Arbortext Editor のユーザー補助機能の使用 (Windows 環境)
Windows で Arbortext Editor の多くの機能を使用すると、障害を持つ方もソフトウェアが使いやすくなります。
• set accessibility オプションを使用すると、スクリーンリーダーソフトウェアのユーザー補助拡張機能をオンにできます。Arbortext Editor でこのオプションを設定するには、 > を選択し、「詳細」ボタンをクリックして、リストから set accessibility を選択します。このオプションを使用すると、スクリーンリーダーを使用して、メニュー項目を音声で確認できるようになります。また、編集カーソルが 1 ピクセル幅の縦線として表示されます。
JAWS などのスクリーンリーダー ソフトウェアでは、このタイプとサイズのカーソルにより、非常に正確な位置情報が得られます。set caretthickness オプションを使用すると、カーソルの太さを変更できます。
これは、Arbortext パス\custom\init ディレクトリからロードした ACL スクリプトでも、コマンドラインからでも設定できます ( > > ダイアログボックスで「完全メニュー」がオンになっている場合に使用可能)。
• Arbortext Styler スタイルシートで、ユーザー補助機能に対応した PDF (PTC APP エンジン経由) および HTML 出力を設定できます。詳細については、次の項目を参照してください。
「環境設定」ダイアログボックスの表示設定を使用すると、
Arbortext Editor の表示フォントサイズを拡大できます( > > に移動し、
「フォントの拡大:」を最大で 500% に設定します)。
• set caretthickness オプションを使用して、フォントサイズにかかわらずカーソルのサイズを拡大できます ( > > に移動し、リストから caretthickness を選択します)。
• set caretcolor オプションを使用して、Arbortext Editor のカーソルの色も変更できます ( > > ダイアログボックスを使用します)。
• Arbortext Editor は、Windows ユーザー補助の設定ウィザードの「表示の色の設定」にある「ハイコントラスト」設定と互換性があります。
• Arbortext Editor の HTML ヘルプでは、グラフィックの説明がスクリーンリーダー用に提供されます。
Microsoft HTML Help Viewer で Arbortext Editor HTML ヘルプを表示する方法を変更できます。HTML Help Viewer の表示特性は、Help Viewer の「オプション」の「インターネットオプション」環境設定ダイアログボックスで制御できます。たとえば、必要に応じて、表示する色とフォントを変更できます。これらの環境設定は、Internet Explorer Web ブラウザと HTML Help Viewer の両方に適用されます。
前のリストで説明した set コマンドオプションは、いずれも custom\init サブディレクトリのスタートアップ .acl ファイルに含めることもできます (起動時に設定を自動的にロードするため)。
Arbortext 製品、ユーザー補助、リハビリテーション法第 508 条への適合については、
PTC サポートサイトの「Arbortext サポートセンター」をご覧ください。
Windows オペレーティングシステムには、画面の拡大、ナレーター、スティッキーキー、オンスクリーンキーボード、ハイコントラスト設定など、操作環境を向上するためのユーザー補助機能が組み込まれています。これらのユーザー補助機能を有効にする方法の詳細については、Windows オペレーティングシステムのオンラインヘルプを参照してください。
スクリーンリーダーソフトウェアの以下の領域では、ユーザー補助を使用できません。
• 文書マップペイン。
• 表ルーラーおよび表アイコン
• Equation Editor
• 「印刷プレビュー」ウィンドウ
• Arbortext Architect ウィンドウの一部
• Arbortext Editor HTML Help では、表の説明で表タイトルを使用します (ある場合)。一般的な表データの説明はありません。
• PDF 形式の Arbortext Editor 文書は、Adobe Acrobat Reader のアクセス可能性用に最適化されていません。