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リレーション変数
リレーション変数は、式または値によって定義されます。1 つの値が複数のリレーションで使用されている場合、これらの変数を他のリレーションで使用します。たとえば、値を 1 つ変更することでパーツのいくつかの機能が変わるべき場合に、変数を使って効果的にすべてのリレーションを変更することができます。
計測単位を変更すると、距離または角度の計測値は自動的に新しい単位による値に変わります。たとえば、ミリメートルからインチに変えた場合、長さの値は自動的に 25.4 で割った値になります。数値変数の変数値 (次元のない値) は変わりません。数式の場合は、式の項で単位に変更があれば補正されます。
以下に例を示します。ここで 1 つの変数 (rad1) は定義済みで、半径の式で宣言したとします。左側では rad1=15、右側では rad1=5 となります。
以下のタイプの変数を作成することができます。
距離: 指定した数式または値によって 2 つの要素間の距離を定義します。
vdist1+30.4 のように距離の数式を入力します。
距離の数値を入力します。
角度: 指定した数式または値によって 2 つの要素間の角度を定義します。
vang5-mang3 のように角度の数式を入力します。
角度の数値を入力します。
数値: 指定した数式または値によって数値変数を定義します。
vnum12*3.44 のような数式を入力して、数値を指定します。
数値を入力します。
論理: 論理変数は、何とおりかの論理的表現によって定義できます。現在のステータスに依存して、真 (1) または偽 (0) になります。論理変数の値は、vlog1*100 などの別の式にも使用できます。また別の if-then-else 式の論理演算子としても利用できます。例: if vlog1 then ... .
チェック: チェックリレーションは、個々のプレビューまたは更新操作で、チェックされる論理的表現に含まれているリレーションです。式を評価して偽になった場合、Creo Elements/Direct Modeling によってエラーメッセージが返され、リレーションのステータスは、失敗になります。チェックリレーション機能は、ある数値が指定された範囲内にあるか確認するために使用することができます。
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リレーション設定「チェック変数」をオフにすると、解が見つかった場合でもステータスが偽に設定されていることを示すエラーメッセージが表示されます。