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OASIS Exchange 表の概要
Arbortext Editor の OASIS Exchange 表のサポートは、OASIS (以前の SGML Open) Exchange 表モデルに基づいています。この表モデルの元は CALS 表モデルでした。Arbortext Editor は、<tfoot><spanspec> もサポートしています (DTD で定義している場合)。これらは OASIS Exchange モデルにはありませんが、付属の DocBook 文書型では許可されています。Arbortext Editor の表の編集ダイアログボックスでは、この表モデルは「OASIS の交換」表タイプと呼ばれます。
OASIS Exchange は、各社製品間で最大の相互運用性を確保するために、OASIS ベンダ協会 (http://www.oasis-open.org) が設計した、完全 CALS 表モデルのサブセットです。
Arbortext Editor 以外のツールからインポートした CALS 表のマークアップを含む文書で作業する場合は、特別な注意が必要です。場合によっては、Arbortext Editor が特定の CALS 表のマークアップを無視したり、完全にはサポートしない場合があります。
無視される属性の例が、<colspec colnum> です。Arbortext Editor では、表イメージを作成する際にはこの属性を無視しますが、印刷には使用します。
完全にはサポートしない属性の例は、<colspec colwidth> です。Arbortext Editor はこの属性をサポートしていますが、単位が異なる複数の値の和として指定された colwidth 属性はサポートしていません (例 : 1.5in+2cm+125*)。Arbortext Editor は、和の定義された colwidth を含む表を開く場合、以下のように処理します。
1. colwidth 属性にプロポーショナル要素がある場合は、Arbortext Editor により、その値が使用され、残りは除去されます (たとえば 1.5in+2cm+125*125* となります。)
2. colwidth にプロポーショナル要素がない場合は、Arbortext Editor により、最左端の値が使用されます (たとえば 1.5in+2cm1.5in となります。)
Arbortext Editor は、CALS 表モデルの以下のバリエーションを含み、サポートします (一部例外あり)。
パス
説明
参照される文書型
Arbortext パス/doctypes/docbook/cals-tbl.dtd
完全 CALS
DocBook
Arbortext パス/entities/38784C.dtd
完全 CALS でない (<entry>namestnameend はないため、<spanspec> が強制される)
CALS
Arbortext パス/entities/calstbl2.dtd
完全 CALS
TCIF/TIM
Arbortext パス/entities/soextblx.dtd
完全 CALS の OASIS Exchange サブセットの XML 版
Arbortext XML DocBook