文書のセクションをプロファイルすると、特定の訪問者を対象とした情報や、特定の状況でのみ適用する情報を特定のセクションに入れるように指定できます。

たとえば、特定のソフトウェアをインストールした読者だけに関連する情報を文書のいくつかのセクションに入れる場合があります。この情報をこの特定の訪問者向けにプロファイルすることにより、発行時に 2 つの異なる文書を簡単に作成できます。つまり、1 つの文書には、情報を必要とするユーザー用にプロファイルした情報を入れ、もう 1 つの文書では、その特定のソフトウェアを持っていないユーザー用に、この情報を除外できます。

別の例として、初めて使用するユーザーを対象としたコンテンツと、上級ユーザーを対象としたコンテンツを分ける情報のプロファイルもあります。

発行するプロファイルの設定は発行時に行います。プロファイルされていない文書のセクション、または発行時に設定したプロファイルと同じプロファイルが適用されるセクションだけが、発行された文書に表示されます。

正確には、文書内のエレメントにプロファイルが適用されます。プロファイルは、プロファイルしたエレメントの子によって継承されます。たとえば、プロファイルを章全体に適用すると、その章内部のすべてのエレメントが同じプロファイル値を継承します。より制限的なプロファイルを個々の子エレメントに適用することができます。プロファイルは、名前空間のエレメントには適用できません。

コンテンツに適用できるプロファイルはサイトによって異なり、サイトの管理者により、文書型のプロファイル設定ファイル (.pcf) で定義されます。この設定に基づいて、特定のエレメントでは特定のプロファイルだけを使用できます。プロファイルの設定の詳細については、Customizer's Guideの「Customizing your Site's Profiling Configuration」を参照してください。

以下の 2 種類のプロファイルをエレメントに適用できます。

プロファイルが適用されていないコンテンツは、すべてのプロファイルの一部であると見なされます。