特殊な管理 > ビジネスオブジェクトの調整 > オブジェクト初期化規則管理 > オブジェクト初期化規則について > オブジェクト初期化規則に使用される XML ドキュメントの内容の定義 > AttrValue で使用されるアルゴリズム
  
AttrValue で使用されるアルゴリズム
AttrValue タグで指定された属性ごとにアルゴリズムを指定します。初期状態では、Windchill は、以下のアルゴリズムを提供します。以下のリストでは、タイトルの名前は省略されています。AttrValue タグに完全なアルゴリズム名を入力します。
AttrValue タグで使用する具体的な構文については、AttrValue タグの構文を参照してください。
番号付け属性を使用するには、ジェネレータ機能を引数として指定する必要があります。この機能は、番号の生成に使用されます。番号付けの詳細については、番号付けスキームの変更を参照してください。
バージョン管理属性を使用するには、シリーズを引数として指定する必要があります。バージョン管理の詳細については、バージョン管理スキームの変更を参照してください。
アルゴリズム
説明
com.ptc.core.foundation.folder.server.impl.
FolderPathAttributeAlgorithm
指定されたフォルダパス文字列を、フォルダオブジェクト参照に変換します。このアルゴリズムの最も一般的な使用法は、FolderPathAttributeAlgorithm を使用したデフォルトのフォルダパスの例で示されているとおり、folder.id 属性の値を設定することです。
com.ptc.core.foundation.lifecycle.server.impl.
LifeCycleTemplateAttributeAlgorithm
指定されたライフサイクル名を、ライフサイクルテンプレートオブジェクト参照に変換します。このアルゴリズムの最も一般的な使用法は、LifeCycleTemplateAttributeAlgorithm を使用したデフォルトのライフサイクルの例で示されているとおり、lifeCycle.id 属性の値を設定することです。
com.ptc.core.foundation.team.server.impl.
TeamTemplateAttributeAlgorithm
指定されたチームテンプレート名を、チームテンプレートオブジェクト参照に変換します。このアルゴリズムの最も一般的な使用法は、TeamTemplateAttributeAlgorithm を使用したデフォルトのチームテンプレートの例で示されているとおり、teamTemplate.id 属性の値を設定することです。
com.ptc.windchill.enterprise.org.server.impl.
OwningOrgDefaultAlgorithm
オブジェクトが作成されるコンテキストの組織参加者 (WTOrganization) を返します。このアルゴリズムの最も一般的な使用法は、organization.id 属性の値を設定することです。
このアルゴリズムを使用して、オブジェクトのデフォルトの所有組織参加者を、オブジェクトが作成されるアプリケーションコンテキストの組織参加者に設定します。
詳細については、所有組織参加者を参照してください。
com.ptc.windchill.enterprise.org.server.impl.
UserSuppliedOrgDefaultAlgorithm
このアルゴリズムの引数として指定された値が示す組織参加者 (WTOrganization) を返します。このアルゴリズムの最も一般的な使用法は、organization.id 属性の値を設定することです。
このアルゴリズムを使用して、オブジェクトのデフォルトの所有組織参加者を、オブジェクトが作成されるアプリケーションコンテキストの組織参加者ではない組織参加者に設定します。たとえば、このアルゴリズムを使用して、特定のサプライヤ (またはベンダー) 組織参加者をデフォルトに設定します。
* 
このアルゴリズムを使用するには、デフォルトの所有組織参加者として使用する組織参加者の属性として、「組織 ID タイプ」および「組織 ID」を設定する必要があります。「参加者管理」ユーティリティを使用して、これらの属性を設定できます。
このアルゴリズムの引数には、文字列を以下のフォーマットで指定する必要があります。
<ICD_番号>$<組織 ID>
<ICD_番号> は、組織 ID タイプに割り当てられている国際コード指定子の番号です。たとえば、デフォルトの組織 ID タイプは、以下の ICD 番号を使用します。
CAGE ICD 番号は 0141 です。
DUNS ICD 番号は 0060 です。
ISO6523 ICD 番号は 0026 です。
<組織 ID> は、組織登録時に割り当てられた組織の識別番号です。
組織 ID およびこのアルゴリズムの必須フォーマットについては、所有組織参加者の作成と更新を参照してください。
com.ptc.windchill.enterprise.revisionControlled.
server.impl.NumberGenerator
指定された引数に従って生成された文字列を返します。このアルゴリズムの最も一般的な使用法は、番号属性の値を設定することです (文字列属性の初期化にも使用できます)。
番号付けスキーム規則の作成には、このアルゴリズムの使用例が記載されています。
com.ptc.core.foundation.vc.server.impl.
VersionInfoGenerator
指定された名前のバージョンスキームを返します。このアルゴリズムの最も一般的な使用法は、versionInfo 属性の値を設定することです。
例については、バージョン管理スキームの例を参照してください。
wt.rule.algorithm.BooleanConstant
文字列引数をブールとして解析します。文字列引数が文字列 "true" に等しい場合は、true を返します (大文字と小文字は区別されません)。それ以外の場合は、False を返します。
wt.rule.algorithm.StringConstant
指定された値を文字列に変換。
wt.rule.algorithm.EnumTypeConstant
EnumTypeConstant を使用したドキュメント属性の例で示されているとおり、指定された値を列挙値に変換します。
wt.rule.algorithm.GetNullValue
Null を返します。属性が Null の場合、値はありません。このアルゴリズムに渡す引数はありません。このアルゴリズムは、属性を Null 値に設定する場合だけでなく、規則内部に条件付きロジックを指定する場合に有効です。
wt.rule.algorithm.GetDefaultContent
オブジェクトタイプの内部名とグローバル属性 (「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで定義) を渡されると、グローバル属性のデフォルト値を返します。これは、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティを使用して設定されたデフォルト値です。オブジェクトタイプまたはグローバル属性が存在しない場合、アルゴリズムは例外を返します。
生成された値とともにデフォルトの属性値を使用には、番号付けスキームでのこのアルゴリズムの使用例が説明されています。
wt.rule.algorithm.Substring
文字列、開始インデックス (beginIndex)、および終了インデックス (endIndex) を渡されると、元の文字列の部分文字列である新しい文字列を返します。部分文字列は、指定された開始インデックスから始まり、終了インデックスの 1 文字前までです。したがって、部分文字列の長さは endIndex - beginIndex になります。
このアルゴリズムの引数は、次の順序で指定します。
1. 元の文字列を表す文字列。
2. 開始インデックスを表す文字列または整数。このインデックス位置の文字は、部分文字列の先頭文字になります。beginIndex が 0 以下の場合、部分文字列は元の文字列の先頭から始まります。
3. 終了インデックスを表す文字列または整数。部分文字列は、endIndex - 1 の文字まで続きます。
この引数はオプションです。endIndex を指定しない場合、部分文字列は元の文字列の終わりまでです。
endIndex が 0 未満、または文字列の長さより大きい場合、部分文字列は元の文字列の終わりまでです。
必要な引数のタイプまたは数が正しくない場合、例外が返されます。
wt.rule.algorithm.IndexOf
文字列、部分文字列、開始インデックス (fromIndex) を渡されると、指定された開始インデックスからサーチして、指定された部分文字列が最初に出現する文字列内のインデックスを返します。
このアルゴリズムの引数は、次の順序で指定します。
1. 最初の文字列を表す文字列。
2. サーチする部分文字列を表す文字列。
3. サーチを開始する開始インデックスを表す文字列または整数。
この引数はオプションです。fromIndex を指定しない場合、サーチは最初の文字列の先頭から開始されます。
fromIndex が 0 以下の場合、サーチは最初の文字列の先頭から開始されます。
fromIndex が文字列の長さより大きい場合、-1 が返されます。
必須引数のタイプまたは数値が正しくない場合、例外が返されます。
部分文字列が見つからない場合、-1 が返されます。
wt.rule.algorithm.LastIndexOf
文字列、部分文字列、開始インデックス (fromIndex) を渡されると、指定された開始インデックスから逆方向にサーチして、指定された部分文字列が最後に出現する文字列内のインデックスを返します。
このアルゴリズムの引数は、次の順序で指定します。
1. 最初の文字列を表す文字列。
2. サーチする部分文字列を表す文字列。
3. サーチを開始する開始インデックスを表す文字列または整数。
この引数はオプションです。fromIndex を指定しない場合、サーチは最初の文字列の終わりから開始されます。
fromIndex が 0 以下の場合、サーチは最初の文字列の終わりから開始されます。
fromIndex が文字列の長さより大きい場合、-1 が返されます。
必要な引数のタイプまたは数が正しくない場合、例外が返されます。
部分文字列が見つからない場合、-1 が返されます。