プロパティを取得
「プロパティを取得」操作は、SAP システム内の指定したエンティティセットから OData エンティティのプロパティを取得するときに使用します。
ワークフローで「プロパティを取得」操作を使用するには、次の手順を完了します。
1. 「SAP OData」の下の「プロパティを取得」操作をキャンバスにドラッグし、この操作にマウスポインタを合わせて をクリックするか、この操作をダブルクリックします。「プロパティを取得」ウィンドウが開きます。
2. 必要に応じて、「ラベル」を編集します。デフォルトでは、ラベル名は操作名と同じです。
3. SAP OData コネクタタイプを追加するには、サポートされている SAP OData コネクタタイプを参照してください。
コネクタタイプを事前に追加している場合、該当する「コネクタタイプ」を選択し、「コネクタ名」でコネクタ名を選択します。
4. 「テスト」をクリックしてこのコネクタを検証します。
5. 「マップコネクタ」をクリックして、入力フィールドの設定に使用しているコネクタとは異なるコネクタを使用して操作を実行します。「ランタイムコネクタ」フィールドに、有効な SAP OData コネクタ名を入力します。「マップコネクタ」の詳細については、マップコネクタの使用を参照してください。
6. 「関連メタデータ URL」フィールドに、接続で指定したホストとポートを基準にしたメタデータ URL を入力します。
7. 「次で検索」リストで、次のいずれかを選択します。
選択 - フォームにリストされている個々のフィールドの入力を指定するには、「選択」を選択します。
「選択」は、特定のエンティティタイプの識別子を使用でき、その詳細をフェッチする操作に識別子を指定可能な場合に使用します。
クエリー - 1 つのクエリーを指定するには、「クエリー」を選択します。
「クエリー」は、追加のフィルタ基準を適用して OData エンティティのプロパティを取得するときに使用します。
「次で検索」リストで「選択」を選択した場合
a. 「エンティティセット」リストで、エンティティセットを選択します。
b. 「エンティティ識別子」フィールドに、エンティティ識別子をコンマで区切って入力します。
* 
1 つのプロパティによる 1 つのエンティティ識別子の場合は、Property1Value1 または [Property1Value1] を指定します。
複数のプロパティによる 1 つのエンティティ識別子の場合は、[Property1Value1,Property2Value1,Property3Value1] を指定します。
複数のプロパティ値は、サービスメタデータのドキュメントで指定されているものと同じ順序で指定する必要があります。
1 つのプロパティによる複数の識別子の場合、Property1Value1,Property1Value2,Property1Value3 または [Property1Value1],[Property1Value2],[Property1Value3] を指定します。
複数のプロパティによる複数の識別子の場合は、[Property1Value1,Property2Value1],[Property1Value2,Property2Value2] を指定します。
複数のプロパティ値は、サービスメタデータのドキュメントで指定されているものと同じ順序で指定する必要があります。
c. 「クエリータイプ」リストで、次のいずれかのオプションを選択して、次の操作を行います。
フォームベースのクエリー
a. 「属性を選択」「追加」をクリックし、「属性」リストで、値を取得するプロパティを選択します。
複数の属性を追加するには、「追加」をクリックします。追加した属性を削除するには、 をクリックします。
'キー' プロパティの値も出力で取得されます。
b. 「関連アイテムを追加」「追加」をクリックし、「関連アイテム」リストで、値を取得する関連アイテムを選択します。
複数の関連アイテムを追加するには、「追加」をクリックします。追加した関連アイテムを削除するには、 をクリックします。
NavigationProperty としてマークされているプロパティは、「関連アイテム」として分類されます。
「離散クエリー」
a. 「属性を選択」フィールドで、プロパティ名のコンマ区切りリストを提供する OData 選択式を指定します。
'キー' プロパティの値も出力で取得されます。
b. 「関連アイテムを追加」フィールドで、関連アイテムのコンマ区切りリストを提供する OData 選択式を指定します。
NavigationProperty としてマークされているプロパティは、「関連アイテム」として分類されます。
「直接入力クエリー」
「クエリー」フィールドで、OData 照会定義式を指定します。
$select=name,number&$expand=context&$top=2&$skip=1&$orderby=name asc&$filter=name eq 'PTC'
SAP ではシステムクエリーオプション $count はサポートされていません。
'キー' プロパティの値も出力で取得されます。
NavigationProperty としてマークされているプロパティは、「関連アイテム」として分類されます。
または
「次で検索」リストで「クエリー」を選択した場合
a. 「エンティティセット」リストで、エンティティセットを選択します。
b. 「クエリータイプ」リストで、次のいずれかのオプションを選択して、次の操作を行います。
フォームベースのクエリー
a. 「結合手段」リストで、フィルタ条件を結合する論理演算子を選択します。デフォルト値は「and」です。
b. 「追加」をクリックしてフィルタを追加します。
「プロパティ」 - サーチするプロパティを選択します。
「条件」 - 条件を選択します。条件は、文字列やブールなど、選択したプロパティのタイプによって異なります。
「プロパティ値」 - プロパティの値を入力します。
複数のフィルタを追加するには、「追加」をクリックします。追加したフィルタを削除するには、 をクリックします。
c. 「属性を選択」「追加」をクリックし、「属性」リストで、値を取得するプロパティを選択します。
複数の属性を追加するには、「追加」をクリックします。追加した属性を削除するには、 をクリックします。
'キー' プロパティの値も出力で取得されます。
d. 「関連アイテムを追加」「追加」をクリックし、「関連アイテム」リストで、値を取得する関連アイテムを選択します。
複数の関連アイテムを追加するには、「追加」をクリックします。追加した関連アイテムを削除するには、 をクリックします。
NavigationProperty としてマークされているプロパティは、「関連アイテム」として分類されます。
e. 「並べ替え基準」グループで、結果の「順序」の基準となる「属性」を選択します。
f. 「制限」フィールドに、出力を一定数のエンティティに制限するための値を入力します。
g. 「スキップ」フィールドに、スキップするリソースの数を入力します。
「離散クエリー」
a. 「フィルタ」フィールドで、OData フィルタ基準を propertyName operator 'value' [and | or | not]... フォーマットで指定します。
たとえば、number eq '0000222341' または name eq 'PTC' または startswith(name, 'PTC')
b. 「属性を選択」フィールドで、プロパティ名のコンマ区切りリストを提供する OData 選択式を指定します。
'キー' プロパティの値も出力で取得されます。
c. 「関連アイテムを追加」フィールドで、関連アイテムのコンマ区切りリストを提供する OData 選択式を指定します。
NavigationProperty としてマークされているプロパティは、「関連アイテム」として分類されます。
d. 「並べ替え基準」フィールドに、OData orderBy の定義式を propertyName [asc | desc] フォーマットで入力します。
e. 「制限」フィールドに、出力を一定数のエンティティに制限するための値を入力します。
f. 「スキップ」フィールドに、スキップするリソースの数を入力します。
「直接入力クエリー」
「クエリー」フィールドで、OData 照会定義式を指定します。
例: $select=name,number&$expand=context&$top=2&$skip=1&$orderby=name asc&$filter=name eq 'PTC'
SAP ではシステムクエリーオプション $count はサポートされていません。
'キー' プロパティの値も出力で取得されます。
NavigationProperty としてマークされているプロパティは、「関連アイテム」として分類されます。
8. 「完了」をクリックします。
出力スキーマ
「プロパティを取得」操作は、選択したエンティティセットに基づいて、動的な出力スキーマを返します。
「フォームベースのクエリー」を選択してクエリーパラメータを指定した場合、出力スキーマには選択したプロパティの詳細のみが提供されます。
「離散クエリー」または「直接入力クエリー」を選択した場合、出力スキーマには返されたオブジェクトのすべてのプロパティが含まれますが、選択したプロパティの値のみが提供されます。
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