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変更の追跡の制約事項
追跡、許可、または拒否することができない種類の変更があります。
「変更の追跡」で、ほかの変更に従属する変更は許可または拒否できません。対象となる変更が別の変更セットに属しているため許可または拒否できない場合は、「変更記録」に警告が表示されます。通常、ほかのユーザーによる変更と重複する場合や従属関係にある場合に、このような状況が発生します。
Arbortext Editor で追跡できない変更を行おうとすると、警告が表示されます。「ツール」 > 「環境設定」 > 「警告」「変更の追跡警告」で、これらの警告を制御できます。
追跡対象外であり、警告が表示される変更は次のとおりです。
マーク区間の挿入または削除。
既存の方程式の編集。挿入および削除は追跡されます。
文字のアクセントの挿入。
大文字・小文字の変換。
表操作の実行:
行や列の挿入または削除。
行高さまたは列幅の変更。
セルの結合または結合解除。
グリッドの挿入、削除、分割。
表、セル、境界線、セルフォントの修正。
表エレメント属性の修正。
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セルのコンテンツへの変更または表のマークアップに直接加えた変更は、追跡されます。
以下の変更は追跡不可能であり、警告も表示されません。
Arbortext Editor で元に戻すことができない操作:
エンティティ、マーク区間、または記法の宣言、変更、または非宣言。
ユーザーの宣言したタグの定義、変更、または未定義。
CDATA コンテンツまたは CDATA コンテンツを持つエレメントへ加えた変更すべて。
編集中に実行した操作の取り消しとやり直し。
最上位エレメントの変更 (たとえば、book)。これは、文書内の最上位エレメントだけでなく、エンティティ内の最上位レベルのエレメントにも適用されます。
変更の追跡と互換性のない操作:
上書きモードでの入力。変更の追跡を有効にすると、上書きモードが自動的に無効になります。
文字代入または文字循環。
追跡対象の変更の表示または印刷に関する制約事項
5.4 より前のリリースの変更追跡改訂を含む文書では、緑色の下線と赤色の取り消し線を使用して、追跡対象の変更が表示されます。ユーザーカラーは自動的に割り当てられません。
変更箇所にユーザーカラーを適用するには、「変更追跡のアドバンスオプション」で、作成者ごとにユーザーカラーを手動で割り当てます。で、作成者ごとにユーザーカラーを割り当てます。さらに、「ユーザー固有のカラーで表示」チェックボックスをオンにする必要があります。
グラフィックや数式を削除した場合、印刷物および発行出力 (HTML 以外) では該当箇所に X が重ね打ちされます。HTML にはこの機能がありません。
DITA マップからパブリッシングする場合、「印刷プレビュー」「印刷」「ファイル」 > 「パブリッシング」ダイアログボックスには常に「変更の追跡」セレクタが表示され、初期設定は「適用した変更を表示」になります。DITA マップからの発行時は、DITA マップから参照されているトピックに対してのみ、選択された「変更の追跡」ビューが適用されます。DITA マップ自体、およびその他すべての参照先マップは、選択した「変更の追跡」ビューにかかわらず (マップに変更追跡マークアップがある場合でも)、常に「適用した変更を表示」で発行されます。