Windchill MPMLink からのプロセス計画の変換
提供された変換プロセスを使用して、Windchill MPMLink プロセス計画とその関連情報を作業指示構築ブロックに取り込むことができます。この変換によって、一連の親と子の作業定義と関連したデータベースオブジェクト (関連ドキュメント、材料指定、イラストレーション、管理特性など) が生成されます。プロセス計画が変換されるたびに、作業指示構築ブロックに一連の新しい作業定義と関連コンテンツが作成されます。
プロセス計画を Windchill MPMLink から作業指示構築ブロックに変換するには、次の手順を実行します。
1. Windchill MPMLink と通信するために、作業指示構築ブロックを次のように設定します。
a. MPMLink OData コネクタの設定の手順に従って、MPMLink OData コネクタ Thing (PTC.SCA.SCO.MPMLink_ODataConnector) を設定します。
b. MPMLink 作業定義コンバータの設定の説明に従って、MPMLink 作業定義コンバータ Thing (PTC.SCA.SCO.MPMLinkWorkDefinitionConverter) をお使いのシステムに設定します。
c. コンテンツプロキシメディアエンティティの設定の説明に従って、コンテンツプロキシメディアエンティティを設定します。
d. ThingWorx の Integration Runtime サービスをダウンロードして設定します。詳細については、Integration Runtime の設定を参照してください。
2. プロセス計画にカスタム Windchill 属性が含まれている場合は、これらのカスタム属性のサポートを変換プロセスに追加します。詳細については、Windchill カスタム属性のサポートを参照してください。
3. ConvertFromProcessPlanID サービスを MPMLink 作業定義コンバータ Thing (PTC.SCA.SCO.MPMLinkWorkDefinitionConverter) から実行することによって、Windchill MPMLink からの情報のプルリクエストを開始します。サービスに対する processPlanId 入力パラメータとして Windchill MPMLink プロセス計画識別子を指定し、変換されるプロセス計画情報をフィルタするために追加のナビゲーション基準を指定します。サービスは、変換されたプロセス計画に対するルート作業定義の UID を返します。詳細については、作業定義コンバータ Thing Shape のサービスおよびプロセス計画の変換でのナビゲーション基準の使用を参照してください。
変換サービスは、他の一連の内部サービスを呼び出して、指定されたプロセス計画識別子に関連付けられているすべての Windchill MPMLink プロセス計画、標準手順、およびオペレーションを、最大 10 レベルの深さまで、適切な関連情報を含む作業定義として、作業指示構築ブロックに変換します。Windchill MPMLink からの標準プロセス計画と標準手順は、作業指示構築ブロックではオペレーション (子作業定義) として扱われます。
変換プロセスには、元のプロセス計画のサイズと複雑さに応じて、完了までに時間がかかることがあります。
4. ルート作業定義を照会して、その実行ステータスを確認します。デフォルトの生産オーダーマネージャ (PTC.SCA.SCO.DefaultProductionOrderManager) から利用できる GetWorkDefinition サービスまたは PostgresDatabase クエリーサービスを使用します。これらの実行ステータスは、変換プロセスの状態を示します。
Building - プロセス計画の変換はまだ処理中です。
BuildingSuccess - プロセス計画の変換が正常に完了しました。
BuildingFailure - プロセス計画の変換中にエラーが発生しました。
プロセス計画の変換中に発生したエラーは、スクリプトログまたはスクリプトエラーログでレビューできます。
作業定義とその関連するオブジェクトの詳細については、作業定義スキーマを参照してください。
変換サービスの詳細については、作業定義コンバータ Thing Shape のサービスを参照してください。
以下のテーブルに、作業定義オブジェクトと Windchill MPMLink オブジェクトの間のマッピングを示します。テーブル内の各作業定義オブジェクトは、Windchill 属性への作業定義オブジェクトプロパティのマッピングなどの、そのオブジェクトのデータモデルプロパティの説明にリンクしています。
作業定義オブジェクト
Windchill MPMLink オブジェクト
プロセス計画、オペレーション、標準手順、および規格オペレーション
オペレーションの関連ドキュメント (参照および詳細ドキュメント)
2D (アノテーション、フィギュア、フラグ付きの参照/詳細ドキュメント: 作業指示で表示)、Creo View または Creo Illustrate で作成された 3D
標準制御特性
スキル割当
スキル
リソース割当 (作業拠点、ツーリング、加工材料、など)
作業拠点、ツーリング、加工材料、など
部品割当 (割当済み、操作参照)
部品割当のオカレンスレベル情報
部品
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