オペレーションのローカライズは、プラント内の特定のワークステーションにオペレーションを割り当てる 1 つの方法です。ステーションにオペレーションをローカライズすることは、特定のワークステーションで特定のオペレーションを実行または実装するようにシステムに指示することを意味します。製造技術者またはプラントエンジニアとして、ラインに一連のオペレーションと一連のワークステーションがある場合、ビジネス上の考慮事項に基づいて、プラントの最適な出力を達成するにはどのオペレーションをどのワークステーションで実行する必要があるかを決定します。このプロセスには、コスト、時間、およびその他のエンティティの管理が含まれます。詳細については、
オペレーションのローカライズを参照してください。プロセス計画ツリー構造と
「ルーティング計画」タブを使用して、オペレーションをローカライズできます。ローカライズするには、プロセス計画ツリー構造から
「ルーティング計画」タブの次のエンティティにオペレーションをドラッグします。
• ワークステーションにオペレーションをローカライズすると、そのワークステーションが緑色になります。つまり、プロセス計画ツリー構造から「ルーティング計画」タブ内のワークステーションにオペレーションをドラッグすると、そのワークステーションは緑色になります。
• プロセス計画ツリー構造で、最新のローカライズされたオペレーションが青色でハイライトされます。
• 1 つのステーションにローカライズできるオペレーションは 1 つだけです。
• プロセス計画ツリー構造でフェード表示されているオペレーションは、それらのオペレーションがすでにローカライズされていることを示しています。すでにローカライズされているオペレーションは、プロセス計画ブラウザ (PPB) ツリー構造からほかのステーションに再ローカライズできないことに注意してください。
• プロセス計画ツリー構造で使用可能な、フェード表示されていないオペレーションは、まだローカライズされていないことを示しています。ビジネス要件に基づいて、これらのオペレーションをローカライズに使用できます。
• 「ルーティング計画」タブで、フィーダーラインをクリックすると、そのフィーダーラインに関連付けられているステーションとゾーンが下部に表示されます。
• ステーションまたはゾーンにオペレーションをローカライズすると、そのステーションまたはゾーンは緑色になります。ステーションまたはゾーンを選択すると、ステーションまたはゾーンは黒色になり、以下のステーションまたはゾーンのそれぞれの子アイテムが表示されます。
◦ 「ローカライズされたオペレーション」 - すべてのローカライズされたオペレーションのリストを表示します。
◦ 「作業拠点」 - すべての作業拠点のリストを表示します。
◦ 「技能」 - すべての技能のリストを表示します。
◦ 「ツーリング」 - すべてのツーリングのリストを表示します。
◦ 「加工材料」 - すべての加工材料のリストを表示します。
| 「技能」、「ツーリング」、および「加工材料」はステーションまたはゾーンに関連付けられています。 |
• 複数のワークステーションに同じオペレーションをローカライズすることはできません。
• オペレーションをローカライズする際には、ルーティング計画がチェックアウトされます。
• ワークステーションの下にゾーンが存在する場合は、そのワークステーションまたはゾーンのどちらかにオペレーションをローカライズできます。
• 1 つ以上のオペレーションを選択すると、ローカライズされたオペレーションの優先順位はラベル番号に従って決定されます。ワークステーションのコンテキスト内で、ローカライズされたオペレーションの優先順位またはシーケンスを変更できます。ワークステーションのコンテキスト内の
「ローカライズされたオペレーション」タブで特定のオペレーションの前後にオペレーションをドラッグまたは再配置することで、オペレーションのシーケンスを変更できます。PPB の
「子部品」タブを使用してラベル番号を変更できます。詳細については、
プロセス計画内のラベル番号を参照してください。
オペレーションを 1 つだけ選択した場合、ラベル番号ではなく、選択したオペレーションに従って優先順位が決定されます。
• 「ルーティング計画」タブでは、オペレーションがローカライズされていないワークステーションは灰色で表示されます。すべてのオペレーションがローカライズされ、ローカライズされたオペレーションが 1 つもないワークステーションがまだある場合、これはこれらの特定のワークステーションがその特定のルーティング計画の一部ではないことを示します。
• ゾーンにオペレーションをローカライズすると、以下のエンティティが緑色でハイライトされます。
◦ ゾーン
◦ ゾーンに関連付けられているワークステーション
オペレーションを再ローカライズできます。次のシナリオについて考えます。時間とコストを削減する製造ストラテジーを構築する際に、製造エンジニアはルーティング計画に関連するさまざまなシナリオを試すことができます。このようなシナリオでは、オペレーションのローカライズを修正してあるステーションから別のステーションに再ローカライズすることを試みることができます。ローカライズされたオペレーションの記録と情報は、「ローカライズされたオペレーション」テーブルに表示されます。オペレーションを再ローカライズするには、1 つのステーションから別のステーションにオペレーションをドラッグします。たとえば、オペレーションの再ローカライズ元のステーションをブラウズし、再ローカライズするオペレーションを選択して、ローカライズ先のステーションにドラッグします。オペレーションの記録が前のステーションから除去され、ローカライズされたオペレーションをドロップしたステーションに追加されます。
オペレーションの再ローカライズに関連する以下の点に注意してください。
• 再ローカライズ中はルーティング計画がチェックアウトされます。
• ルーティング計画がほかのユーザーによってチェックアウトされている場合、再ローカライズプロセスは失敗します。
• 再ローカライズされたオペレーションの優先順位がターゲットステーションでは変わる場合があります。ターゲットステーションにローカライズされたオペレーションがすでにいくつか存在する場合、再ローカライズされたオペレーションの優先順位はその次になります。たとえば、ステーション
A2 の下に 3 つのローカライズされたオペレーションがあるとします。オペレーションがステーション
A1 からステーション
A2 にドラッグされます。新しく追加されたオペレーションには 4 番目の優先順位が付けられます。優先順位は変更できます。これを行うには、
「ローカライズされたオペレーション」テーブルでオペレーションを再配置します。詳細については、
「ローカライズされたオペレーション」の操作を参照してください。
• すべてのローカライズされたオペレーションをステーションから再ローカライズすると、そのステーションにはローカライズされたオペレーションがなくなるので、ステーションの色が灰色に変わります。
• 再ローカライズ後、新しいリンクが作成されます。このリンクには、時間情報、処理リソース情報など、オペレーションからのローカライズ情報が含まれています。
フィーダーラインの下のワークステーションにオペレーションをローカライズできます。次の点を考慮してください。
• フィーダーラインをクリックすると、その下のワークステーションとゾーンがレンダリングされます。
• 任意のオペレーションを、フィーダーラインの下のワークステーション/ゾーン上に直接ドラッグアンドドロップできます。
• 時間の値を追加、除去、および編集できます。
• ワークステーションがフィーダーラインの下にあるとします。このワークステーションにオペレーションをローカライズしても、フィーダーラインの色は変わりません。
• ワークステーションをクリックして、すべてのローカライズされたオペレーションを表示できます。ローカライズされたオペレーションの優先順位は変更できます。