スケジューラの設定
監査サブシステムのアーカイブ、パージ、クリーンアップサービスを自動的に実行するには、その操作をトリガーするための対応するスケジューラ Thing を設定します。特定のサービスを実行する間隔を指定するには、CRON 定義式を使用します。CRON 定義式ではこれらの間隔を柔軟に設定できます。たとえば、オンライン監査データを毎日、1 日おき、2 日おき、または週に 1 回アーカイブできます。
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直接永続とデータテーブルには、それぞれのサービスに固有のスケジューラがあります。両方の実装のスケジューラが有効で設定されている場合でも、そのうちの 1 つだけがアーカイブサービスを実行します。具体的には、監査サブシステムのアクティブな実装に対応するサービスだけが実行されます。デフォルトでは、もう一方のスケジューラがアクティブな場合、アーカイブサービスの実行を試みますが、その実装は無効になっているので、もう一方の実装が有効になっていることが原因でアーカイブサービスの実行の試みが失敗したという WARN メッセージのみがログに記録されます。
監査データの自動アーカイブ、パージ、クリーンアップのスケジュールを設定するには、次の操作を行います。
1. ThingWorx Composer で、「モデリング」 > 「スケジューラ」をブラウズし、スケジューラのリストが表示された後、サービスのスケジューラを選択します。
実装
監査サービス
スケジューラ Thing
直接永続
ArchiveAuditHistoryDirectPersistence
AuditArchiveSchedulerDirectPersistence
データテーブル
ArchiveAuditHistory
AuditArchiveScheduler
両方
PurgeAuditData
AuditPurgeScheduler
両方
AuditArchiveCleaup
AuditArchiveCleanupScheduler
AuditArchiveCleanupNotificationScheduler
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パージスケジューラを無効にしないでください。無効にした場合、オンライン監査データをオフラインリポジトリにコピーしてから削除する定期的な処理が行われなくなります。定期的なパージ操作を行わずにオンラインデータを大量に蓄積させると、最終的にはプラットフォームがダウンする可能性があります。
2. スケジューラの「一般情報」ページで、以下のプロパティを設定します。
「実行ユーザー」 - このプロパティは、ScheduledEvent が発生するユーザーコンテキストを指定します。さらに、そのイベントの購読もそのユーザーコンテキストで実行されます。「Administrator」に設定することをお勧めします。
「有効」 - スケジューラが有効かどうかを指定します。チェックボックスをオンまたはオフにすることで Scheduler を有効または無効にします。
3. 「スケジュール」フィールドで、ペンアイコンをクリックして、スケジューラのコンフィギュレーションページを表示します。
4. スケジュールを設定し、「完了」をクリックして CRON 文字列を保存し、ページを閉じます。
5. 「保存」をクリックして変更を保存します。
対応するサービスのスケジューラは、このスケジュールに基づいてサービスを自動的にトリガーします。
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スケジューラには、スケジュールされたジョブの最終実行時刻を表示するプロパティがあります (データテーブル実装のアーカイブサービスでは LastArchivedTime、直接永続実装のアーカイブサービスでは LastArchivedTimeDirectPersistence)。スケジュールされたジョブが正常に実行されるたびに、システムはこのプロパティを更新します。このプロパティは編集可能ではありますが、決して手動では編集しないでください。
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