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「プロセスガイド」ダイアログボックス
新規または既存のプロセスガイドセッションを開始するか、Creo SimulateLite モードで起動すると、「プロセスガイド」(Process Guide) ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスはナビゲーションツールであり、セッションを制御するテンプレートに含まれている各タスクにユーザーを誘導します。セッションを最初に開始したときに選択したテンプレートに基づき、実行時に、Creo Simulate でこのダイアログボックスにタスクが表示されます。ダイアログボックスに表示されるタスクリストの順序は、テンプレートで指定されている順序に依存します。
「プロセスガイド」(Process Guide) ダイアログボックスには、ナビゲーションエリアと指示エリアがあります。
ナビゲーションエリア - セッションを完了させるのに必要なタスクが、セッションテンプレートで定義された順序ですべて一覧表示されます。ナビゲーションエリアは、「プロセスガイド」(Process Guide) ダイアログボックスの上半分を占め、セッションにおける進捗状況を示すチェックリストの役割を果たします。
指示エリア - ナビゲーションエリアでハイライト表示されているタスクの実行方法が表示されます。通常、そのタスクに関する情報が表示されます。指示エリアは、「プロセスガイド」(Process Guide) ダイアログボックスの下半分を占め、ナビゲーションエリアにある各タスクを開始するツールとして役割を果たします。
ナビゲーションエリアと指示エリアは連携しています。つまり、ユーザーが一方のエリアで操作を行うと、その操作がもう一方のエリアにも影響を与えます。これらのエリアがどのように連携して動作するかを理解すると、プロセスガイドを効果的に利用できるようになります。
この 2 つのエリアのほかに、このダイアログボックスには「次」(Next) ボタンと「戻る」(Back) ボタンがあり、ナビゲーションエリア内でタスク間を移動するのに使用できます。これらのボタンは、タスクリストの中で前または後に 1 つ移動する場合に使用します。別の方法として、必要なタスクを直接選択することもできます。自動的にリスト内の次のタスクに進むようにするために、simulation_process_auto_advance コンフィギュレーションオプションで設定できます。このオプションを yes に設定すると、現在のステップが完了した後、自動的に次のステップに進みます。「終了」(Exit) ボタンを使用すると、現在のプロセスガイドセッションを終了できます。
ダイアログボックスに一覧表示されたアクティビティを実行するにつれて、その進捗がセッションデータの一部として記録され、どこまで進んだかがフィードバックとして表示されます。すべてのタスクを終了する前にプロセスガイドを終了すると、セッションを中断したポイントが記録されます。セッションを再開すると、最後に完了したタスクが「プロセスガイド」(Process Guide) ダイアログボックスに示され、自動的に次のタスクに移動します。ダイアログボックス上に一覧表示されている最後のタスクを完了すると、セッションが終了します。セッションが完了しても、将来アクセスする必要が生じた場合に備えて、モデルファイルの一部として残ります。ただし、セッションを保持しておく必要がない場合は、セッションが終了しているかどうかに関係なく、いつでも削除できます。
プロセスガイドセッションの途中でも、プロセスガイドの外でモデリングアクティビティを実行できます。ただし、このようなアクティビティは Creo Simulate のアクティブセッション内に記録されません。プロセスガイドに定義されているアクティビティは、ナビゲーションエリアにあるタスクを選択するだけで再開できます。