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ケーブルの経路の自動設定
ケーブルを自動で経路設定できるチャネル (Creo Elements/Direct Cabling モジュールではパスともいう) を定義できます。チャネルはケーブルがモデルを移動する際に使用する可能性のある 1 つのパスとしてみなします。
Creo Elements/Direct Cabling モジュールは「Channel_1」という単一チャネルを構成しますが、複雑なチャネル構造をより簡潔に管理可能な部品に分解できるグループ化コマンドを備えています。
このチャネルはスプラインなどの複雑な図形を持つことがあり、また、多くの終点や連結を持つこともできます。
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Creo Elements/Direct のメインメニューの 3D 曲線コマンドを使用して、Creo Elements/Direct Cabling モジュールの外側にワイヤフレームパーツとしてチャネルを作成することもできます。チャネルが Creo Elements/Direct Cabling で正しく機能するようにするには、結合部ごとに必ず稜線を分割し、ワイヤフレームパーツをハーネスの Channels サブアセンブリに移動し、ワイヤフレームパーツの名前を「Channel_1」に変更します。
チャネルを定義した後、1 つの点から別の点へとチャネルを移動するケーブルの経路を自動で設定できます。ケーブルの始点と終点を定義するだけで、Creo Elements/Direct Cabling はチャネルにケーブルを配置します。
自動経路設定の目的は、ケーブルの長さ、ハーネスのトポロジー、および領域計算を迅速に判別することです。
自動で経路設定したケーブルは、新規に変更したチャネル図形には自動的には採用されません。「非経路」コマンドを使用して、チャネルからケーブルを削除します。次に、「ケーブル編集」コマンドを使用して、修正したチャネルにケーブルの経路を再設定します。
チャネルのケーブルの経路を自動で設定するには
1. リボンの「チャネル」タブにある任意のコマンドを使用して、チャネルを作成します。以下の関連トピックのリンクを参照してください。
2. 「チャネル」をクリックしてから「ワイヤ」グループで 「半自動作成」をクリックします。「自動経路」ダイアログボックスが開きます。
3. ケーブルまたはワイヤの選択
4. ダイアログボックス最上部の「更新」をクリックすると、Creo Elements/Direct Cabling が最短パスの算出を正しく計算します。
5. チャネルを選択します。
Creo Elements/Direct Cabling が自動経路設定中にチャネル全体を構成するようにするには、「パス全体」をクリックします。
Creo Elements/Direct Cabling が自動経路設定中にチャネルの単一グループだけを構成するようにするには、「グループ指定」をクリックして、チャネルグループを選択します。
6. 「コピー」リストボックスで、自動経路設定を行うケーブル数を選択します。
7. 開始点をクリックして、チャネル終点に最も近いアクティブなワークプレーン上のケーブルを開始する位置をクリックします。
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Creo Elements/Direct Cabling により間違った終点にケーブルが配置された場合は、「パスのエントリ」をクリックして適切な終点を明示的に定義します。次に、ビューポートで正確な終点をクリックします。
8. 終了点をクリックして、開始点の選択時と同様に実行します。
9. 別のケーブルの自動経路設定を行うには「次」をクリックします。または、 をクリックして操作を完了します。
チャネルのケーブルの経路を手動で設定するには
1. 「チャネル」をクリックし、「ワイヤ」グループの 「手動経路」をクリックします。「手動経路」ダイアログボックスが開きます。
2. ケーブルまたはワイヤの選択
3. 開始条件を指定します。
4. 設定するケーブルの経路に沿って、ビューポートで連続したパスセグメントを選択します。
5. 終了条件を選択します。
6. をクリックして操作を完了します。
自動設定したケーブルを非経路設定にするには
1. 「チャネル」をクリックしてから「ワイヤ」グループで 「非経路」をクリックします。「非経路」ダイアログボックスが開きます。
2. ケーブルの既存の接線を維持する場合は、「終端の接線を保持」をクリックします。
3. ビューポートでケーブルをクリックします。または全て選択をクリックします。
4. をクリックして操作を完了します。
チャネルに非経路設定または手動経路設定したケーブルを配置するには
1. 「チャネル」をクリックしてから「ワイヤ」グループで 「ケーブル編集」をクリックします。「ケーブル編集」ダイアログボックスが開きます。
2. ダイアログ最上部の「更新」をクリックすると、Creo Elements/Direct Cabling が最短パスの算出を正しく計算します。
3. ケーブルの始点と終点を明示的に定義する場合は、「パスエントリポイントを指定」をオンにします。
4. ケーブルの既存の接線を維持する場合は、「終端の接線を保持」をオンにします。
5. Creo Elements/Direct Cabling が自動経路設定中にチャネル全体を構成するようにするには、「パス全体」をクリックします。
6. Creo Elements/Direct Cabling が自動経路設定中にチャネルの単一グループだけを構成するようにするには「グループ指定」をクリックして、チャネルグループを選択します。
7. 「ケーブル」「単位」、または「グループ」を選択し、ビューポートで選択してチャネルに配置します。
8. 別のケーブルの自動経路設定を行うには「次」をクリックします。または、 をクリックして操作を完了します。