カスタマイズの概要
Creo Elements/Direct Model Manager では、従来よりも簡単にカスタマイズを作成して配布できます。新しいビルドおよびパッケージツールによって、カスタマイズと拡張の作成/配布プロセスが簡略化されています。
詳細情報:
XML 設定
extends 文節により XML 設定が大幅に簡略化され、またエラーの数も大幅に削減されたことから、ご使用のカスタマイズを変更してこのアプローチを採用することをお勧めします。
一部の XML タグが追加され、また、一部の XML タグが削除されました。既存の XML 設定も Creo Elements/Direct Model Manager 20.7 で利用できます。
詳細情報
方法
Java カスタマイズ
前提条件
Java プログラミングの経験をすでに有しており、以下の内容を十分に理解していることが前提条件とります。
オブジェクト指向のプログラミングの概念
Java コードを理解し、記述する能力
非 GUI Java クラスに精通していること
また、以下に示す項目も必要です。
Creo Elements/Direct Manager Server (以前の OneSpace Manager または Work Manager) について十分に理解していること
Creo Elements/Direct Model Manager、Creo Elements/Direct Drawing Manager、Creo Elements/Direct Manager Server Client の使用方法についての知識
Creo Elements/Direct Model Manager は、Java コードを拡張することでカスタマイズできます。Java ソースコードが提供されているため、Creo Elements/Direct Model Manager のコードを変更することもできますが、コードに対して加えた変更が次回以降のリリースでサポートされず、動作しなくなる可能性があります。
Project Data Manager 用に開発されたものも含め、既存のビジネスロジックのカスタマイズのほとんどは、Creo Elements/Direct Model Manager 20.7 でもそのまま機能します。
CoCreate Model Manager 13.20 で属性ビジネスオブジェクトの処理が変更されたため、一部のカスタマイズは正しく機能しない可能性があります。属性ビジネスオブジェクトが呼び出されると、Creo Elements/Direct Model Manager は該当する属性のインスタンスにその属性ビジネスオブジェクトが存在するかどうかをチェックします。存在する場合、Creo Elements/Direct Model Manager はビジネスオブジェクトの setValue メソッドを呼び出し、該当のビジネスオブジェクトに値を設定して、そのビジネスオブジェクトのインスタンスを返します。以前のリリースでは、Creo Elements/Direct Model Manager は新規のビジネスオブジェクトをそのつど作成し、コンストラクタに値を渡していました。つまり、setValue メソッドを NULL 値で呼び出せるようになりました。属性ビジネスオブジェクトを再利用することにより、パフォーマンスが向上します。
Java ベースのユーザインターフェイスのカスタマイズはサポートされていません。このため、これらのカスタマイズは、新しい Creo Elements/Direct Model Manager ユーザインターフェイスでは正しく機能しません。
詳細情報:
Creo Elements/Direct Manager Server のメインドキュメントページにある Java API の相違点を参照してください。
Connectivity API
Connectivity API は変更されていないため、統合は従来どおり機能します。
Connectivity API は CoCreate Model Manager 2005 で廃止されました。Creo Elements/Direct では、データベースに新しい機能を組み込む際は、Web サービスを使用して実装してください。
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