例: Dynamics 365 CRM 操作の使用
Dynamics 365 CRM から顧客資産コードを取得し、SMS としてオペレータに送信する必要があるとします。この使用例では、ワークフローは以下の操作から成ります。
手順 1: ThingWorx トリガーの設定
ThingWorx でアラートが作成されるたびに起動する ThingWorx トリガーを設定しましょう。
次の手順は、この例の操作フォームで指定する必要のある値の詳細を示しています。このトリガーを設定する手順の詳細については、ThingWorx トリガーを参照してください。
1. ThingWorx Composer で、ThingWorx Thing エンティティを作成します。たとえば、次のような情報を持つ DynamicsThing を作成します。
assetId プロパティ
alertProperty プロパティ
2. ThingWorx Flow で、開始アイコン にマウスポインタを合わせて をクリックするか、 をダブルクリックします。トリガーのリストが表示されます。
3. ThingWorx トリガーを設定するため、「ThingWorx」を選択します。
4. 「ソースエンティティ」リストで、ThingWorx ソースエンティティ DynamicsThing を選択します。
5. 「イベント」リストで、Alert を選択します。
6. 「ソースプロパティ」リストで、アラートプロパティ alertProperty を選択します。
手順 2: 「Thing のプロパティを取得」操作を使用した ThingWorx からのアセット ID の取得
次の手順は、この例の操作フォームで指定する必要のある値の詳細を示しています。この操作の詳細な設定手順については、Thing のプロパティを取得を参照してください。
1. 「次で検索」リストで、「選択」を選択します。
2. 「Thing」リストで、ThingWorx ソースエンティティ DynamicsThing を選択します。
3. 「プロパティ」リストで、assetId を選択します。
手順 3: 「レコードを取得」操作を使用した、Dynamics 365 CRM からのレコードの取得
次の手順は、この例の操作フォームで指定する必要のある値の詳細を示しています。この操作の詳細な設定手順については、レコードを取得を参照してください。
1. 「次で検索」リストで、「クエリー」を選択します。
2. 「エンティティセット」リストで、「Customer Asset」を選択します。承認された Dynamics 365 CRM アカウントでこのエンティティセットが使用可能でなければなりません。
3. 「クエリータイプ」リストで、「フォームベースのクエリー」を選択します。
4. 「結合手段」リストで、「AND」を選択します。
5. 「追加」をクリックしてフィルタを追加します。
a. 「プロパティ」リストで、「Customer Asset ID」を選択します。
b. 「条件」リストで、「指定値と等しい」を選択します。
c. 「プロパティ値」フィールドで、「Thing のプロパティを取得」操作の assetId 出力をマッピングします。
手順 4: 「SMS を送信」操作を使用した、オペレーターへの SMS の送信
次の手順は、この例の操作フォームで指定する必要のある値の詳細を示しています。この操作の詳細な設定手順については、SMS を送信を参照してください。
1. 「メッセージ」フィールドで、「レコードを取得」操作の statuscode 出力をマッピングします。
以上で、Dynamics 365 CRM から資産 ID が読み込まれるたびに、資産のステータスに関する SMS がオペレータに送信されるようになりました。
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