照会によってエンティティを取得
照会に基づいてエンティティのメタデータ詳細を取得するには、「照会によってエンティティを取得」操作を使用します。Windchill オブジェクトの名前または番号を指定してそのメタデータを取得できます。
ワークフローで「照会によってエンティティを取得」操作を使用するには、次の手順を完了します。
1. 「Windchill」の下の「照会によってエンティティを取得」操作をキャンバスにドラッグし、この操作にマウスポインタを合わせて をクリックするか、この操作をダブルクリックします。「照会によってエンティティを取得」ウィンドウが開きます。
2. 必要に応じて、「ラベル」を編集します。デフォルトでは、ラベル名は操作名と同じです。
3. Windchill コネクタタイプを追加するには、サポートされている Windchill コネクタタイプを参照してください。
以前にコネクタタイプを追加した場合は、該当する「コネクタタイプ」を選択し、「コネクタ名」でコネクタを選択します。
4. 「テスト」をクリックしてこのコネクタを検証します。
5. 「マップコネクタ」をクリックして、入力フィールドの設定に使用しているコネクタとは異なるコネクタを使用して操作を実行します。「ランタイムコネクタ」フィールドに、有効な Windchill コネクタ名を入力します。「マップコネクタ」の詳細については、マップコネクタの使用を参照してください。
6. 「エンティティタイプ」リストで、適切なエンティティタイプを選択します。
7. 「クエリータイプ」リストのオプションを使用して、出力に含めるオブジェクトプロパティに基づいて出力をフィルタします。
エンティティの戻り値のタイプに応じて、クエリーには次のパラメータがあります。
単一オブジェクト - 「プロパティを選択」「関連アイテムを追加」
オブジェクトのコレクション - 「フィルタ」「プロパティを選択」「関連アイテムを追加」「制限」「スキップ」
「クエリータイプ」リストで、フォームベースのクエリー離散クエリー、または直接入力クエリーを選択して、クエリーパラメータを入力します。
「フォームベースのクエリー」
a. (オブジェクトのコレクションでのみ使用可能) 「フィルタ」グループで、次の操作を行います。
a. 「結合手段」リストで、フィルタ条件を結合する論理演算子を選択します。デフォルト値は「and」です。
b. 「フィルタ条件」で、「追加」をクリックしてフィルタを追加します。
「プロパティ」 - プロパティを選択します。
「一致条件」 - 条件を選択します。条件は、文字列やブールなど、選択したプロパティのタイプによって異なります。
「値」 - プロパティの値を入力します。
複数のフィルタを追加するには、「追加」をクリックします。追加したフィルタを削除するには、 をクリックします。
同じプロパティを追加して「結合手段」リストで「AND」を選択した場合、それらの属性は「OR」演算子によって結合されます。
b. 「プロパティを選択」「追加」をクリックし、「プロパティ」リストで、値を取得するプロパティを選択します。
複数のプロパティを追加するには、「追加」をクリックします。追加したプロパティを削除するには、 をクリックします。
デフォルトでは、'キー' プロパティの値が出力で取得されます。
c. 「関連アイテムを追加」「追加」をクリックし、「関連アイテム」リストで、値を取得する関連アイテムを選択します。
複数の関連アイテムを追加するには、「追加」をクリックします。追加した関連アイテムを削除するには、 をクリックします。
NavigationProperty としてマークされているプロパティは、「関連アイテム」として分類されます。
d. (オブジェクトのコレクションでのみ使用可能) 「制限」フィールドに、出力を一定数のエンティティに制限するための値を入力します。
e. (オブジェクトのコレクションでのみ使用可能) 「スキップ」フィールドに、スキップするリソースの数を入力します。
f. 「並べ替え基準」グループで、以下の操作を行います。
「属性を選択」リストで、属性を選択します。
「順序」リストで、「昇順」または「降順」を選択します。
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複雑なタイプ属性から、列挙タイプ属性のみが検索によって順番に表示されます。
「離散クエリー」
a. (オブジェクトのコレクションでのみ使用可能) 「フィルタ」フィールドで、OData フィルタ基準を propertyName operator 'value' [and | or | not]... フォーマットで指定します。
たとえば、number eq '0000222341' または name eq 'PTC' または startswith(name, 'PTC')
b. 「プロパティを選択」フィールドで、プロパティ名のコンマ区切りリストを提供する OData 選択式を指定します。
デフォルトでは、'キー' プロパティの値が出力で取得されます。
c. 「関連アイテムを追加」フィールドで、関連アイテムのコンマ区切りリストを提供する OData 選択式を指定します。
NavigationProperty としてマークされているプロパティは、「関連アイテム」として分類されます。
d. (オブジェクトのコレクションでのみ使用可能) 「制限」フィールドに、取得するサーチ結果の数を入力します。
e. (オブジェクトのコレクションでのみ使用可能) 「スキップ」フィールドに、サーチ結果から上位何件の結果をスキップするかを入力します。
f. 「並べ替え基準」フィールドに、OData orderBy の定義式を propertyName [asc | desc] フォーマットで入力します。
「直接入力クエリー」
「クエリー」フィールドで、OData 照会定義式を指定します。
例: $select=name,number&$expand=context&$top=2&$skip=1&$orderby=name asc&$filter=name eq 'PTC'
デフォルトでは、'キー' プロパティの値が出力で取得されます。
NavigationProperty としてマークされているプロパティは、「関連アイテム」として分類されます。
エンティティの戻り値のタイプに応じて、クエリー定義式でフィルタ、制限、スキップのパラメータを指定できます。
8. 「追加のフィールドを表示」をクリックして、追加のフィールドを表示します。
「OData アノテーションを取得」で、「真」を選択して OData アノテーションを出力に含めます。デフォルト値は「偽」です。
9. 「完了」をクリックします。
出力スキーマ
「照会によってエンティティを取得」操作の出力スキーマは、動的スキーマです。これは、「エンティティタイプ」「プロパティ」「関連アイテム」フィールドで選択した値に従って変更されます。
「フォームベースのクエリー」を選択してクエリーパラメータを指定した場合、出力スキーマには選択したプロパティの詳細のみが提供されます。
「離散クエリー」または「直接入力クエリー」を選択した場合、出力スキーマには返されたオブジェクトのすべてのプロパティが含まれますが、選択したプロパティの値のみが提供されます。
出力スキーマは、選択したエンティティタイプのオブジェクトと、Windchill OID をコンマで区切った識別子リストから成る配列を含みます。次の図にデフォルトの出力スキーマを示します。
「エンティティタイプ」Parts を選択した場合、出力スキーマは次の図のようになります。
「エンティティタイプ」Parts を選択し、「プロパティ」AssemblyMode に設定した場合、出力スキーマは次の図のようになります。
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AssemblyMode の場合、この操作は { "Value": "separable", "Display": "Separable" } などの値を返します。Value フィールドのみをマッピングする場合、マッピングを次のように更新します。
{{$a0.Results[0].AssemblyMode.Value}}
「エンティティタイプ」Parts を選択し、「プロパティ」AssemblyMode に設定し、「関連アイテム」Folder に設定した場合、出力スキーマは次の図のようになります。
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