Web 用の文書のパブリッシング
Arbortext Editor の文書をパブリッシングし、一連の HTML 文書として Web ブラウザに表示できます。デフォルトでは、文書はスタイル指定された HTML ファイルとしてパブリッシングされます。目次、文書ナビゲーションボタン、検索可能な索引語などの機能を備え、指定の言語にローカライズされたインタフェースを備えています。
独自のスタイルシートを適用してパブリッシングすることで、HTML 文書の外観をカスタマイズできます。ブラウザに表示したときの HTML ファイルの体裁を変更するには、独自のフレームセットを作成し、文書をパブリッシングする時点でそのフレームセットを選択します。独自のフレームセットを作成する方法については、Administrator's Guide で、フレームセットのカスタマイズに関する説明を参照してください。
文書を Web 用に組版する場合は、以下の点に注意してください。
• グラフィックの幅属性と高さ属性をピクセルで指定した場合、これらの属性が Web ブラウザで解釈されます。文書にグラフィックが含まれている場合、HTML 出力にグラフィックの幅と縦の長さの属性を設定するには、これらの属性をピクセル単位で指定する必要があります。
• TeX 入力による数式は、HTML 出力において空のボックスで表示されます。
文書を Web 用に組版するには:
1. Web 用に組版する文書を作成します。文書は、トピックを参照する DITA マップ、その他のパブリッシング文書 (PDF ファイル)、その他のマップファイルなど、どのようなタイプであっても構いません。
2. Arbortext Editor で文書を開き、 > > の順に選択します。「Web 用にパブリッシング」ダイアログボックスが開きます。
3. 「出力ディレクトリ」で、文書のパブリッシング先となる場所を指定します。
「キュートランザクション」を選択している場合は、「出力ディレクトリ」を使用できません。
4. パブリッシングが完了したとき、文書を Web ブラウザに表示する場合は、「HTML を表示」を選択します。
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「HTML を表示」オプションを選択した場合、文書ファイル名に & が付いていると、Arbortext Editor がビューアを起動できないことを知らせるメッセージが表示されます。ビューアを無効にしてパブリッシングする場合は「はい」を選択し、パブリッシング処理を中止する場合は「いいえ」を選択します。
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5. 「スタイルシート」ボックスから、使用するスタイルシートを選択します。リストに表示されていない既存のスタイルシートを指定するには、「ブラウズ」をクリックします。
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スタイルシートですでに組版を完了しており、そのスタイルシートが、修正された XSL スタイルシートを含んでいるかまたはインポートしている場合は、修正内容を有効にするために、そのスタイルシートをキャッシュからクリアする必要があります。そのためには、Arbortext Editor のコマンドラインに pub_xalan::clear_stylesheets() と入力します。
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Arbortext Publishing Engineを使用している場合は、
Arbortext Publishing Engine サーバーから使用できるスタイルシートがリストに表示されます。注記
(pe) がスタイルシート名に表示されます。ローカルスタイルシートは無視されます。
6. 「フレームセット」フィールドで、文書に適用するフレームセットを選択します。
7. 文書をパブリッシングするための文字エンコーディングを「エンコーディング」リストから選択します。
8. 関連付けられた
DITAVAL ファイルを持つ DITA 文書をパブリッシングする場合、
「DITAVAL ファイル」リストでファイルを選択します。リストに表示されていない既存の DITAVAL ファイルを指定するには、
「ブラウズ」をクリックします。
9. 「UI 言語」のリストから、ボタン、ツールチップ、およびその他のユーザーインタフェース要素で使用する言語を選択します。
10. 変更追跡をオンにしている文書は、変更追跡状態を指定して出力できます。デフォルトでは、DITA マップからの組版時を除き、「編集」ウィンドウからの変更追跡ビューが選択されます。
DITA マップを組版する場合は、「適用した変更を表示」がデフォルトで選択されます。DITA マップからの組版時は、DITA マップから参照されているトピックに対してのみ、選択された「変更の追跡」ビューが適用されます。DITA マップ自体は、参照されているその他のマップと同様に、選択された「変更の追跡」ビューにかかわらず (マップに変更追跡マークアップがある場合でも)、常に「適用した変更を表示」を使用して組版されます。
選択できるオプションは次のとおりです。
◦ 「変更をハイライト表示」 - すべての変更案を改訂マーク付きでハイライト表示します。
◦ 「適用した変更を表示」 - 変更提案をすべて文書に組み込み、改訂マークなしで表示します。
◦ 「オリジナル」 - 変更提案を組み込まない状態で文書を表示します。
11. 「高度なグラフィックを変換」チェックボックスを使用して、組版する際、
高度なグラフィックを Web 対応のグラフィックフォーマットに変換するかどうかを選択します。デフォルトでは、高度なグラフィックは変換されません。
12. 「キュートランザクション」を行うかどうかを指定します。「キュートランザクション」チェックボックスをオンにした場合は、「出力ディレクトリ」と「HTML を表示」の値がクリアされます。「ツール」メニューから「キュートランザクション」のリストを表示して結果を取得する時点で、出力ディレクトリを指定し、HTML を表示するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
13. 「トランザクション名」を入力するかどうかを選択します。「ツール」メニューからアクセスできる「キュートランザクション」リストから結果を読み込む際に、トランザクション名が表示されます。
14. 文書に
プロファイルを適用する場合は、
「プロファイルの設定」をクリックして
「プロファイルの設定」ダイアログボックスにアクセスします。
「OK」または
「キャンセル」をクリックして、
「プロファイルの設定」ダイアログボックスを閉じます。
「プロファイルの設定」ボタンは、選択した文書型に
プロファイルが設定されている場合にのみ使用できます。
15. パブリッシング規則を作成する場合は、「規則の作成」をクリックして「新規パブリッシング規則を作成」を開きます。ここで新規パブリッシング規則または規則セットを作成できます。
16. 「OK」をクリックしてパブリッシングを開始します。
Arbortext Styler には、HTML 出力に CSS 情報を追加するための方法が 3 つあります。詳細については、
「CSS files in HTML output」を参照してください。
