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Creo Elements/Direct Sheet Metal ショップの変更点
ここには、Creo Elements/Direct Sheet Metal 18.1、Creo Elements/Direct Sheet Metal 18.0、CoCreate Sheet Metal 2005、および CoCreate Sheet Metal 2004 に付属したデモショップファイルに対する変更点が記載されています。
英語版では、ショップファイルは次のディレクトリにあります。
[install dir]/personality/sd_customize/SheetAdvisor/
その他すべての言語版では、ショップファイルは次のディレクトリにあります。
[install dir]/personality/<言語>/sd_customize/SheetAdvisor/
コンテンツ
複数展開コマンドにより必要となるショップの変更
CoCreate Sheet Metal 2004 以降の名前の変更
CoCreate Sheet Metal 2004 以降のショップの変更
Creo Elements/Direct Sheet Metal 18.0 以降のショップの変更
Creo Elements/Direct Sheet Metal 18.1 以降のショップの変更
複数展開コマンドにより必要となるショップの変更
製造工程に向けたドキュメントの作成に必要とされるさまざまな手続きは「複数展開」コマンドに置き換わり、これによって広範なカスタマイズオプションが利用できるようになりました。これらのオプションを活用するには、ショップファイル sha_demoshop.lsp and sha_demoshop_func.lsp をカスタマイズして要件を満たす必要があります。操作画面については、「複数展開」を参照してください。ショップファイルの更新の詳細と例については、 複数展開を参照してください。
CoCreate Sheet Metal 2004 以降の名前の変更
ショップの板金用のデータファイルとカスタマイズファイルは移動され、ファイル名も Creo Elements/Direct Modeling の一般的な概念に合うように若干変更されました。以下に、CoCreate Sheet Metal 2002 の古いファイル名と場所、CoCreate Sheet Metal 2004 の新しいファイル名と場所を並べて挙げます。
古い名前
新しい名前
personality/pesa_customize.orig
personality/SheetAdvisor/sha_customize
marabou/database/lsp/costmodel_lola.lsp
personality/sd_customize/SheetAdvisor/sha_costmodel_lola.lsp
marabou/database/lsp/demoshop_func_lola.lsp
personality/sd_customize/SheetAdvisor/sha_demoshop_func_lola.lsp
marabou/database/lsp/demoshop_lola.lsp
personality/sd_customize/SheetAdvisor/sha_demoshop_lola.lsp
marabou/database/lsp/shopstable_lola.lsp
personality/sd_customize/SheetAdvisor/sha_shopstable_lola.lsp
personality/SheetAdvisor/punch_fncs/sha_punch_functions.lsp
personality/sd_customize/SheetAdvisor/punch_fncs/sha_punch_functions.lsp
personality/SheetAdvisor/stamp_fncs/stamp_functions.lsp
personality/sd_customize/SheetAdvisor/stamp_fncs/sha_stamp_functions.lsp
上記のファイルはすべて、特定の言語ディレクトリの下にも存在します。
CoCreate Sheet Metal 2004 以降のショップの変更
次の項目はショップファイル (sha_demoshop.lsp) およびショップ関数ファイル (sha_demoshop_func.lsp) の変更箇所です。
絞りツールテーブルの新しいキーワード :KEEP-TOOLBODY-UNTRIMMED (デフォルトは nil) はシートの境界または穴でカットされない絞りツールを構築します。
新しいキーワード :HANDLE はユーザ定義関数によって自動的にパーツ属性を設定します。このキーワードは、ショップファイルの材質テーブルに、新しいパーツの作成時に実行する関数と一緒に記述する必要があります。以下に例を挙げます。
テーブル sheet_metals
:HANDLE sha-part-creation-handler
[personality/sd_customize/SheetAdvisor/sha_demohop_func.lsp.] にある属性設定関数
パラメータ :DENSITY :COLOR :REFL-COLOR :REFL-POWER を検索する defun sha-part-creation-handler (およびキーパーツの material-id) を参照
ショップファイルに記載されている :DENSITY および :COLOR の列
列によって、新規作成されたパーツそれぞれの密度と色が自動的に設定されます。
Creo Elements/Direct Sheet Metal 18.0 以降のショップの変更
次の項目はショップファイル (sha_demoshop.lsp) およびショップ関数ファイル (sha_demoshop_func.lsp) の変更箇所です。
新しい工程タイプ :BEND-PROCESS-180 を使用できます。
新しいロールベンド工程が :BEND-PROCESS-180 で使用できます。この曲げ工程には、材質、および、半径に依存する K-係数が含まれます。
Sh_bend_allowance_din 関数が拡張されました。ツール ID に K-係数を含み、補正値計算式を含まない場合、roll_bending_allow_din 関数が呼び出されます。
Sh_calculate_bend_allowance_DIN 関数は、ゼロより小さいオープン角度、すなわち 180 度より大きい曲げ角度の補正値を計算します。ANSI 計算式はすでにこのケースをカバーしています。
新しい roll_bending_allow_din 関数が使用できます。この関数はツール ID の K-係数を使用して、ツールエントリが存在しない場合に実行する代替メカニズムを定義します。
Creo Elements/Direct Sheet Metal 18.1 以降のショップの変更
次の項目はショップファイル (sha_demoshop.lsp) およびショップ関数ファイル (sha_demoshop_func.lsp) の変更箇所です。
新しい工程タイプ :CONE-PROCESSES を使用できます。
新しい円錐ベンド工程が :CONE-PROCESSES で使用できます。この曲げ工程には、材質、および、円錐角度に依存する K-係数が含まれます。
円錐ベンドの K-係数を計算するための代替計算式として、新しい :CONE_BEND_FORMULA エントリが定義されています。
円錐ベンドの円錐角度を含む代替フラットテキストとして、新しい :CONE-BEND-FLAT-TEXT エントリが定義されています。
新しい :K-FACTOR-NORM エントリが定義されています。このエントリでは、K-係数の値が DIN 表記または ANSI 表記のいずれで定義されるかを指定します。DIN は 0 ~ 2 の K-係数を定義し、ANSI は 0 ~ 1 の K-係数を定義します (詳細については、 補正値テーブルと計算式を参照してください)。:K-FACTOR-NORM は K-係数のみを指定および使用するため、円錐ベンドの計算でのみ評価されます。
補正値を計算するための関数が、場合によっては K-係数も返すようになりました。K-係数をすでに保持している関数は、K-係数も返します。
新しい cone_bending_allow_din 関数が使用できます。この関数はツール ID の K-係数を使用して、ツールエントリが存在しない場合に実行する代替メカニズムを定義します。
新しい cone-bend-tool-check 関数が使用できます。この関数は、円錐ベンドツールが実際の材質に適合するかどうかを確認します。