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EconoFast 更新モード
Creo Elements/Direct Modeling では、クラシック更新または図形更新のいずれかのモードでビューを更新できます。クラシック更新モードでは、EconoFast のサポート付きまたは無しでビューを更新するよう、Creo Elements/Direct に指定できます。
クラシック更新モード: ビュー図形を計算する前に、Creo Elements/Direct Annotation によりすべてのモデル要素の可視性が計算されます。
EconoFast 設定付き: Creo Elements/Direct はまず、モデル要素の視認性を判別するためにビューの図形データを解釈し、次にその結果を使用してより速く非表示図形を判別します。
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更新中に画面が "フラッシュ" する場合は、EconoFast ウィンドウの上に他のウィンドウを重ねないでください。重ねた場合、結果が不完全なものになります。
EconoFast 設定は、ビューポート設定の背面非計算スイッチと同じ技術を使用します。ただし、これらの機能は、OpenGL ベースのグラフィックス カードを備えたシステムでのみ使用可能です。現在サポートしているカードについては、 Creo Elements/Direct Web サイトを参照してください。
Creo Elements/Direct Modeling は適切なグラフィックスカードがインストールされているかどうかを検知し、適切なカードが見つかるとユーザは EconoFast 設定を選択できます。適切なグラフィック カードが検出されなかった場合、このオプションは非アクティブのままです。EconoFast 設定を選択するには
1. 「Annotation」をクリックしてから「設定」グループで 「プロパティ」の隣の矢印をクリックします。
2. 「ビュー」をクリックして、ビューポートまたは図面一覧でビューを選択します。「ビュー特性」ダイアログボックスが開きます。
3. 「計算モード」をクリックして、「EconoFast」設定を選択します。
EconoFast は、表示されていないビュー図形を計算しないので、図面を更新する、より迅速な方法になります。Econofast は、ビュー ポートを再描画し、どの図形要素が表示されどの図形が非表示であるかについてのグラフィック情報を取り込みます。このデータを更新処理に使用し、計算が必要な図形を決めます。
EconoFast を使用する潜在的な短所は、1 ピクセルより小さい図形要素は描かれないという点です。このため、2 つの更新モードの結果にはわずかな相違が生じます。
EconoFast 設定を、リモート更新サーバ モジュールと共に使用することもできます。EconoFast でリモート サーバを使用すると、ビューポート再描画はクライアントで実行され、更新計算はサーバで実行されます。
一般に、EconoFast は、設計段階およびプリントアウトする前にビューを更新する際に役立ちます。この点で、"設計図" 更新モードとみなすことができます。ただし、作図を終了した場合、通常の更新モードを使用することをお勧めします。
図面一覧のエントリを調べることによって、ビューを更新するために使用されたモードを判断できます。EconoFast で更新されたビュー または画像 モードには、ビュー アイコンの横に適切なアイコンが表示されます。通常の方法で更新されたビューには、どちらのアイコンも表示されません。