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インライン適用性の設定
Arbortext Editor では、特定の製品の適用性グループ (オプションや選択肢など) にアクセスし、その製品について説明するトピック内のエレメントにインライン適用性を割り当てることができます。トピックがパブリッシングされるとき、特定のインライン適用性フィルタと一致するコンテンツのみが出力されます。
たとえば、ある製品定義に 4 つのタイヤの選択肢がセットで含まれているとします: {Tire Options=Standard, Racing, TankTread, Monster}その製品に関する情報トピックは、これらの選択肢のうち 3 つに適用できます。これには appl:applic="Standard||Racing||TankTread" というルート適用性設定があります。ルート適用性は通常、そのソースリポジトリ内のトピックに対して設定されます。
トピックの作成者は、考えられる製品コンフィギュレーションのそれぞれに含まれているタイヤのタイプに基づいて、異なる情報をトピックに含める必要があります。
トピック内の段落は、異なるインライン適用性設定で設定できます。
<p>Universal paragraph text for all product configurations.
<note appl:applic="Standard">Note text for Standard tires.
</note>
<note appl:applic="Racing">Note textfor Racing tires.
</note>
<note appl:applic="TankTread">Note text for TankTread tires.
</note>
</p>
トピックがパブリッシングされるとき、トピックはパブリッシング操作に適用される適用性フィルタに基づいて出力されます。
適用性フィルタの適用なし - トピックは含められ、段落にはすべての注記が含められる
Standard のフィルタ - トピックは含められ、段落には 1 つ目の注記のみが含められる
Racing のフィルタ - トピックは含められ、段落には 2 つ目の注記のみが含められる
TankTread のフィルタ - トピックは含められ、段落には 3 つ目の注記のみが含められる
Monster のフィルタ - トピックは含められない
トピックのルート適用性に Monster 選択肢が含まれないため、Monster の適用性フィルタが適用されるパブリッシング操作ではトピックが完全に除外されます。
トピックのルート適用性が設定されていない場合、つまりトピックが 4 つすべてのタイヤ選択肢に適用される場合、そのトピックはパブリッシング操作に含められます。出力には注記は 1 つも含められません。どの注記も Monster タイヤには当てはまらないからです。
この例は、現在の環境に対して定義されている適用性構文が、インライン適用性の設定を表す属性として appl:applic を定義していることを前提としています。
詳細については、適用性構文を確定を参照してください。
トピックのインライン適用性を設定する前に、Arbortext Editor 環境が適切に設定されていることを確認する必要があります。詳細については、インライン適用性の操作を参照してください。
インライン適用性をトピック内のエレメントに割り当てるには:
1. Arbortext Editor でトピックを開き、PTC サーバー接続 を介してリポジトリに接続します。
2. インライン適用性を割り当てるトピック内のエレメントを選択します。
3. 「編集」 > 「インライン適用性を適用」メニューオプションを選択します。
インライン適用性を適用ダイアログボックスが開きます。
このメニューオプションは、適用性 UI が有効になっている場合にのみ使用できます。詳細については、適用性インタフェースを有効化を参照してください。
4. 「定義式に追加」グループで、エレメントに適用する適用性定義式を生成するオプションを選択します。
関連する選択肢を選択します。
ダイアログボックスに、コンテンツサーバー上の製品に対して定義されているオプションと選択肢が表示されます。
「ルートを表示」オプションを選択して、現在のトピックに対して定義されているルート適用性を表示し、選択します。
選択肢を選択してから「Not」をクリックして、コンテンツがこの選択肢に適用されないように指定できます。
「アイテム間」グループを使用して、1 つのオプショングループから選択したアイテムを「And」または「Or」演算子で区切るかどうかを指定します。
「グループ間」グループを使用して、複数のオプショングループから選択したアイテムを「And」または「Or」演算子で区切るかどうかを指定します。
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定義式内の演算子のフォーマットは、ユーザーの環境に合わせて定義できます。詳細については、適用性定義式のフォーマットを設定を参照してください。
「追加」をクリックして、演算子を「論理式」リストに追加します。
「(追加)」をクリックして、括弧で囲まれた演算子を「論理式」リストに追加します。
5. 「確認」をクリックして、定義式が論理式として正しいかどうか、および有効なオプションを参照しているかどうかをチェックします。
6. 「OK」をクリックして、「論理式」リスト内のエントリで定義されたインライン適用性を現在のエレメントの適用性属性に割り当てます。ダイアログボックスが閉じます。
「適用」をクリックして、インライン適用性をエレメントに割り当て、ダイアログボックスを開いたままにすることもできます。
たとえば、ある製品に {Axle Options=3044, 3065} オプションと {Tire Options=Standard, Racing, TankTread, Monster} オプションがあるとします。
あるエレメントの「インライン適用性を適用」ダイアログボックスで選択された内容を以下に示します。
アクセルのオプション
3044」と「3065」を選択する
「アイテム間」として「OR」を選択する
タイヤのオプション
Standard」と「Racing」を選択する
「アイテム間」として「OR」を選択する
「グループ間」として「...) And (...」を選択する
このように選択することによって、次のインライン適用性定義式が生成されます。
(3044 or 3065) And (Standard or Racing)