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コネクタの作成と管理
コネクタはアカウント所有者によって付与され、ThingWorx Flow サーバーがサードパーティのサービスまたはユーティリティの機能にアクセスすることを承認します。これにより、操作とトリガーは、外部システムのデータにアクセスできるようになります。
各コネクタは、それを作成したユーザーによって所有されます。デフォルトでは、作成者だけがコネクタを表示、使用、編集、削除できます。管理者ユーザーと管理者グループのメンバーは、別のユーザーが作成したプライベートなコネクタを表示、使用、編集、削除することはできません。ただし、ユーザーがコネクタを共有している場合、すべての ThingWorx Flow ユーザーがそのコネクタを使用できます。ただし、ほかの ThingWorx Flow ユーザーがそのコネクタを表示、編集、削除することはできません。
1 つのサービスに作成可能なコネクタの数に制限はありません。
コネクタの名前は、コネクタタイプにかかわらず、すべてのサービスで一意でなければなりません。
コネクタタイプ
コネクタタイプは、ThingWorx Flow がサードパーティのサービスまたはユーティリティに接続する方法を定義します。開発者はコネクタタイプを自由に定義できますが、ThingWorx Flow で一般的にサポートされているコネクタタイプを以下のリストに示します。
なし - 匿名アクセス。
基本 - ユーザー ID とパスワードの形式の、アカウント資格証明。
トークン - 特定のアカウントのアクセストークン。
アプリケーションキー - 特定のアカウントのアプリケーションキー。
一方向 SSL および双方向 SSL - サードパーティサービスと ThingWorx サーバー間の共有の SSL 証明書が認証に使用されます。
OAuth - Open Authorization (OAuth) の認証/承認規格を使用して認証を行います。ThingWorx Flow では、次の OAuth コネクタタイプがサポートされています。
OAuth (名前付きユーザー)
OAuth (セッションユーザー)
次の表は、名前付きユーザーとセッションユーザーの OAuth コネクタにおける主な違いを示しています。
OAuth (名前付きユーザー)
OAuth (セッションユーザー)
指定された一連のアカウント資格証明のみを使用して、このコネクタに関連付けられている操作を実行する場合には、OAuth (名前付きユーザー) コネクタを作成します。
ワークフローの作成時と同じ資格証明を使用して、ほかのユーザーがワークフローを実行できるようにするには、次の手順に従います。
1. OAuth (名前付きユーザー) コネクタを作成します。
2. このコネクタを共有します。
ほかのユーザーが自分のアカウント資格証明を使用して、このコネクタに関連付けられている操作を実行できるようにするには、OAuth (セッションユーザー) コネクタを作成します。これを有効にするには、次の手順に従います。
1. OAuth (セッションユーザー) コネクタを作成します。
2. このコネクタを共有します。
システムにログインする ThingWorx Flow ユーザーは、各自の資格証明のセットを入力する必要があり、また、OAuth (セッションユーザー) コネクタを使用する各サードパーティサービスまたはユーティリティへのアクセス権を付与する必要があります。
このコネクタを共有すると、ほかの ThingWorx Flow ユーザーが、このコネクタに関連付けられているワークフローを実行できるようになります。
このコネクタを共有しない場合、ほかのユーザーは、これを使用してこのコネクタによるワークフローを実行できません。
このコネクタを共有すると、ほかの ThingWorx Flow ユーザーが、各自のアカウント資格証明を使用してワークフローを実行できるようになります。
このコネクタを共有しない場合は、OAuth (名前付きユーザー) コネクタと同じように機能します。
OAuth (名前付きユーザー) コネクタは、トリガーまたはユーザーによって開始されるワークフローのすべての操作で使用できます。
OAuth (セッションユーザー) コネクタは、ユーザーによって開始されるすべてのワークフローで使用できます。ただし、OAuth (セッションユーザー) コネクタは、トリガーによって開始されるワークフローの操作には使用できません。
OAuth (名前付きユーザー) コネクタを使用して、ポーリングトリガーWebhook トリガーを作成および編集できます。
OAuth (セッションユーザー) コネクタを使用して、Webhook トリガーを作成および編集できます。ただし、OAuth (セッションユーザー) コネクタを使用してポーリングトリガーを作成することはできません。
コネクタの作成
コネクタを作成するには、次のいずれかのオプションを使用します。
ThingWorx Flow ダッシュボードから
ThingWorx Flow ダッシュボードからコネクタを作成するには、次の手順に従います。
1. ThingWorx Flow ダッシュボードで、「コネクタ」をクリックし、 をクリックします。
2. 「コネクタを追加」ウィンドウで、追加するコネクタをサーチするか、 をクリックして、サポートされているタイプによってコネクタをフィルタします。
3. 追加するコネクタを選択して、サポートされているコネクタタイプを表示します。
4. 追加するコネクタタイプを選択します。
たとえば、「Windchill 基本」コネクタタイプを選択するには、「サーチ」フィールドで Windchill をサーチし、 をクリックして、「Windchill 基本」を選択します。
次の図に、手順 2、3、4 を示します。
5. 選択したコネクタタイプに応じて、資格証明を入力するか、次のポップアップでサードパーティシステムにログインするための適切なアクセスを付与して、「追加」をクリックします。
コネクタが追加された後は、任意の操作またはトリガーでそれを使用できます。
ワークフローエディタから
ワークフローエディタからコネクタを作成するには、次の手順に従います。
1. コネクタの下の任意の操作をキャンバスにドラッグし、この操作にマウスポインタを合わせて をクリックするか、この操作をダブルクリックします。
2. 「コネクタタイプ」で、作成するコネクタタイプを選択します。
3. 「コネクタ名」のドロップダウンリストで、次のいずれかの関連オプションを選択します。
「新規追加」
新規ログインを追加 - 名前付きユーザー
新規ログインを追加 - セッションユーザー
たとえば、「Windchill 基本」コネクタタイプを選択するには、「コネクタタイプ」「Windchill 基本」を選択し、「Windchill 基本」リストで「新規追加」を選択します。
4. 選択したコネクタタイプに応じて、資格証明を入力するか、次のポップアップでサードパーティシステムにログインするための適切なアクセスを付与して、「追加」をクリックします。
コネクタが追加された後は、任意の操作またはトリガーでそれを使用できます。
コネクタの管理
次のいずれかの方法で、コネクタを管理できます。
ThingWorx Flow ダッシュボードからは、ThingWorx Flow システム内の任意のコネクタをテスト、編集、共有、削除、または切り替えできます。
コネクタタイプの管理の詳細については、ThingWorx Flow ダッシュボードでのコネクタの管理を参照してください。
「ワークフロー設定」ページで、特定のワークフローで使用されるコネクタを表示および除去します。
詳細については、「ワークフロー設定」ウィンドウでのコネクタの管理を参照してください。
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