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曲げ、ヘム曲げ、段曲げ、割れ止め
この章では次のトピックについて説明します。
曲げ工程
ヘム曲げ工程
段曲げ工程
曲げ割れ止めツールとコーナ割れ止めツール
曲げ工程
デモショップは以下の曲げ工程をサポートします。
エア ベンディング
曲げ
折り曲げ
3 点曲げ
ロールベンド (角度が 180 度より大きい曲げ)
円錐ベンド
* 
それぞれのプロセスの詳細については、 ツールと工程に関する画像によるヘルプを参照してください。
いずれの曲げ工程にも、少なくとも :RADIUS 列または :CONE_ANGLE 列が含まれている必要があります。その他の列はオプションです。エアベンディングの場合、:RADIUS は実際の材質と曲げ角度の値に応じて動的に計算されます。
:DYNAMIC-COLUMN ステートメントは、文脈に依存する曲げ半径の動的計算に使用されます。関連する計算式 (別の列に保持) を介して実行時に値が設定されるまで、動的な列は空です。同じ :DYNAMIC-COLUMN ステートメントに複数の列を含めることができます。
補正値テーブルまたは特定の補正値計算式が指定されていない場合、Creo Elements/Direct Sheet Metal ではショップテーブルエントリの :ALLOWANCE_FORMULA で指定された補正値計算式がデフォルトになります。
詳細は、次を参照してください。
曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールの追加
曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールの削除
曲げ補正値の計算
曲げツールの追加
ショップ定義に曲げツールを追加するには、以下のうち該当する曲げ工程テーブルを拡張する必要があります。
air_bending
bend_forming
bend_folding
3pnt_bending
または独自の (カスタム) 曲げ工程テーブルを拡張します。
たとえば、曲げテーブルに曲げツールを追加する場合、"曲げ" テーブルに新しい曲げツール指定を追加する必要があります。このテーブルを下に示します。テクノロジーデータベース一覧を使用するか ( テクノロジーデータベース一覧を参照)、このテーブルを手作業で編集します。
(sha-define-shop-table "bend_forming" :TABLE-TITLE "Bend Forming" :COLUMNS ( :RADIUS :ANGLE :ALLOWANCE_TABLE :PREFERENCE :MAX_THICK :ADVICE) :COLUMN-NAMES ( "Rad" "Ang" "Allow Tab" "Pref" "Max Thick" "Advice") :UNITS ( :MM :DEG nil nil :MM nil) :CONTENTS( (0.40 90 "bend_form_allow" :PREF 1.6 "-") (0.40 30 "bend_form_allow" :PREF 1.6 "-") (0.40 45 "bend_form_allow" :PREF 1.6 "-") (0.40 60 "bend_form_allow" :PREF 1.6 "-") (0.60 90 "bend_form_allow" :PREF 1.6 "-") (0.80 90 "bend_form_allow" :NONPREF 1.8 "-") (1.60 90 "bend_form_allow" :NONPREF 1.9 "-") (2.40 90 "bend_form_allow" :NONPREF 2.6 "-") ) :DISPLAY (:RADIUS :ANGLE :PREFERENCE :ADVICE) :KEY (:RADIUS :ANGLE) :FLAT-TEXT ("Bend form R={1} A={2} {3}" :RADIUS :ANGLE :UPDOWN) :HELP "sha_bnd_form" )
:CONTENTS の下に、追加の曲げツールを指定する行を追加します。デモショップでは、それぞれの曲げツールの仕様は次の列のエントリで構成されます。
:RADIUS
ツールの半径。
:ANGLE
ツールの角度。
:ALLOWANCE_TABLE
適切な補正値テーブルへの参照。
:PREFERENCE
優先ステータス: 優先ツールの場合は ":PREF"、非優先ツールの場合は ":NONPREF"。
:MAX_THICK
ツールの設計時に想定している材質の最大厚さ。
:ADVICE
この列には、:MAX_THICK、:ANGLE (および存在する場合は :MIN_THICK) をチェックした結果に応じて、Creo Elements/Direct Sheet Metal によって値が設定されます。
以下の行は追加の曲げツール指定の例です。
(0.50 45 "bend_form_allow" ":PREF" 2.0 "-")
この新しい曲げツールの曲げ半径は 0.50 mm です。曲げ角度は 45 度です。関連する補正値テーブルの名前は "bend_form_allow" です。優先曲げツールです。この新しい曲げツールは、設計上の材質の最大厚さが 2 mm です。実行時、このツールがツール選択テーブルにリストされていれば、:ADVICE 列の "-" エントリはツールチェックの結果で直接置き換わります。
曲げツールの削除
ショップ定義ファイルの選択テーブルから曲げツールを削除するには、テクノロジーデータベース一覧を使用するか (たとえば、 テクノロジーデータベース一覧を参照)、以下の手作業による方法のいずれかを使用します。
ショップ定義ファイルの該当する曲げ工程ツールテーブルからツール指定行を削除します。
ツール指定行の前にセミコロン (;) を置いて、この行をコメントアウトします。この方法の利点は、既存の曲げツール定義を残しておいて、あとで利用したりほかのショップ定義ファイルに流用できることです。
たとえば、曲げツール選択テーブルから 2.4 mm 曲げツールを除外する場合は、該当するツール指定行の先頭にセミコロンを置きます。その結果、"曲げ" テーブルの :CONTENTS セクションにある行は、次のようになります。
;(2.40 90 "bend_form_allow" :NONPREF 2.6 "-")
エアベンディングツールの半径計算式
エアベンディングツールの曲げ半径は、sha_demoshop_func.lsp ファイルに含まれる特殊な計算式を使用して計算されます。エアベンディングツールの生み出す曲げ半径は主としてダイの幅に左右されます。ダイの幅の 15% に相当する半径が優れた近似値となります。
結果として曲げ半径がピストン半径と等しくなるのは、曲げ半径が曲げピストン半径より小さい場合だけです。この依存関係を明らかにして、より正確で、さらには完全に異なる曲げ半径計算も可能にするために、カスタマイズした計算式が導入されました。
air_bend_rad という関数の例が、sha_demoshop_func.lsp ファイルで指定されています。この関数は、以下の曲げ生成コマンドがエアベンディング用に設定されている場合に、曲げ生成コマンドによって暗黙のうちに呼び出されます。
ADD_SHEET
ADD_PROFILE
NEW_PROFILE
ADD_LIP
air_bend_rad 関数では以下のパラメータが使用されます。
入力
tool_id
ツールキーの特性リスト。次の構文が適用されます。(:shopname <ショップ名> :tabname <テーブル名> :rowkey <ツールキー列を持つプロパティリスト>)
次に例を示します。
(:SHOPNAME "demoshop" :TABNAME "air_bending" :ROWKEY (:DIE_WIDTH 20.0 :PISTON_RAD 1.6 :PISTON_ANG 0.78539816339744828))
sheet_material
材料特性リスト。次の構文が適用されます。(:shopname <ショップ名> :tabname <テーブル名> :rowkey <ツールキー列を持つプロパティリスト>)
次に例を示します。
(:SHOPNAME "demoshop" :TABNAME "sheet_metals" :ROWKEY (:MATERIAL "UST 1203" :THICK 1.25))
sheet_thickness
材質の厚み (mm)。
bend_angle
曲げの角度 (°)。0 は "曲げなし" を意味します。
戻り値
property list: ( :radius ; [mm] must, = nil if tool invalid
:error-type violation-type ; optional, e.g. :dfm_warning
:error-message <message string> ) ; optional
オプションの「戻す」プロパティを使用して、補正値の計算中に検出できるようエラーにフラグを立てることができます。ユーザへのエラーフィードバックには、次の内容が含まれます。
エラーポップアップボックスに見出しとして表示される見出し文字列。
エラーの重要度レベルとそれに応じたエラーポップアップボックスの色を定義するエラータイプ。
エラー条件を説明する詳細文字列。
エラータイプは、sha_demoshop_func.lsp ファイルまたはこのファイルの作業コピーの *sha-severity* リストで指定したタイプの 1 つでなければなりません。例:
DFM_rule_violation
定義した各エラータイプは、3 つの重要度レベル色の 1 つにマッピングされます。
:low = 黄
:medium = オレンジ
:high = 赤
* 
これらの重要度レベルのマッピングは組織における必要に応じてカスタマイズできます。例については、
sha_demoshop_func.lsp ファイルを参照してください。
ヘム曲げ工程
デモショップでサポートされているヘム曲げ工程では、ヘム曲げ距離を指定する :HEM_DIST 列が必須です。その他の列はオプションです。
補正値テーブルまたは特定の補正値計算式が指定されていない場合、Creo Elements/Direct Sheet Metal ではショップテーブルエントリの :HEM_FORMULA で指定された補正値計算式がデフォルトになります。このエントリが見つからない場合、通常の曲げの :ALLOWANCE_FORMULA エントリが代わりに使用されます。
* 
デフォルトで、:HEM_FORMULA は sha_demoshop.lsp ファイルでは使用されていません。
詳細は、次を参照してください。
ヘム曲げツールの追加
ヘム曲げツールの削除
ヘム曲げ補正値の計算
ヘム曲げツールの追加
ショップ定義ファイルにヘム曲げツールを追加するには、"ヘム曲げ" テーブルに新しい曲げツール指定を追加する必要があります。テクノロジーデータベース一覧を使用するか ( テクノロジーデータベース一覧を参照)、このテーブルを手作業で編集します。このテーブルの関連セクションを下に示します。
(sha-define-shop-table "hems" :TABLE-TITLE "Hems" :COLUMNS ( :HEM_DIST :PREFERENCE :ALLOWANCE_TABLE :MAX_THICK :ADVICE) :COLUMN-NAMES ("Dist" "Pref" "Allow Table" "Max Thick" "Advice") :UNITS ( :mm nil nil :mm nil) :CONTENTS ( (0.88 :PREF "hem_allow" 1.6 "-") (1.00 :PREF "hem_allow" 2.0 "-") (1.25 :PREF "hem_allow" 2.5 "-") (1.50 :PREF "hem_allow" 3.0 "-") (0.01 :NONPREF "hem_allow" 1.0 "-") (1.60 :NONPREF "hem_allow" 3.2 "-") (2.00 :NONPREF "hem_allow" 4.0 "-") (3.00 :NONPREF "hem_allow" 6.0 "-") )
:CONTENTS の下に、追加のヘム曲げツールを指定する行を追加します。デモショップでは、それぞれのヘム曲げツールの仕様は次の列のエントリで構成されます。
:HEM_DIST
ヘム曲げ距離を定義するツール寸法 (= 2 * 内部曲げ半径)。
:PREFERENCE
優先ステータス: 優先ツールの場合は ":PREF"、非優先ツールの場合は ":NONPREF"。
:ALLOWANCE_TABLE
該当する補正値テーブルへの参照。
:ADVICE
この列には、:MAX_THICK (および存在する場合は :MIN_THICK) をチェックした結果に応じて、Creo Elements/Direct Sheet Metal によって値が設定されます。
:FLAT-TEXT
"曲げ工程" と同じです。
:HEM_DIST エントリを除いて、すべてのエントリは任意です。
以下の行は追加のヘム曲げツール指定の例です。
(2.00 ":PREF" "hem_allow" "-")
この新しいヘム曲げツールの生み出すヘム曲げ距離は 2.00 mm です。優先ツールです。関連する補正値テーブルの名前は "hem_allow" です。"-" エントリは :ADVICE 列のデフォルトエントリです。実行時に、:ADVICE 列の "-" エントリはヘム曲げツールチェックの結果に動的に置き換えられます。
ヘム曲げツールの削除
ショップ定義ファイルの選択テーブルからヘム曲げツールを削除するには、テクノロジーデータベース一覧を使用するか ( テクノロジーデータベース一覧を参照)、以下の手作業による方法のいずれかを使用します。
ショップ定義ファイルの該当するヘム曲げツールテーブルからツール指定行を削除します。
ツール指定行の前にセミコロン (;) を置いて、この行をコメントアウトします。この方法の利点は、既存のヘム曲げツール定義を残しておいて、あとで利用したりほかのショップ定義ファイルに流用できることです。
たとえば、ヘム曲げツール選択テーブルから 0.88 mm ヘム曲げツールを除外する場合は、該当するツール指定行の先頭にセミコロンを置きます。その結果、"ヘム曲げ" テーブルの :CONTENTS セクションにある行は、次のようになります。
;(0.88 :PREF "hem_allow" 1.6 "-")
段曲げ工程
デモショップでサポートされている段曲げ工程では、段曲げ距離を指定する :OFFSET_HEIGHT 列が必須です。その他の列はオプションです。
補正値テーブルまたは特定の補正値計算式が指定されていない場合、Creo Elements/Direct Sheet Metal ではショップテーブルエントリの :OFFSET_FORMULA で指定された補正値計算式がデフォルトになります。このエントリが見つからない場合は、:ALLOWANCE_FORMULA エントリで指定された通常の曲げの補正値計算式に従って補正値が計算されます。
詳細は、次を参照してください。
段曲げツールの追加
段曲げツールの削除
段曲げ補正値の計算
段曲げツールの追加
ショップ定義ファイルに段曲げツールを追加するには、"段曲げ" テーブルに新しい段曲げツール指定を追加する必要があります。テクノロジーデータベース一覧を使用するか ( テクノロジーデータベース一覧を参照)、このテーブルを手作業で編集します。このテーブルの関連セクションを下に示します。
(sha-define-shop-table "offsets" :TABLE-TITLE "Offsets" :COLUMNS ( :OFFSET_HEIGHT :PREFERENCE :ALLOWANCE_TABLE :MAX_THICK :ADVICE) :COLUMN-NAMES ("Height" "Pref" "Allowance" "Max Thick" "Advice") :UNITS ( :mm nil nil :mm nil) :CONTENTS ( (1.0 :PREF "offset_allow" 1.0 "-") (2.0 :PREF "offset_allow" 2.0 "-") (3.0 :PREF "offset_allow" 3.5 "-") (4.0 :PREF "offset_allow" 4.5 "-") )
:CONTENTS の下に、追加の段曲げツールを指定する行を追加します。デモショップでは、それぞれのヘム曲げツールの仕様は次の列のエントリで構成されます。
:OFFSET_HEIGHT
段曲げの高さを定義するツールの寸法。
:PREFERENCE
優先ステータス: 優先ツールの場合は ":PREF"、非優先ツールの場合は ":NONPREF"。
:ALLOWANCE_TABLE
該当する補正値テーブルへの参照。
:ADVICE
この列には、:MAX_THICK と :MIN_THICK (存在する場合) をチェックした結果に応じて、Creo Elements/Direct Sheet Metal によって値が設定されます。
:FLAT-TEXT
"曲げ工程" と同じです。
:OFFSET_HEIGHT エントリを除いて、すべてのエントリは任意です。
以下の行は追加の段曲げツール指定の例です。
(2.5 :NONPREF "offset_allow" 2.0 "-")
この新しいヘム曲げツールの生み出す段曲げ距離は 2.5 mm です。非優先ツールです。関連する補正値テーブルの名前は "offset_allow" です。設計上の材質の最大厚さは 2 mm です。"-" エントリは :ADVICE 列のデフォルトエントリです。実行時に、:ADVICE 列の "-" エントリは段曲げツールチェックの結果に動的に置き換えられます。
段曲げツールの削除
ショップ定義ファイルの選択テーブルから段曲げツールを削除するには、テクノロジーデータベース一覧を使用するか ( テクノロジーデータベース一覧を参照)、次の手作業による方法のいずれかを使用します。
ショップ定義ファイルの該当する段曲げツールテーブルからツール指定行を削除します。
ツール指定行の前にセミコロン (;) を置いて、この行をコメントアウトします。この方法の利点は、既存の段曲げツール定義を残しておいて、あとで利用したりほかのショップ定義ファイルに流用できることです。
たとえば、段曲げツール選択テーブルから 4 mm 段曲げツールを除外する場合は、該当するツール指定行の先頭にセミコロンを置きます。その結果、"段曲げ" テーブルの :CONTENTS セクションにある行は、次のようになります。
;(4.0 :PREF "offset_allow" 4.5 "-")
曲げ割れ止めツールとコーナ割れ止めツール
Creo Elements/Direct Sheet Metal に付属する demoshop.lspファイルには、曲げ割れ止めとコーナ割れ止めのための定義済みツールがいくつか含まれています。これらのツールはそれぞれ、対象とする割れ止めのタイプを指定する以下のエントリのいずれかによってマークされます。
:USABLE-AS-RECTANGULAR-RELIEF
角曲げ割れ止めの場合
:USABLE-AS-ROUND-RELIEF
丸曲げ割れ止めの場合
:USABLE-AS-CORNER-RELIEF
コーナ割れ止めの場合
たとえば、demoshop.lsp ファイルの sqr_sharp テーブルには以下のエントリが含まれています。
:USABLE-AS-CORNER-RELIEF :LENGTH
この行は、"角穴" ツールがコーナ割れ止めに適していると分類しています。:LENGTH は、該当する割れ止め寸法を含むツールテーブル列を指定します。
詳細は、次を参照してください。
曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールの追加
既存の穴開けツールを曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールとして使用
曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールの削除
曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールの追加
曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールをショップ定義に追加するには、新しい割れ止めツール指定を関連する曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めテーブルに追加します。テクノロジーデータベース一覧を使用するか ( テクノロジーデータベース一覧を参照)、テクノロジーデータベーステーブルを手作業で編集します。
既存の穴開けツールを曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールとして使用
別の方法として、既存の穴開けツールを曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールとして使用するには、関連するツール定義テーブルの末尾に、該当する USABLE-AS-... ステートメントを追加して、関係する穴開けツールテーブルを手作業で拡張する必要があります。このステートメントでは、たとえば:VERT:LENGTH など、関係する割れ止め寸法を含むツールテーブル列も指定する必要があります。
たとえば、割れ止めツールの選択リストに "長丸穴" 穴開けツールを追加する場合は、ショップ定義ファイルの obl テーブルに以下の行を追加します。
:USABLE-AS-ROUND-RELIEF :VERT
この行は、:VERT 列に丸割れ止めツールの寸法が設定されていることを示しています。
曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールの削除
ショップ定義ファイルの選択テーブルから曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールを削除するには、テクノロジーデータベース一覧を使用するか ( テクノロジーデータベース一覧を参照)、以下の手作業による方法のいずれかを使用します。
以下の 2 つの方法のいずれかによって、ショップ定義ファイルの選択テーブルから曲げ割れ止めまたはコーナ割れ止めツールを削除できます。
ショップ定義ファイルの該当する割れ止めツールテーブルからツール指定行を削除します。
ツール指定行の前にセミコロン (;) を置いて、この行をコメントアウトします。この方法の利点は、既存の割れ止めツール定義を残しておいて、あとで利用したりほかのショップ定義ファイルに流用できることです。
たとえば、コーナ割れ止め操作から "角コーナ割れ止め" ツールを除外する場合は、sqr_corner_relief テーブルの該当する行の先頭にセミコロンを置いてコメントアウトします。その結果、このテーブルの行は次のようになります。
:USABLE-AS-CORNER-RELIEF :LENGTH