「3D 選択軸」ツール
「3D ツール」ツールバーの
「3D 選択軸」 ツールを使って、3D モードで X、Y、Z 軸のほかに自由軸を作成できます。自由軸は座標系からは独立しています。
| 複数の自由軸を作成して保存するには、Arbortext IsoDraw CADprocess 7.2 以上が必要です。 |
3D エレメントの輪郭に正接する自由軸、パスに基づいた自由軸、座標系の原点を通る自由軸を作成できます。自由軸の矢印は正の方向を指しています。
自由軸は 1 度に 1 本だけ選択できます。選択されている自由軸はデフォルトでは赤色で表示されます。その他すべての自由軸は青色で表示されます。
| 選択されている自由軸の色を 「グリッド」環境設定パネルの 「第一カラー」で設定できます ( グリッドを参照)。 |
選択した X、Y、Z 軸を基準にした場合と同様に、選択した自由軸を基準にしてパーツを変換できます。たとえば、自由軸を選択して次の操作を行えます。
• 「回転」 ツールを使用して、自由軸を中心にしてパーツを回転させる。(
回転を参照)。
• 「ミラー」 ツールを使用して、自由軸を中心にしてパーツを反転させる。(
ミラーを参照)。
• 「矢印」 ツールを使用して、自由軸に沿って部品を移動する (
エレメントの選択を参照)。
• 「アセンブリ分解」 ツールを使用して、自由軸上でアセンブリを分解する (
アセンブリ分解ツールを参照)。
このような自由軸を使った変換は、スペアパーツカタログ用に 3D オブジェクトを作成する場合などに便利です。オブジェクトが座標系軸上にない場合、自由軸を作成してオブジェクトを移動するかまたは軸上でパーツを分解できます。