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絶縁空間距離および沿面距離解析について
絶縁空間は 2 つの導電性構成部品間の電気的絶縁であり、沿面漏れは非導電性構成部品の表面における電気伝導です。クリアランスおよび沿面距離は、電気アセンブリを設計する上で重要なパラメータです。クリアランス解析と沿面距離解析では、測定されたクリアランスまたは沿面距離が、クリアランスまたは沿面距離の指定されたしきい値と比較されます。
構成部品、キルト、またはネット間のクリアランスおよび沿面距離を解析できます。複数の構成部品をネットにグループ化し、ネットペアについて解析を実行できます。構成部品やキルトのペアに対して直接解析を実行することもできます。導電面と非導電面の両方を持つヒューズなどの構成部品には、キルトを含めることで、構成部品の解析を正確に行うことができます。
 
*注記 Clearance and Creepage Analysis でフルバージョンの Creo Parametric にアクセスするには、別売りのライセンスを購入する必要があります。
Clearance and Creepage Analysis は次の 4 つのステージからなります。
ステージ 1 - クリアランスおよび沿面距離ファイルの作成
ステージ 2 - ネットの作成およびネットペアの定義
ステージ 3 - クリアランス解析、沿面距離解析、またはその両方の実行
ステージ 4 - 結果の確認およびレポートの生成
この解析は、アセンブリに関する次の仮定に基づいています。
互いに接触する 2 つの構成部品はボンドや接着剤で結合されていない。
構成部品の導電率は構成部品内で一様である。各構成部品は完全な導体か完全な絶縁体のどちらかであると見なされる。