3D Documentation 寸法の寸法テキストに公差を追加することができます。既存の公差の修正は、新規に作成する場合と同じ方法で実行できます。

公差を追加または修正するには、「公差タイプ」ボックスをクリックし、次のタイプの公差からいずれかを選択します。

最後の 3 つの公差タイプについてはメニューが開き、必要な公差値を入力するフィールドが表示されます。公差を消去するには、公差タイプボックスでなしを選択します。

使用する公差値は、選択した公差のタイプによって異なります。

理論的正確とは、理論上のゼロ公差です。寸法値は、一定の小数点以下桁数まで、正確であると見なされます。理論的に正確な寸法は、枠で囲まれます。

普通公差では、カスタマイズファイルからデフォルトの公差値が取得されます。"デフォルト" の公差であるため、寸法には表示されません。ただし、「普通公差の表示」ダイアログボックスで表示することはできます。普通公差をパーツやアセンブリに属性として割り当てることも、システムデフォルトとして一般的に適用することもできます。

普通公差は、角度寸法には適用されません。

デフォルトの普通公差を設定する方法、あるいはパーツまたはアセンブリに普通公差を属性として割り当てる方法については、 寸法への公差の追加を参照してください。普通公差セットを定義して登録するには、d3d_customize ファイルを編集する必要があります。このファイルは Creo Elements/Direct Modeling の初期化時に自動的に読み込まれます。

「＋/－値」ボックスに値を入力します。公差値には、数値またはテキスト (全寸法の場合のみ) を使用できます。

「上段」および「下段」ボックスにテキスト (一般寸法の場合のみ) または数値を入力します。Creo Elements/Direct Modeling は両方の公差値 (数値) を正の値と解釈します。負の公差が必要な場合は、値の前に負の記号 (-) を付けてください。

「上の許容差」および「下の許容差」ボックスに値を入力します。Creo Elements/Direct Modeling は両方の限界値を正の値と解釈します。負の公差が必要な場合は、値の前に負の記号 (-) を付けてください。

寸法設定テーブルには、寸法作成時に適用できる所定の公差値と修飾テキストが表示されます。テーブル内の行が必要なくなった場合は、それを削除できます。Creo Elements/Direct Modeling の開始時に、デフォルト、企業、サイト、およびユーザレベルでのすべての修飾テキストおよび公差値がロードされます。Creo Elements/Direct Modeling を終了すると、ユーザにより追加された修飾テキストは、ユーザレベルのサイトまたは企業のカスタマイズディレクトリにある all_dimension_texts.fix ファイルに、公差値は all_dimension_texts.tol ファイルにデフォルトで自動的に保存されます。

テーブルにデータを追加するには、テーブルの行追加をクリックして、現在の操作で使用している修飾テキストまたは公差値を追加します。

必要に応じて、システムによって生成される「名前」列のテキストを編集できます。最初に Creo Elements/Direct Modeling を終了し、テキストエディタでテーブルファイルを開いて修正します。Creo Elements/Direct Modeling を開始すると、テーブルが修正されていることがわかります。

「寸法設定テーブル」に表示されるデータをソートするには、列ヘッダをクリックします。データの内容に応じて、列のデータがアルファベット順または数値の昇順にソートされます。列ヘッダを再度クリックすると、逆順にソートされます。

必要のなくなったテーブル内の行のデータを削除できます。テーブルの不要な行をクリックして、行削除をクリックします。