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マクロレコーダーの概要
Arbortext Editor マクロレコーダーを使用すると、一連のキーストロークや ArbortextEditor コマンドを後で再生できるように記録することで、タスクを自動化できます。マクロは、キーの組み合わせ、メニューアイテム、ツールバーボタンに割り当てることができます。マクロレコーダーは ACL コマンドを生成し、.mcf ファイルに格納します。マクロファイルフォーマットを使用すると、サポートされている任意のスクリプト言語を使用してマクロを定義できます。
マクロは特定の範囲で実行され、以下のファイルに格納されます。
<文書名>.mcf - (文書範囲) 現在の文書にのみ適用されるマクロを定義します。.mcf ファイルは文書と同じディレクトリにあり、基本名は同じです。文書範囲の場所は、ASCII ファイルとマクロ文書では使用できません。
<文書型>.mcf - (文書型範囲) 特定の文書型についてマクロを再定義できます。このファイルは文書型のディレクトリにあります。
<アプリケーションデータディレクトリ>\user.mcf - (ユーザー範囲) すべての文書と文書型に適用できる、ユーザー定義マクロが含まれます。この場所は、新しいマクロを初めて記録する場合のデフォルトです。
<アプリケーションデータディレクトリ> はオペレーティングシステムがユーザー固有データを書き込むディレクトリです。これは通常、C:\Document and Settings\<ユーザー名>\Application Data\PTC\Arbortext\Editor になります。
アプリケーションマクロ - すべての文書と文書型に適用できるサイト固有のマクロです。このマクロ範囲は、Arbortext パス\lib\application.mcf が存在する場合はこれを読み込み、次に custom ディレクトリ検索リストにある\lib\application.mcf ファイルを読み込むことにより定義されます。検索リストは右から左の順に処理されます。ここでは、Arbortext パス\lib\application.mcf のデフォルトの定義を含み、左端の定義が後の定義よりも優先されます。
この範囲は読み取り専用です。読み取り専用ファイルが選択された場合、「編集」「削除」は使用不可になります。
マクロは、指定のファイル名でリストに表示される場所だけに格納できます。
サイトでの Macro Recorder の使用方法をカスタマイズするために、いくつかの ACL 関数が用意されています。詳細は、Arbortext Command Language Reference を参照してください。