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「ファイルの場所」環境設定
「環境設定」ダイアログボックスの「ファイルの場所」カテゴリで、パスのリストに設定されるいくつかの環境設定のパスを設定します。このカテゴリのほとんどの環境設定については、「環境設定の編集」ダイアログボックスを使用してファイルの場所のリストを変更することができます。変更する環境設定の横にある ボタンをクリックすると、このダイアログボックスを開くことができます。
以下のファイルの場所のパスを設定できます。
「カタログ」 - catalog ファイルを検索するディレクトリのリストを指定します。
カタログは、エンティティと文書型の両方の公開識別子を解決します。デフォルトのパスは doctypes サブディレクトリです。
「グラフィック」 - グラフィックファイルの絶対パス名、または現在のディレクトリを基準とする相対パス名が指定されていない場合に、それらのファイルを検索するディレクトリのリストを指定します。
指定するディレクトリの数に制限はありませんが、「グラフィック」に入力できる最大文字数は、4095 です。
APTGRPATH 環境変数が設定されている場合は、その値が初期設定になります。それ以外の場合は、Arbortext パスgraphics サブディレクトリがデフォルトになります。Arbortext パス\application ディレクトリまたは Arbortext パス\custom ディレクトリに graphics サブディレクトリが存在する場合、そのサブディレクトリもデフォルトグラフィックパスの一部になります。%D を使用して、Arbortext パス\graphics ディレクトリ、および Arbortext パス\custom ディレクトリにあるすべての graphics サブディレクトリを表します。
ベース URI と文書の親ディレクトリ (ベース URI と異なる場合) は、グラフィックの検索対象となるディレクトリにデフォルトで追加されます。set graphicspath ディレクトリパラメータを値 %^ に設定している場合、親文書ディレクトリはグラフィックの検索対象になりません。指定されたパスのみが検索されるようになります。グラフィックパスに現在の作業ディレクトリを含める場合は、ディレクトリのリストにピリオド (.) を追加します。ただし、結果の一貫性が損なわれるので、グラフィックパスリストには現在の作業ディレクトリを含めないでください。
「エンティティ」 - ファイルエンティティが絶対パス名、または現在のディレクトリを基準とする相対パス名で指定されていない場合に、それらのファイルを検索するディレクトリのリストを指定します。
Arbortext Editor は一覧を作成したディレクトリのサブディレクトリを自動で検索しないため、それぞれのディレクトリを追加する必要があります。
「エンティティ」のリストに表示されるディレクトリは file://、または http:// URL、およびファイルパスである場合があります。指定できるディレクトリの数は無制限です。ただし、「エンティティ」パスで許容される文字数の上限は 4095 文字です。
デフォルトでは、エンティティファイルを文書ディレクトリと現在の作業ディレクトリで検索します。ただし、値 %^ を指定すれば、エンティティファイルの検索時に、親文書ディレクトリおよび現在の作業ディレクトリを無視できます。指定されたパスのみが検索されるようになります。
「ブラウザ」 - Arbortext Editor が使用するデフォルト HTML Web ブラウザのパスとファイル名を指定します。
Windows 上で Web ブラウザとファイルの関連付けを行った場合、Arbortext Editorで関連付けが自動的に検出されます。この環境設定の横のボタンによって、「開く」ダイアログボックスが表示され、ここで目的のブラウザを探すことができます。
「DITA 参照」 - DITA 文書で参照されているコンテンツを検索するディレクトリのリストを指定します。
このオプションは、DITA 文書を編集するときに使用されます。絶対パス名、または現在の文書ディレクトリを基準とする相対パス名として参照が指定されていないときに、DITA 参照パスが使用されます。この変数によって解決される DITA 参照には、トピック参照、コンテンツ参照、リンク、相互参照、コンテンツを参照するその他の DITA エレメントがあります。グラフィック参照だけは例外で、グラフィックパスを使用して解決されます。
APTDITAPATH 環境変数が設定されている場合は、その値が初期設定になります。それ以外の場合は、デフォルトの Arbortext パス\doctypes\ditamap\ditamapsample ディレクトリが使用されます。DITA 参照パスのディレクトリを区切るには、セミコロンが使用されます。DITA 参照パス内ではシンボルパラメータを使用できます。
現在のエレメントの文書ディレクトリとベース URI が異なる場合は、DITA 参照パスのその他のディレクトリの前にこれらがデフォルトで追加され、相対参照が解決されます。set ditapath ディレクトリパラメータを値 %^ に設定している場合、現在のエレメントの文書ディレクトリとベース URI はグラフィックの検索対象となりません。指定されたパスのみが検索されるようになります。
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文書型、グラフィック、およびエンティティは、Arbortext パス\custom のサブディレクトリに配置されます。custom サブディレクトリパスは、デフォルトのパスの先頭に自動的に追加されます。