の新規インストールから 8.5.x のバージョンに手動でアップグレードした場合でも、この自動アップグレードインストーラは使用できません。この場合、ThingWorx Flow のマイグレーションを実行する必要があります。
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ThingWorx Flow を Red Hat Enterprise Linux にインストールしている場合に、ThingWorx Flow 9.1 または 9.0.2 以降にアップグレードするには、ThingWorx Flow をアップグレードする前に RHEL のバージョンを 8.2 にアップグレードする必要があります。
ThingWorx Foundation のアップグレードに関する考慮事項
ThingWorx 9.3.5 以降および ThingWorx 9.2.9 以降で、ThingWorx Flow バージョンに一致しない ThingWorx Foundation をアップグレードする場合は、次の手順に従います。
1. ThingWorx FoundationThingWorx Flow を同じバージョンにアップグレードします。
2. ThingWorx Foundation を最新バージョンにアップグレードします。
たとえば、ThingWorx Foundation をバージョン 9.3.8 にアップグレードするには、ThingWorx FoundationThingWorx Flow をバージョン 9.3.7 にアップグレードしてから、ThingWorx Foundation を 9.3.8 にアップグレードします。
必要条件
ThingWorx Flow をアップグレードする前に、以下の必要条件を満たしていることを確認してください。
お使いのデータベースをバックアップします。インストーラはデータベースのバックアップを実行しません。
ThingWorx Flow データベースのログインユーザー名とパスワードを確認します。
ThingWorx Flow のアップグレード先バージョンに ThingWorx Foundation をアップグレードします。
ThingWorx Flow 8.5.0、8.5.1、8.5.2、または 8.5.3 がある場合、ThingWorx Upgrade Ready ユーティリティを実行します。
ThingWorx Flow 8.5.0、8.5.1、8.5.2、または 8.5.3 を ThingWorx Foundation 以外のマシンにインストールしている場合、ThingWorxFoundation.xml ファイルを ThingWorx Foundation マシンの以下の場所から ThingWorx Flow マシンの同じ場所にコピーします。
Windows: <Users\username フォルダへのパス>\.ptc_ccif\ThingWorxFoundation.xml
Linux: ~/.ptc_ccif/ThingWorxFoundation.xml
ThingWorx Flow インストールフォルダが ThingWorx Flow サービス以外のアプリケーションによって使用されていてはなりません。
インストーラのダウンロード
お使いのオペレーティングシステムとデータベースの組み合わせに応じて、PTC サポートサイトから適切な ThingWorx Flow インストーラをダウンロードします。
PostgreSQL 用 ThingWorx Flow インストーラ - 「ソフトウェアのダウンロード」 > 「ソフトウェアアップデートのご注文またはダウンロード」 > 「ThingWorx Foundation」 > 「Release <n.n.n> > 「ThingWorx PostgreSQL」 > 「最新の製造コード」
Microsoft SQL Server 用 ThingWorx Flow インストーラ - 「ソフトウェアのダウンロード」 > 「ソフトウェアアップデートのご注文またはダウンロード」 > 「ThingWorx Foundation」 > 「Release <n.n.n> > 「ThingWorx Mssql」 > 「最新の製造コード」
ThingWorx Flow のインストールと ThingWorx Flow のアップグレードに使用するインストーラは同じです。ThingWorx Flow の新規インストールを実行するか ThingWorx Flow をアップグレードするかがインストーラによって検出されます。
アップグレードプロセス
お使いのデータベースに応じて、PostgreSQL 用 ThingWorx Flow インストーラまたは MSSQL 用 ThingWorx Flow インストーラを使用して、オペレーティングシステム上の ThingWorx Flow をアップグレードします。
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アップグレードの前に、次の点に注意してください。
Windows の場合、ThingWorx Flow のインストール中は一時的にアンチウイルスを無効にすることをお勧めします。
Red Hat Enterprise Linux の場合、ThingWorx Flow のインストールを開始する前に、/etc/yum/vars ディレクトリに releasever ファイルが存在しないことを確認してください。releasever ファイルが存在する場合は、そのファイルを除去します。このファイルを後で使用する必要がある場合、ThingWorx Flow のインストールが完了した後で、このファイルを /etc/yum/vars ディレクトリにコピーできます。
インストールツールを開く
1. ThingWorx Flow をインストールするシステムに管理者としてログインします。
2. ダウンロードしたインストールパッケージに従って、ダウンロードを解凍してインストーラファイルを開きます。
Windows の場合、管理者としてインストールツールを実行します。
Linux の場合、root ユーザーとしてインストールツールを実行します。
ThingWorx Flow へようこそ
ThingWorx Flow をアップグレードすることがインストーラによって検出された後、「次へ」をクリックします。
アップグレードの準備
アップグレードのすべての必要条件を設定したことを確認した後、「次へ」をクリックします。
PostgreSQL 接続情報/SQL Server 接続情報
1. 既存の ThingWorx Flow データベースに接続するには、以下の詳細を入力します。
「ThingWorx Flow データベースログインユーザー名」 - PostgreSQL/SQL Server データベース所有者のユーザー名を入力します。
「ThingWorx Flow データベースログインパスワード」 - PostgreSQL/SQL Server データベース所有者のパスワードを入力します。
2. 「次へ」をクリックします。
(オプション) カスタムコネクタの展開
1. 「カスタムコネクタをデプロイ」チェックボックスをオンにします。
2. 「カスタムコネクタのルートディレクトリへのパス」で、カスタムコネクタのルートディレクトリへのパスを指定するか、複数のカスタムコネクタがある場合、その親フォルダを指定します。
インストール情報
この画面には、既存の ThingWorx Flow インストールに関する情報が表示されます。
1. 既存のインストールに関する情報を確認します。
2. 変更する必要がある場合は、「戻る」をクリックします。準備が整ったら、「次へ」をクリックします。
アップグレードの開始
この画面には、ThingWorx Flow のアップグレードに関する情報が表示されます。
1. アップグレードに関する情報を確認します。
2. 変更する必要がある場合は、「戻る」をクリックします。準備が整ったら、「次へ」をクリックします。
ホストのハードウェアコンフィギュレーションに応じて、セットアップ全体で約 20 分かかります。
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アップグレードの最終段階で、コンソールウィンドウが開きます。コンソールウィンドウを閉じたり右クリックしたりしないでください。アップグレードが完了した後、このウィンドウは自動的に閉じます。
3. 「終了」をクリックしてインストールウィンドウを閉じます。
ThingWorx Flow のアップグレードに成功しました。
検証とテスト
ThingWorx Flow が正しくアップグレードされたことを確認するには、管理者としてコマンドプロンプトを起動し、次のコマンドを実行します。
pm2 ls
以下の ThingWorx Flow コンポーネントのステータスが 'online' でなければなりません。
flow-api
flow-engine
flow-exchange
flow-lookup
flow-oauth-server
flow-trigger
RabbitMQ/rabbitmq.serviceThingWorx-Foundationthingworxflow.exe/ThingWorx-Flow および ThingWorxFlowNginx/nginx サービスが実行中であることを確認します。
ThingWorx Foundation および ThingWorx Flow で機能をテストして、予想どおりに動作していることを確認します。ThingWorx Composer およびワークフローエディタで、ワークフローを作成できることを確認します。たとえば、次のタスクを実行できます。
ThingWorx Flow ダッシュボードにログインする。ThingWorx Flow および ThingWorx Composer にアクセスする方法については、ThingWorx Flow および ThingWorx Composer へのアクセスを参照してください。
使用するサービスまたはユーティリティごとにコネクタを作成します。
トラブルシューティング
ThingWorx Flow のアップグレード中またはアップグレード後に問題が発生した場合は、インストールに関するトラブルシューティングを参照してください。
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