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例: クリアランスパスと沿面パス
アセンブリモデル内の 2 つの構成部品間のクリアランスパスと沿面パスを次の図に示します。
1. 2 つの構成部品間のクリアランスパス
2. 2 つの構成部品間の沿面パス
沿面パスの計算では、Creo Parametric によって沿面サーフェス上でジャンプがない最短パス (あれば) が特定され、ギャップ間の指定された溝幅以下の長さのジャンプを追加することで、最短パスがさらに短縮されます。
1. 沿面サーフェス
2. 構成部品 A
3. 構成部品 B
4. 沿面サーフェス上のギャップ
5. 沿面パス
上の図は、ギャップのある沿面サーフェスを示しています。A と B は沿面サーフェス上の 2 つの導電性構成部品です。ギャップの幅は、クリアランスおよび沿面距離ファイルで指定されている溝幅以下になっています。したがって、沿面距離の計算時には、Creo Parametric によってギャップが短絡され、A と B を結んだ直線が沿面パスと見なされます。
1. 沿面サーフェス
2. 構成部品 A
3. 構成部品 B
4. 構成部品 C
5. 沿面パス
上の図で、A、B、C は沿面サーフェス上の導電性構成部品です。A と B の間の沿面距離の計算では、A と C および C と B の間のギャップが指定されている溝幅以下の場合でも、Creo Parametric ではそれらの構成部品間のギャップで短絡が生じないものと見なされます。
1. 沿面サーフェス
2. 構成部品 A
3. 構成部品 B
4. 沿面パス
上の図では、上の図に示すギャップの幅より大きい溝幅を指定した場合でも、Creo Parametric により A と B の間のギャップで短絡は生じません。図に示す誘導された赤色のパスは沿面パスです。