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Creo Simulate Lite について
Creo Simulate Lite は、機能が限定された Creo Simulate のトライアルバージョンです。Lite モードは、サーフェスの数が 200 個以下の部品モデルまたはアセンブリモデルに使用できます。Creo Simulate Lite には Creo Parametric ライセンスでアクセスできます。
Lite モードで起動するには、「アプリケーション」(Applications) > 「Simulate」の順にクリックします。
Creo Simulate のライセンスがある場合に Lite モードで実行するには、「モデル設定」(Model Setup) ダイアログボックスで「Simulate Lite」チェックボックスをオンにします。
Lite モードは、統合ネイティブStructure モードでのみ使用できます。シミュレーションモデルを作成し、静解析を実行して、その結果を評価できます。
標準の Creo Simulate で作成したモデルを Lite モードで開いた場合、モデル内の Creo Simulate エンティティは削除されます。標準またはアドバンス Creo Simulate ライセンスがある場合、Creo Simulate Lite で作成したモデルを標準の Creo Simulate モデルに変換できます。
Creo Simulate Lite のユーザーインタフェースについては、プロセスガイドに次の項目の説明があります。
モデルエンティティの作成
拘束条件の適用
荷重の適用
解析の実行
解析結果のレビュー
次のタスクを実行できます。
材料の指定 - モデルに材料を指定します。「材料指定」(Material Assignment) ダイアログボックスが開きます。材料軸方向は Creo Simulate Lite では使用できません。
拘束条件の適用
- モデルのエンティティに構造拘束条件を適用することで、モデルジオメトリの一部を固定して、モデルが移動しないか、またはあらかじめ指定されたとおりに移動するようにします。Creo Simulate Lite では、モデルエンティティに次の拘束条件を適用できます。
変位拘束条件 - モデル内のエンティティの変位を制御します。
平面拘束条件 - モデル内のサーフェスの平面外移動を制御します。
ピン拘束条件 - 円柱状サーフェスの変位および回転を制御します。
ボール拘束条件 - 球サーフェスの回転を制御します。
荷重の適用 - モデル内のエンティティに構造荷重を適用して、モデルが使用される実際の環境をシミュレーションします。次の構造荷重をモデルに適用できます。
フォース荷重 - モデルの選択したサーフェス、エッジ、または点にフォース荷重を適用します。
 
*注記 モーメント荷重は Creo Simulate Lite モードでは定義できません。
圧力荷重 - モデルの選択したエンティティに圧力荷重を適用します。
重力加速度荷重 - モデルに加速度荷重を作成します。
解析の実行 - Creo Simulate Lite で単一の拘束条件セット荷重セット静解析を実行します。静解析では、指定した荷重および拘束条件に対するモデルの変形、応力、歪みが計算されます。
結果のレビュー - 次の「結果」(Result) ウィンドウを表示します。
モデルのフォンミーゼス応力のフリンジプロットのアニメーション
モデルの変位マグニチュードのフリンジプロット
モデルの最大主応力のベクトルプロット
 
*注記 Creo Simulate Lite での作業中は、Lite モードで実行された解析の結果のみを表示できます。