拡張モジュール > Creo Elements/Direct Cabling > ECAD インターフェイス > ECAD インターフェイスの操作
  
ECAD インターフェイスの操作
Creo Elements/Direct Cabling の ECAD インターフェイスを使用して、接続リストに含まれる情報に基づいてハーネスアセンブリの接続の作成や検証を自動で行うことができます。接続リストは、図式のキャプチャ システムの形で得られます。または以下のフォーマットで手動で作成できます。
J2|123456|1|J3|123456|1|1.5|Red
各列が示す内容
起点:
列 1: Creo Elements/Direct Cabling を使用するパーツに割り当てられた参照指定
列 2:物理的パーツ名 (.pkg)
列 3:ピン番号
終点:
列 4: Creo Elements/Direct Cabling を使用するパーツに割り当てられた参照指定
列 5:物理的パーツ名 (.pkg)
列 6: ピン番号
列 7:ワイヤ直径
列 8:ワイヤ色
参照指定子は、ケーブルの端子を回路内のさまざまなコネクタに接続するための情報を示します。参照指定子に使用される文字についての制限事項は、次のとおりです。
次の文字は避けてください。*?<>|[:]\/"";=+%,$&~!#@^
参照指定子の長さは、1 ~ 240 文字です。
接続リストに基づく接続を自動で作成するには
1. コネクタや端子を手動で配置するか、 .con ファイルのインポートを行います。
2. 必要に応じて、参照指定を割り当てます。参照指定は ECAD インターフェイスを使用して自動的に作成された接続に対して、物理的に同一のコネクタと端子を互いから識別します。
ハーネスアセンブリが同じコネクタや端子の複数のインスタンスを含む場合は、参照指定を割り当てる必要があります。
a. 「インターフェイス」をクリックしてから「ECAD」グループで「参照指定」の矢印をクリックします。
b. 「参照指定追加」をクリックします。「参照指定追加」ダイアログボックスが開きます。
c. パーツを選択して参照指定を指定します。構造一覧のパーツ名に追加された参照指定を表示できます。
d. をクリックして操作を完了します。
e. 一意でないコネクタと端子に対して参照指定の割り当てを続行します。
3. 「インターフェイス」をクリックしてから「ECAD」グループで 「ECAD インポート」をクリックします。
4. 対象の接続リスト (.ecad ファイル) を検索し、「開く」をクリックします。
5. ECAD 情報一覧を使用して、接続を作成、検証します。
コンポーネント: 「コンポーネント リスト」にあるコンポーネントは接続リストで表示されたものです。このデバイスは固有の参照指定であり、同じ接続リストにある他の物理的に同一なコンポーネントと各コンポーネント (コネクタまたは端子) とを識別します。
「未検出」リストのデバイスは接続リストには存在するものの、Creo Elements/Direct Modeling のハーネスアセンブリには存在しません。これらは認識されて (「検出済」) から有効になります。「未検出」リストからデバイスを選択し、各種のコマンドを使用してコンポーネントをロードします。または、パーツ選択をクリックして、ECAD 情報一覧外からロードしたパーツにデバイスをマップできます。
「有効」: 適切なデバイスが Creo Elements/Direct Modeling の接続リストとハーネスアセンブリの両方に存在するので、この接続をここでリストできます。接続リストに従って接続を作成し、ワイヤの経路を自動で設定するには、リストから 1 つまたは複数の接続を選択し、「選択したワイヤ作成」または「全てのワイヤ作成」をクリックします。
「不足」: ここでリストされた接続は接続リストに存在しますが、Creo Elements/Direct Modeling のハーネスアセンブリには存在しません。Creo Elements/Direct Modeling に必要なコンポーネントをロードし、「コンポーネント」タブの「更新」をクリックします。
既存: ここでリストされた接続は、既に正常に作成されたものです。
「リスト外」: ここでリストされた接続は Creo Elements/Direct Modeling に存在しますが、接続リストには存在しません。
* 
「コンポーネント」タブで更新する際は、「コンポーネント リスト」のアイテムを選択してから「更新」をクリックします。重複するコンポーネントが検出された場合、「既存のケーブルを置換しますか?」ダイアログボックスが開きます。既存のケーブルコンポーネントを上書きするにははいをクリックし、既存のケーブルコンポーネントをそのままにして選択したアイテムを新しいコンポーネントとして追加するにはいいえをクリックします。新しいケーブルコンポーネントのそれぞれに新しい SysID が割り当てられます。
6. 「OK」をクリックします。
7. チャネルの接続経路を設定します。
a. 「チャネル」をクリックしてから「ワイヤ」グループで 「ケーブル編集」をクリックします。「ケーブル編集」ダイアログボックスが開きます。
b. ダイアログボックス最上部の「更新」をクリックすると、Creo Elements/Direct Cabling が最短パスの算出を正しく計算します。
c. 「全選択」をクリックします。
d. をクリックして操作を完了します。
8. 「インターフェイス」をクリックしてから「ECAD」グループで 「状態表示」をクリックして、いつでも ECAD 情報一覧に戻ることができます。