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沿面パスと短絡について
沿面パスは 2 つの導電性構成部品間の最短パスであり、この距離は絶縁物の表面 (沿面サーフェス) に沿って測定されます。沿面距離はこのパスの長さです。
絶縁物の表面よりも空気の抵抗が小さいために、ギャップ間で短絡が生じる可能性があります。短絡可能なギャップの最大幅が溝幅です。2 つの導電性構成部品を結ぶ直線上に溝やギャップがあり、ギャップの幅が指定されている溝幅以下の沿面サーフェスでは、そのギャップで短絡が生じるものとして沿面パスが計算されます。
同様に、2 つの構成部品を結ぶ直線上にリブがある沿面サーフェスの場合、沿面パスはリブのコンターに沿って測定されます。Creo Parametric では、短絡が生じる可能性がある場合、コンターの長さは短くなります。
 
*注記 指定されている溝幅では、"誘導" パスだけが見つかります。"誘導" パスは、ジャンプがないパスが存在する場合に、そのようなパスに、指定されている溝幅以下の長さのいくつかのジャンプを追加することによって得られます。
ネットのペアの溝幅はクリアランスおよび沿面距離ファイルで指定し、キルトまたは構成部品のペアの溝幅は「クリアランスおよび沿面距離」(Clearance and Creepage) ダイアログボックスで指定できます。