システム
ローカライズテーブル
ローカライズによって、ランタイムラベルを各種言語や用語で表示できます。ThingWorx では、Mashup Builder のテキストに割り当てられるトークンを使用して、ローカライズテーブルを設定できます。ローカライズトークンはロケール固有のフォーマット用に日付と数値にも適用できます。
ThingWorx ではデフォルトのローカライズテーブルが用意されています。そのトークンに言語固有の翻訳が提供されていない場合、デフォルトのローカライズ定義が使用されます。新しいローカライズトークンを定義する場合、デフォルトのテーブルでこれを定義してデフォルト値を割り当てる必要があります。これによってマッシュアップ環境で使用可能になります。マッシュアップを設計および実装しているときに、マッシュアップ環境で新しいトークンを作成できます。マッシュアップ環境では、テキスト表示オプションを持つウィジェットだけをローカライズ設定できます。
拡張機能を使用している場合、拡張機能とローカライズテーブルのパッケージ化を参照してください。
翻訳者への追加コンテキストの提供
ローカライズトークンのオプションのフィールドで、そのテキストに関する追加情報を翻訳者に提供します。翻訳者はアプリケーションのコンテキストの外部からテキストを見た場合にそのテキストがあいまいであると感じることがあります。
たとえば、以下がフランス語翻訳の対象となっています。
<value><!CDATA[Book]></value>
"book" という単語のフランス語訳は複数あるので (たとえば、フライトを予約する場合の book は réserver、売上を計上する場合の book は enrégistrer、名詞としての book は livre または cahier)、「使用状況」および「コンテキスト」フィールドで追加のコンテキストを提供することで翻訳者を支援できます。ローカライズテーブルが複製された場合、これらのフィールドに入力されている情報も複製され、エディタと XML エクスポートファイルに表示されます。これらのフィールドは翻訳者へのガイドとなりますが、ランタイムの動作には影響しません。
ローカライズテーブルの作成と設定
1. ThingWorx Composer から、「システム」 > 「ローカライズテーブル」の順にブラウズし、「新規」ボタンをクリックします。
2. ロケール、母国の言語名、共通の言語名、説明を入力して、必要なタグを追加します。
必要なロケールフォーマットについては、ローカライズテーブルのマイグレーションとインポートを参照してください。
3. 「保存」をクリックします。
4. 「ローカライズトークン」領域で、編集するローカライズトークンをクリックします。
5. 「トークン値」フィールドに、選択したトークンのトークン値を入力します。
6. 「使用状況」ドロップダウンリストで、「ラベル」または「メッセージ」を選択します。
* 
「ラベル」オプションを選択した場合、翻訳は簡潔に略記する必要がありますが、「メッセージ」オプションを選択した場合には、翻訳を文または段落にできます。
7. 「コンテキスト」フィールドには、翻訳者の理解に役立つ情報として、トークンが表示される場所、その意味、制約が適用されるかどうか、およびその他の便利な情報を入力します。
8. 「保存」をクリックします。
ローカライズトークンの追加
1. Composer から、「ビジュアリゼーション」 > 「マッシュアップ」の順にブラウズし、マッシュアップをクリックして Mashup Builder を開きます。
2. ウィジェットのローカライズを設定するため、ローカライズ可能なプロパティの横にある地球儀 () アイコンをクリックします。
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ローカライズ可能なすべてのフィールドの左側に地球儀アイコンが表示されています。
3. マジックピッカー () アイコンをクリックしてローカライズトークンをサーチして、「保存」をクリックします。
a. 新しいローカライズトークンを追加するには、「システム」 > 「ローカライズテーブル」の順にブラウズします。
b. ローカライズテーブルを選択し、「ローカライズトークン」領域に移動して「追加」をクリックします。
新しいローカライズトークンを追加するには、「システム」 > 「ローカライズテーブル」の順にブラウズし、「ローカライズトークン」領域で「追加」をクリックします。
ユーザーへのローカライズ設定の割り当て
1. Composer から 「セキュリティ」 > 「ユーザー」の順にブラウズし、ユーザーアカウントを選択します。
2. 「一般情報」領域の「言語」フィールドで、編集 () アイコンをクリックして、ユーザーのロケールプリファレンスを選択します。
a. 「使用可能なロケール」リストから「指定ロケール (順序)」リストに言語をドラッグアンドドロップします。
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「指定ロケール (順序)」リスト内の言語は、ドラッグアンドドロップ機能を使用して順序変更できます。
b. 「完了」をクリックします。
3. ユーザープロファイル画面で、「保存」をクリックします。
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