バージョンの定義
Creo Elements/Direct Model Manager は、Major_Rev および Minor_Rev の 2 つの値の連結 (ピリオドで区切られる) を基にした VERSION 属性を付けてモデルを保存するよう設定されています。デフォルトの構成では、Major_Rev は「1」、「2」、「3」、「4」の順、Minor_Rev は「 」、「1」、「2」、「3」の順になっています。VERSION 属性にデフォルトで適用されるデータ辞書があり、VERSION 属性の初期設定および今後使用可能な値はこのデータ辞書によって制御されます。
MAJOR_REV および MINOR_REV は擬似属性であり、2 つのパートからなる VERSION を作成するために存在します。ただし、これらの値はデータベースには存在しません。MINOR_REV は、MAJOR_REV なしでは定義できません。MINOR_REV を定義しない場合、フィールドは MAJOR_REV の値のみで構成されます。
初期値およびその次の値を定義することにより、「A.00」、「A.01」、「A.02」、「B.00」、「B.01」、...、「Z.01」、「AA.00」といったパターンのバージョン文字列を作成でき、また、ユーザによる選択用の有効な選択肢のリストを提供できます。Java ビジネス ロジックを実装することで、これよりもさらに複雑なバージョン管理スキーマを作成することができます。これらの擬似属性の動作を制御するための、2 つの XML タグ (<InitialRev> および <SecondRev>) があります。
<InitialRev> および <SecondRev> の値には、「-」(空の場合)、数字、または文字 (大文字あるいは小文字) を使用できます。
MAJOR_REV または MINOR_REV に複数の <InitialRev> タグを定義すると、リストが自動的に作成されて、ユーザによる選択が可能になります。
<SecondRev> は、<InitialRev> が定義されている場合にのみ定義できます。
MAJOR_REV または MINOR_REV のいずれかに <NumericOnly> タグを使用すると、リストは数字のみに限定されます。
データ辞書と、互換性のない MAJOR_REV および MINOR_REV の値が定義される可能性があります。VERSION 領域で予期しない動作が見られた場合は、データ辞書の設定、MAJOR_REV および MINOR_REV の設定、<InitialRev> の値をチェックしてください。
MAJOR_REV 属性への定義が可能な例を、以下に示します。
<Attribute>
MAJOR_REV
<DisplayName catalog="model" msg_num="957">Major Rev</DisplayName>
<AttributeEditorClass>com.osm.datamgmt.editor.MajorRevAttributeEditor</AttributeEditorClass>
<Visible>true</Visible>
<IncludeInLayoutManager>true</IncludeInLayoutManager>
<Searchable>false</Searchable>
<InitialRev>1</InitialRev>
<InitialRev>01</InitialRev>
<InitialRev>A</InitialRev>
</Attribute>
MINOR_REV 属性への定義が可能な例を、以下に示します。
<Attribute>
MINOR_REV
<DisplayName catalog="model" msg_num="958">Minor Rev</DisplayName>
<AttributeEditorClass>com.osm.datamgmt.editor.MinorRevAttributeEditor</AttributeEditorClass>
<Visible>true</Visible>
<IncludeInLayoutManager>true</IncludeInLayoutManager>
<Searchable>false</Searchable>
</Attribute>
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