「ブラウザ」は、Arbortext Editor で「オブジェクト」 > 「ブラウズ」を選択すると表示されます。「ブラウザ」には、PTC サーバーに保管されている文書の階層リストが含まれます。この階層リストのルートは、接続ダイアログボックスの「サーバー」フィールドで指定されている PTC サーバーです。このリストには、現在アクティブなワークスペース用のフォルダと、サーバー上の製品、ライブラリ、プロジェクトコンテキスト用のフォルダがあります。ブラウザには、サーバーでユーザーに読み取り権のあるすべてのコンテキストのフォルダが、アクティブなワークスペースに関係のないものも含めて表示されます。ただし、それらのコンテキストのすべてに書き込み権があるとはかぎりません。PTC サーバーに Windchill Service Information Manager 機能がインストールされている場合、コンテキストに定義されている情報構造とパブリッシング構造が、フォルダの上の「ブラウザ」にも表示されます。

サーバーに保管されているオブジェクトを表示、編集、またはチェックアウトすると、そのオブジェクトがワークスペースに追加されます。ワークスペースの内容を消去するには、「ブラウザ」で「オブジェクト」 > 「ワークスペースをクリア」を選択します。

文書や複合文書などのオブジェクトは、ライフサイクル状態またはアクセス許可が制限する場合、チェックアウトも編集もできません。

ライフサイクル状態またはアクセス許可が原因でチェックアウトできないオブジェクトは、ブラウザにグレーのアイコンで表示されます。ブラウザウィンドウでは、「編集」および「チェックアウト」の機能は、これらのオブジェクトに対して無効になっています。「プロパティ」をクリックすると、「オブジェクトのプロパティ」ウィンドウには、現在の「ライフサイクル状態」と「ロックステータス」が、チェックアウトできませんと表示されます。

Arbortext Editor でそのようなオブジェクトを開いて右クリックすると、表示されるチェックアウトオプションは無効になっています。「オブジェクト」メニューにも、このオブジェクトに対して無効になっているチェックアウトオプションが示されます。同様に、リソースマネージャには、これらのオブジェクトがグレイのアイコンで表示され、そのオブジェクトを右クリックすると、チェックアウトオプションが無効になっていることが示されます。

複合文書やフォルダの横にあるプラス記号 ( + ) をクリックすると、文書やフォルダが展開されます。フォルダを展開すると、そのフォルダのすべてのオブジェクトが表示されます。複合文書を展開すると、すべての依存オブジェクト (グラフィックオブジェクトなど) が、文書に出てくる順に表示されます。これらのオブジェクトの横にあるマイナス記号 ( - ) をクリックすると、これらのオブジェクトが折りたたまれます。

グラフィックオブジェクトをプレビューするには、ツリーでそのオブジェクトを選択して「プレビュー」枠を表示し、「表示」ボタンを選択します。

「表示モード」フィールドは、「ブラウザ」が現在表示しているモードを示します。モードを切り替えるには「ビュー」メニューを使用します。以下の表示モードを使用できます。

ウィンドウの一番下にある 2 つのフィールドには、新しい文書オブジェクトが作成されるフォルダの完全パスと、現在ハイライトされているオブジェクトの完全パスが表示されます。新しい文書オブジェクトが作成される場所を変更するには、希望するフォルダを選択し、「選択項目を使用」ボタンをクリックします。「選択項目を使用」ボタンがグレー表示の場合、現在選択されているフォルダに文書オブジェクトを保管することはできません。「クリア」ボタンをクリックして、「新規オブジェクト」フォルダの現在の設定を解除してください。

DITA 文書を編集している場合 「ブラウザ」にも「リソースマネージャで表示」ボタンも表示されます。このボタンをクリックすると、ブラウザで選択したフォルダまたはオブジェクトが、「リソースマネージャ」ダイアログボックスの該当するタブに表示されます。

「ヘルプ」ボタンをクリックすると、「ブラウザ」のオンラインヘルプが表示されます。「閉じる」ボタンをクリックすると、「ブラウザ」を閉じます。

アクティブなワークスペースでオブジェクトのステータスが変更されると、「ブラウザ」の階層のオブジェクト名の横に、かっこ ([ ]) に入った記号が表示されます。階層内のオブジェクトのステータスを表す記号を以下に示します。

「ブラウザ」のオブジェクト一覧には、以下のアイコンが表示されます。

「ブラウザ」では、以下のボタンが使用可能です。

「オブジェクト」メニューでは、以下の選択項目が使用できます。

「ビュー」メニューでは、以下の選択項目が使用できます。

ブラウザではショートカットメニューも使用できます。ブラウザ内を右クリックすると、ショートカットメニューが表示されます。

メニューから選択可能なコマンドは次のとおりです。

「ブラウザ」では、以下のキーボードショートカットが使用可能です。

PTC サーバーからオフラインで作業している場合も、「ブラウザ」を使用できます。この場合、「ブラウザ」を使用すると、オフラインで使用できるよう選択したワークスペースのコンテンツを表示できます。オフライン作業中は、これらのワークスペースのオブジェクトに対して次の「ブラウザ」機能を使用できます。

Windchill Service Information Manager 機能がインストールされた PTC サーバーに接続している場合、「ブラウザ」で任意の製品またはライブラリコンテキストの情報構造とパブリッシング構造にアクセスすることもできます。この場合、コンテキスト用フォルダの上にある「情報構造」と「パブリッシング構造」フォルダで、そのコンテキストのサービス構造が「ブラウザ」に表示されます。

「情報構造」フォルダを開いてそのコンテキストの情報構造を確認できます。

「パブリッシング構造」フォルダを開けば、そのコンテキストのパブリッシング構造とテキストまたはグラフィックなダイナミックドキュメントを表示できます。

サービス構造階層をフォルダと同じように開けば、そのコンテンツを表示できます。