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マクロの実行
マクロは、Arbortext Editor から対話形式で実行することも、起動時に、またはスクリプトから自動的に実行することもできます。
マクロ名は、ACL コマンドを表示できるどのコンテキストでも認識されます。つまり、Arbortext Editor コマンドラインにマクロの名前を入力するだけで、マクロを実行できます。また、XUI ツールバー button 要素の command 属性の値、menu.cfcmd ファイルのメニュー 文字列、または map コマンドのキー割り当てとしてマクロ名を使用することもできます。
ACL マクロでは、エラーが発生しても実行は継続されます (予期しない結果になる可能性があります)。この場合は、「編集」 > 「元に戻す」を選択して、不要な変更を元に戻します(マクロによって実行されたすべての変更は、1 つのイベントとして元に戻されます)。
対話形式でのマクロの実行
1. 実行しているマクロが、文書を開いておく必要がある文書範囲のマクロの場合は、マクロを実行する文書を開きます。
マクロに必要な場合は、カーソルを文書の適切な位置に置きます(コンテキストチェックが有効になっている場合は、Arbortext Editor では、マクロによって文書がコンテキスト外になることはありません)。
2. 「ツール」 > 「マクロ」 > 「マクロ」を選択し、「マクロ」ダイアログボックスを表示します。
3. 「マクロ名」フィールドで、実行するマクロを選択します。
文書を開いているときのマクロの実行
1. 文書範囲のマクロでは、マクロを記録するときに、その文書と同じ基本名を持つファイルにマクロを格納します。たとえば、mydoc.xml という名前の文書では、マクロを mydoc.mcf に格納します。
2. 文書と同じ基本名を持つ ACL ファイルまたは JavaScript ファイルで、マクロを参照します (mydoc.aclmydoc.js など)。
たとえば、startupmacro マクロを実行するには、mydoc.acl で以下の行を追加します。
macro_run("startupmacro")
mydoc.js で以下の行を追加します。
Application.run("startupmacro")
Arbortext Editor の起動時のマクロの実行
1. アプリケーション範囲のマクロでは、マクロを記録するときに、マクロを次のファイル (または、APTCUSTOMで設定したパス内の同じ名前のファイル) に格納します。
Arbortext パス\custom\lib\application.mcf
2. スタートアップファイルから、次のディレクトリにあるマクロを参照します。
Arbortext パス\custom\init
たとえば、startupmacro ファイルで、以下の行を追加してマクロを実行します。
macro_run("startupmacro")
または、mymacros.js で以下の行を追加します。
Application.run("startupmacro")