MPMLink OData コネクタの設定
作業指示構築ブロックには、Windchill MPMLink からデータを読み込み、それを ThingWorx に保存する Thing が含まれています。MPMLink OData コネクタ Thing (PTC.SCA.SCO.MPMLink_ODataConnector) は OData コネクタ Thing Template (ODataConnector) に基づきます。
すべての Windchill MPMLink サービスが存在する OData ドメインに接続するように、MPMLink OData コネクタ Thing を設定します。
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たとえば、いずれかのサービスをオーバーライドすることでコネクタをカスタマイズするには、このトピックで説明するように、複製を作成してそれを設定します。詳細については、構築ブロックエンティティの複製を参照してください。
1. 「ジェネリックコネクタ接続の設定」で、「認証タイプ」を適切な値に設定します。
「固定」は基本認証用です。
「SSO」はシングルサインオン認証用です。詳細については、ThingWorx ヘルプセンターの シングルサインオン認証 を参照してください。
「なし」は、認証に Windchill を使用するように設定している場合に使用します。詳細については、セッションユーザー用の作業指示構築ブロックの設定 (Windchill 認証)を参照してください。
2. 「CSRF 設定」「CSRF Get リクエストの相対 URL」フィールドには、デフォルト値 /servlet/odata が事前設定されています。CSRF nonce トークンを返すことができる有効な Windchill リソースを指す値を入力します。CSRF GET リクエストの詳細については、Windchill REST Services ヘルプセンターで Function to Get the Value of Nonce Token を参照してください。
3. 「HTTP コネクタ接続の設定」で、システムの必要に応じてフィールドを更新します。
「ユーザー名」「パスワード」 - 「固定」認証タイプの場合は、Windchill MPMLink からデータをリクエストする権限が付与されている Windchill ユーザーの資格証明を入力します。「SSO」および「なし」の場合は、これらのフィールドを空白のままにします。
「ベース URL」 - https://<ホスト名>:<ポート>/Windchill などの Windchill MPMLink システムのベース URL を指定します。URL では必ず適切な転送メカニズム (http または https) を指定してください。「SSO」には、OAuth をサポートする URL を入力します。
「相対 URL」 - OData サービスが常駐する URL。「ベース URL」と相対的な URL。たとえば、デフォルト値は /servlet/odata です。
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Windchill REST Services (WRS) の REST クライアントとして、作業指示構築ブロックは、特定の WRS ドメインの固有のバージョンを使用します。これらのドメインとバージョンは、「OData Connector 接続の設定」コンフィギュレーションテーブルで指定する「サービスルート相対 URL」のデフォルト値になります。
/v4/MfgProcMgmt
/v5/ProdMgmt
/v3/NavCriteria
「相対 URL」フィールドでその他のドメインバージョンを指定することはサポートされておらず、作業指示構築ブロックが Windchill との通信を試みるとエラーが発生する可能性があります。
「接続 URL」 - 接続を検証するために使用する URL。この値は、「ベース URL」の値に相対しています。
OData ドメインへのフルパスは、「ベース URL」値と「相対 URL」値から構成され、その後に「OData Connector 接続の設定」コンフィギュレーションテーブルで指定されている各 OData ドメインの「サービスルート相対 URL」が続きます。
4. 必要に応じて、MPMLink 作業定義コンバータを更新して、設定した MPMLink OData コネクタを参照します。詳細については、MPMLink 作業定義コンバータの設定を参照してください。
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MPMLink OData コネクタを設定する前にIntegration Runtime サービスを設定していた場合は、プロセス計画を変換する前に Integration Runtime サービスを再起動してください。
設定した MPMLink OData コネクタ Thing とコンテンツプロキシメディアエンティティ (PTC.SCA.SCO.OperatorAdvisorContentProxyMediaEntity) のコンフィギュレーション値は一致する必要があります。このテーブルは、MPMLink OData コネクタ Thing のコンフィギュレーションオプションをコンテンツプロキシメディアエンティティの対応するオプションにマッピングしています。
MPMLink OData コネクタ Thing のプロパティ
コンテンツプロキシメディアエンティティのプロパティ
認証タイプ - 固定
認証タイプ - 基本
認証タイプ - SSO
認証タイプ - SSO
認証タイプ - なし
認証タイプ - セッションユーザー
ベース URL
URL
OData コネクタの設定の詳細については、ThingWorx ヘルプセンターの 統合コネクタを使用した開始 を参照してください。
カスタム OData コネクタを作成するには、MPMLink OData コネクタを例として使用し、ThingWorx ヘルプセンターの統合コネクタの作成で詳細を参照してください。
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