リリースプロセスの設定
リリース プロセスは、ユーザ/グループ、ACL、および状態を組み合わせて、新規作成から製造までのデータ フローのパターンを生成します。データへのアクセスを試みるたびに、Creo Elements/Direct Model Manager は ACL をチェックして、現在の状態で、ユーザがデータに対してどのような操作を実行する権限を持っているかを調べます。下図に、デフォルトのプロセスを示します。
リリース プロセスを実装するには、次の 3 通りの方法があります。
1. カスタム xml ファイルに <ChangeStateAction> が存在しない場合、デフォルトでは、
◦ 親アセンブリの状態を子の状態とは関係なく変更できます。
◦ オブジェクトを複数選択して、まとめて状態を変更できます。すべてのオブジェクトが共有する状態に移動できます。
上記のデフォルトの状態フローは DT_STATEFLOW (DT_状態フロー) データベース クラスに定義されています。
2. カスタム xml ファイルに <ChangeStateAction> が含まれていて、リリースプロセスのカスタマイズを行わない場合は、
◦ Creo Elements/Direct Model Manager は、状態および優先順位を決める <ReleaseProcess> 定義を wmconf.xml から取得して使用します (上図および DMReleaseProcess と DTReleaseProcess を参照)。<Index> タグの値 (<StateOrders> 定義内) により状態の優先順位が定義されます。
◦ 親アセンブリより進んだ状態、または上位の状態の子アセンブリが存在する場合のみ、親アセンブリの状態を進めることができます。
3. カスタム xml ファイルに <ChangeStateAction> が含まれる場合は、以下のタグを使用して <ReleaseProcess> をカスタマイズできます。
◦ <AutoReleaseDrawing>
◦ <CheckDrawing>
◦ <ReleaseLevel>
◦ <StateAfterRelease>
◦ <StateOrders>
▪ <Index>
▪ <Type>
状態を追加または削除するには、DT_STATEFLOW データベースクラスおよびカスタム xml ファイルに適切な変更を加える必要があります。