APIの概要
この章では、Creo Schematics アプリケーションプログラマインタフェース (API) の概要を示します。
概要
Creo Schematics アプリケーションプログラマインタフェース (API) を使用すると、用意されている関数を使ってアプリケーションを作成できます。
この API には、次のパッケージが含まれます。
Component (rsdesign.component)
構成部品パッケージのクラスはデータベースに保存されるコアオブジェクトです。構成部品パッケージのクラスの詳細については、 構成部品パッケージを参照してください。
Design (rsdesigner.design)
設計パッケージのクラスは、他のほとんどのクラスのベースとなる基本クラスです。設計パッケージのクラスの詳細については、 設計パッケージを参照してください。
Uiextension (rsdesigner.uiextension)
Uiextension パッケージのクラスは、Creo Schematics のクラスの機能を拡張します。Uiextension パッケージのクラスの詳細については、 Uiextension パッケージを参照してください。
Utils クラスには、接続のトレース、設計規則のチェック、Java ボタンへのツールメソッドのフックを Creo Schematics で行うためのメソッドがあります。Utils クラスの詳細については、 クラス Utilsを参照してください。
CIDtoWID クラスには、「CID から WID」の設計内のデータを検証するためのメソッドがあります。CIDtoWID クラスの詳細については、 その他のクラスを参照してください。
Java API の使用例は、インストールディレクトリ <install>\Schematics\creoschematics\java_examples にあります。
外部アプリケーションを使用した Java クラスのデバッグ
サードパーティアプリケーションを使用して、Java API メソッドをデバッグできます。
Creo Schematics を実行する前に、コンピュータで次の環境変数を設定します。
DEBUG_JAVA=true
CLIENT_CLASSPATH をクラスファイルが保存されているフォルダを指すように設定します。
Creo Schematics を実行します。アプリケーションが起動すると、コンソールウィンドウに Listening for transport dt_socket at address: 54348 の行が表示されます。数字は、デバッグアプリケーションで使用されるポート番号です。
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コンソールウィンドウでアプリケーションを実行するには、「Creo Schematics オプション」(Creo Schematics Options) ダイアログボックスの「環境」(Environment) ページで、「コンソールウィンドウを表示」(Display console window) チェックボックスをオンにする必要があります。詳細については、ヘルプを参照してください。
外部アプリケーションからの接続
外部アプリケーションで、次の設定を使用して接続を作成します。
1. 接続タイプ: 標準 (ソケット接続)
2. ホスト: ローカルホスト
3. ポート: コンソールウィンドウに表示されたポート番号