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スペルチェックとオートコレクト
Arbortext Editor には、スペルミスのある単語を修正する次の 2 つのサブシステムがあります。
スペルチェック
スペルチェック機能は、使用している言語の既知のすべての単語を含む言語固有の辞書、およびユーザーが単語とミススペルのペアを追加可能なユーザー辞書によって駆動されます。
ユーザー辞書内の単語にはミススペルのフラグは付きません。
ユーザー辞書内のミススペルのペアは 2 つの単語から成り、a;b として表されます。
a はスペルミスのある単語であり、b は置換後の単語です。
ミススペルのペアはスペル修正時にのみ使用されます。これらはオートコレクト機能で使用される autocorrect.xlf 内の単語とは区別されます。
オートコレクト
オートコレクト機能は、単語のペアを含む autocorrect.xlf ファイルによって駆動されます。
各ペアの 1 つ目の単語は一般的なミススペルであり、2 つ目の単語は正しいスペルです。
Arbortext Editor は、autocorrect.xlf ファイルの複数言語バージョンをサポートしています。
詳細については、autocorrect.xlfを参照してください。
文書に入力した単語は次の順序でスペルチェック用に処理されます。
1. 単語がオートコレクト機能に渡されます。autocorrect.xlf を参照してその単語にミススペルがあるかどうかがチェックされます。ミススペルがある場合、正しいスペルの単語に置き換えられます。
2. 単語がスペルチェッカーに渡されます。その単語にミススペルがある場合、赤色の波下線が付きます。
3. スペルチェッカーによって、新しい単語とその周囲の単語が評価されます。文法的な誤りが見つかった場合、間違った単語に緑色の波下線が付きます。
スペルミスと文法的な誤りに下線を付けるこの処理を除き、スペルチェッカーは呼び出された場合にのみ動作します。このチェックは次の 2 つの方法で呼び出すことができます。
spell コマンド
ツールバーの「スペル」アイコン (spell コマンドが呼び出されます)
スペルチェッカーでは、文書内、または文書の選択した領域内 (デフォルト) の各単語がチェックされます。単語ごとに次の処理が行われます。
その単語がマスター辞書に存在する場合、正しいスペルの単語として無視されます。
その単語がユーザー辞書に存在する場合、正しいスペルの単語として無視されます。
その単語がマスター辞書またはユーザー辞書に存在しない場合、スペルミスのある単語の置換候補が 8 つまでダイアログに表示されます。
その単語がユーザー辞書にミススペルのペアの左側として存在している場合、そのミススペルのペアの右側がスペルの候補の 1 つとして表示されます。