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リモート サーバ更新機能の概要
このモジュールの主なコンポーネントは、次のとおりです。
クライアント: Creo Elements/Direct Annotation モジュールを実行している Creo Elements/Direct Modeling クライアントです。クライアントから要求がディスパッチャへ送信されます。
ディスパッチ: ディスパッチャは次のタスクを処理します。
要求を使用可能なサーバに割り当てる。
サーバから結果を受信する。
結果をクライアントに戻す。
サーバ: 演算を実行する処理エンジンです。サーバが要求の演算処理を終了すると、その結果をディスパッチャに戻し、新しい要求を受け付けられる状態になります。サーバそのものは、1 台のデバイスでも、サーバのクラスタ (サポートされるハードウェアの混合) でもかまいません。
以下の図に、このプロセスの簡単な概要を図解します。
V1 および V2
V1 および V2 は、更新待ち状態の 2 つのビューのプレースホルダです。(これはクライアント システムです。
ディスパッチサーバ
ディスパッチサーバは、ビュー V2 を更新するという要求を受信します。その要求をサーバ クラスタ S1/S2 に割り当てます。
S1/S2
サーバ S1 および S2 は、図形を計算した結果をディスパッチサーバに再度戻します。次に、ディスパッチサーバはクライアントに "ready" フラグを送信し、結果を取り込めるようになります。
さらに、次のようになります。
各クライアントは、1 つのディスパッチャとしか通信できません。
複数のクライアントが、同一のディスパッチャと通信できます。
各ディスパッチャは、何個のサーバにでも接続できます。
EconoFast 更新モード
EconoFast 更新モードとともにリモート更新機能を使用する場合、このタイプの更新を開始するビューポート再描画はクライアントで実行されます。この処理が完了すると、更新計算自体がサーバで実行されます。