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リレーションにおける法線、変位、および方向
使用できる参照要素の方向オプションは、定義するリレーションのタイプにより異なります。オプションがアクティブになるかどうかは、指定した参照要素のタイプに依存します。
次のリストは、リレーションの作成時または編集時に使用可能なオプションです。
法線のオプション
変位のオプション
方向のオプション
法線のオプション
「法線」は、距離、平行、一致、および正接リレーションに指定することができます。
「法線」がアクティブで、表示されるオプションを変更する場合は、次のようになります。
「法線」で指定できる値は次のとおりです。
同方向 - 各参照要素の法線方向がともに同一です。
反対方向 - 各参照要素の法線方向が反対です。
オープン - コンポーネントの動きを最小にするオプションをシステムが選択します。
次の図では、簡単なアセンブリへの一致リレーションの適用を示します。選択した参照要素はともに平面で、陰影が付けられ、法線方向が矢印で示されています。
例 1 は、「法線」「反対方向」に設定した場合の解を示します。
例 2 は、「法線」「同方向」に設定した場合の解を示します。
例: 「法線」オプションの使用
変位のオプション
「変位」は距離リレーションで指定することができます。
「変位」がアクティブで、表示されるオプションを変更する場合は、次のようにします。
「変位」フィールドをクリックし、オプションの拡張リストを表示します。
「変位」で指定できる値は、次のとおりです。
- 1 番目の参照要素の法線方向を基準にすると、2 番目の参照要素は 1 番目の参照要素の前にあります。
- 1 番目の参照要素の法線方向を基準にすると、2 番目の参照要素は 1 番目の参照要素の後ろにあります。
オープン - コンポーネントの動きを最小にするオプションをシステムが選択します。
次の図では、簡単なアセンブリへの「距離」リレーションの適用を示しています。選択した参照要素は、最初に選択した平面 (1)、および軸フォーカス (2) を持つ円柱です。
例 a は、「変位」「正」に設定した場合の解を示します。
例 b は、「変位」「負」に設定した場合の解を示します。
例: 「変位」オプションの使用
方向のオプション
「方向」は、「角度」リレーションに指定でき、3D 空間での角度を完全に定義する必要があります。この方向は、角度アニメーションで使用する回転中心ではありません。
「方向」がアクティブで、表示されるオプションを変更する場合は、次のようにします。
「方向」フィールドをクリックし、オプションの拡張リストを表示します。
「方向」で指定できる値は、次のとおりです。
- 右回りの回転の規則に従い、指定した角度を正の方向に適用します。
- 右回りの回転の規則に従い、指定した角度を負の方向に適用します。
オープン - コンポーネントの動きを最小にするオプションをシステムが選択します。
次の図では、簡単なアセンブリへの「角度」リレーションの適用を示します。
選択した参照要素は、稜線 1 とインプリントされた稜線 2 です。方向要素は、平面 (3) で法線が矢印で示されています。指定角度は 45°です。
例 a に「方向」「正」に指定した場合の解を示します。
例 b に「方向」「負」に指定した場合の解を示します。
例: 「方向」オプションの使用