表示メニューの紹介

「表示」メニューのコマンドで、編集ウィンドウの外観をカスタマイズします。また、生成テキスト、テキストエンティティ、およびファイルエンティティを読みやすいテキストまたはマークアップアイコンとして表示することもできます。

「表示」の環境設定を行うには、「ツール」 > 「環境設定」を選択し、「表示」カテゴリを選択します。「表示」メニューには以下のオプションがあります。

• 「エレメントコンテンツを折りたたみ」と「エレメントコンテンツを展開」 - カーソル位置のエレメントのコンテンツを折りたたみまたは展開します。展開されたエンティティタグのコンテンツ、および SGML コメントも折りたたみます。

• 「トピック名のコンテンツを折りたたみ」と「トピック名のコンテンツを展開」 - カーソル位置の DITA トピックのコンテンツを折りたたみまたは展開します。

• 「topicref のコンテンツを折りたたみ」と「topicref のコンテンツを展開」 - 選択した DITA トピック参照またはカーソル位置の DITA トピック参照のコンテンツを折りたたみまたは展開します。

この選択肢は DITA マップの編集時にのみ使用可能です。トピック参照を特殊化している場合は、特殊化されたトピック参照の名前が使用されます。たとえば、DITA BookMap の場合、このメニュー選択項目は「章コンテンツの折りたたみ」となります。

• 「division コンテンツを折りたたみ」と「division コンテンツを展開」 - カーソル位置のエレメントの親 (名前は division) セクションエレメントの構造を折りたたみます。カーソルが折りたたまれたセクション内にある場合、このメニュー選択項目はセクションを展開します。

• 「セクションの折りたたみ/展開」 - 「セクションの折りたたみ/展開」ダイアログボックスが表示され、文書コンテンツの展開または折りたたみに使用するセクションを選択できます。

• 「ビューの同期化」 - Arbortext Editor ウィンドウのペインにあるビューを同期します。フォーカスのないペインが、フォーカスのあるペインに同期化されます。

• 「属性の展開」 - 文書マップと列ビュー内の各エレメントに関連付けられた属性をすべて表示します。

◦ 「編集」 - 編集機能を備えたツールバーの表示/非表示を切り替えます。

◦ 「マークアップ」 - マークアップ操作機能を備えたツールバーの表示/非表示を切り替えます。

◦ 「表」 - 表操作機能を備えたツールバーの表示/非表示を切り替えます。

◦ 「アプリケーション」 - Arbortext XML DocBook 文書型固有の機能を備えたツールバーの表示/非表示を切り替えます。

◦ 「DITA マップ」 - DITA マップでエレメントを移動するためのツールバーの表示/非表示を切り替えます。

◦ 「拡大」コマンドは、フォーカスがあるペインのフォントサイズを大きくします。フォントサイズが、ステータスバーにパーセント表示されます。拡大は 500% まで可能です。

◦ 「縮小」コマンドは、フォーカスがあるペインのフォントサイズを小さくします。フォントサイズが、ステータスバーにパーセント表示されます。縮小は 40% まで可能です。

◦ 「表ルーラー」 - 行ルーラー、列ルーラー、および表アイコンを表示します。

◦ 「表のマークアップ」 - チェックボックスをオンにすると、表の構造が非表示になり、表の構造を規定するタグが表示されます。現在のタグ表示が全体 (「表示」 → 「タグ全体を表示」) または一部 (「表示」 → 「タグの一部を表示」) に設定されている場合、表の構造を定義するタグを表示できます。「表示」 → 「表のマークアップ」をオンにして、現在のタグ表示が「表示」 → 「タグを表示しない」に設定されている場合、表のコンテンツのみ表示され、タグは表示されません。

チェックボックスをオフにすると、表の構造を規定するタグは (現在のタグ表示に関係なく) 表示されず、表のグラフィカルな表示が編集ビューに表示されます。

◦ 「セルのタグ表示」

• 「テキストエンティティ」 - テキストエンティティの参照アイコンの表示を切り替えます。「テキストエンティティ」メニューアイテムをチェックすると、すべてのテキストエンティティが展開して、それらのテキストが表示されます。オフになっている場合、参照アイコンのみが表示されます。

• 「ファイルエンティティ」 - テキストエンティティの参照アイコンの表示を切り替えます。「ファイルエンティティ」をオンにすると、すべてのテキストエンティティが展開してテキストが表示されます。オフになっている場合、参照アイコンのみが表示されます。

• 「挿入されたオブジェクト」 - このメニューアイテムは、挿入されたオブジェクトの表示を切り替えます。「挿入されたオブジェクト」がオフの場合、カーソル位置にある挿入されたオブジェクトがマークアップ (URI およびフォールバックマークアップを含む) として表示されます。オンになっている場合、挿入されたすべてのオブジェクトは、元のファイルと同じように表示されます。

• 「コンテンツ参照」 - オンにすると、参照先のコンテンツが文書のコンテンツとして挿入されます。オフになっている場合、コンテンツは表示されません。

• 「グラフィック」 - グラフィックの表示を制御します。オンにすると、現在の文書内のグラフィックが編集ビューに表示されます。オフにすると、グラフィックは小さなグラフィックアイコンに置き換わります。この設定のデフォルト状態を変更するには、「ツール」 > 「環境設定」を選択し、「表示」カテゴリを選択します。「グラフィックをアイコンにする」の横のチェックボックスをオンにするか、オフにします。

• 「グラフィックの再ロード」 - カーソル位置のエレメント内に表示された状態のグラフィックを更新します。これにより、最後にロードした後に変更されたグラフィックの表示を更新できます。

• 「生成テキスト」 - 生成テキストの表示を制御するには、「表示」 > 「生成テキスト」を選択します。このサブメニューのコマンドは、以下のとおりです。

◦ 「表示」 - 生成テキストを表示します。このオプションがオフになっている場合は、生成テキストが非表示になります。デフォルトでは、オンです。それほど頻繁にチェックしないのであれば、必要なときまで生成テキストを非表示にしておいてください。

◦ 「更新」 - 生成テキストを手動で更新します。Arbortext Editor により、現在の文書内にあるすべての生成テキストを強制的に更新します。

◦ 「すべて自動更新」 - 現在の文書の生成テキストを、目次、索引、相互参照を含めて更新します。この設定は、索引のない小さな文書で使用すると一番効果的です。

◦ 「一部自動更新」 - 現在の文書の生成テキストを更新します。TIV の最も典型的な例は、コンテンツ、索引、相互参照から成る表です。ビュレットリストのビュレット、番号順リストや番号付きセクションの番号、などのその他の生成テキストは更新されます(「一部自動更新」はデフォルト設定です)。

◦ 「自動更新しない」 - 生成テキストは自動更新しません。生成テキストの更新は手動で行う必要があります。

生成テキストの更新モードが「全体」や「一部」の場合は、印刷のパフォーマンスが低下します。大きい文書を印刷する場合は、生成テキストモードを「自動更新しない」に設定してください。

• 変更の追跡 - 変更提案の表示方法を制御するには、「表示」 > 「変更の追跡」の順に選択します。このサブメニューのコマンドは、以下のとおりです。

◦ 「変更をハイライト表示」 - 変更提案を文書内に表示します。

変更提案をレビューするには、「ツール」 > 「変更の追跡」 > 「変更を許可または拒否」を開きます。

文書に対する各ユーザーの変更提案は、ユーザーごとのカラーによって識別することができます。追加箇所は下線付きで、削除箇所は取り消し線付きフォントで表示されます。詳細については、「変更の追跡の使用」を参照してください。

◦ 「適用した変更を表示」 - 変更提案を文書に適用します。

◦ 「オリジナル」 - 変更提案は文書内に表示されません。このビューは読み取り専用で、ベースライン文書を表示します。これには、以前に適用した変更が含まれています。このビューでは、set rochange コマンドオプションは無効です。