2D エクスポート関数
2D データのエクスポートに関する Creo Elements/Direct Annotation の次の領域をカスタマイズできます。
ACTIVATE-BSPLINE-CHECK 関数
Creo Elements/Direct Modeling の旧バージョンでは、Creo Elements/Direct Drafting の特殊なハッチングをかけた 2D 輪郭線に問題が発生する場合があります。計算の更新時、3D モデルから抽出された B スプライン曲線の同じ場所に複数の制御点ができます。このため、Creo Elements/Direct Drafting のハッチングアルゴリズムで "数式エラー" になる場合があります。これは、特に低分解能 (1E-2 または 1E-3) のデータで起こります。
このような事態を避けるには、ACTIVATE-BSPLINE-CHECK 関数を使用して、追加の修復アルゴリズムを適用します。デフォルト値は真 (t) で、チェックが実行されます。
構文
(ACTIVATE-BSPLINE-CHECK t or nil)
また、次の記述形関数を使用して、このスイッチの現在の値を決定することもできます。
(ACTIVATE-BSPLINE-CHECK-P)
DOCU-ENABLE-TOTAL-MERGE-FOR-EXPORT 関数
シートを MI にエクスポートする際には、「MI 形式で出力」コマンドの 2 種類の設定、「システムインフォテキスト無し」および「全要素マージ」が相互に影響し合います。デフォルトで、Creo Elements/Direct Annotation は最初に要素を結合し、次にインフォテキストを削除します。ただし、厳密に同じインフォテキストを持たない要素はエクスポート中に結合されません。したがって、DOCU-ENABLE-TOTAL-MERGE-FOR-EXPORT 関数により、最初に削除するインフォテキストを指定した後に要素が結合されて、すべての要素が結合されるようになります。
デフォルト設定 (nil) では、インフォテキストを削除する前に要素が結合されます。t に設定すると要素を結合する前にインフォテキストが削除されます。
構文
(DOCU-ENABLE-TOTAL-MERGE-FOR-EXPORT t or nil)
DOCU-DEFINE-EXPORT-FONTS 関数
シートを MI、DXF、または IGES でエクスポートする際には、テキストを図形に変換するオプションがあります。DOCU-DEFINE-EXPORT-FONTS 関数を使用して、変換する特定のフォントやテキストのままにする特定のフォントを定義できます。すべてのフォントを変換するオプションや、フォントをまったく変換しないオプションもあります。
構文
(DOCU-DEFINE-EXPORT-FONTS---+--->:TO_GEO----+-----+--->[font list]--->+--->
| | | ^
`--->:TO_TEXT---' |--->:ALL---------->|
| |
`--->:NONE--------->'
オプション
• :TO_GEO は、リストしたフォントを使用するすべてのテキストを図形に変換します。
• :TO_TEXT は、リストしたフォントを使用するすべてのテキストをテキストのまま保持します。つまり、これらは図形には変換されません。
• font list は、フォントを変換するかしないかを示す文字列リストです。このリストは、次のいずれかの形式で表示されます。
(DOCU-DEFINE-EXPORT-FONTS :TO_GEO ' ("font1" "font2" ...)) または、
(DOCU-DEFINE-EXPORT-FONTS :TO_GEO (LIST "font1" "font2" ...))
• :ALL は、すべてのフォントを指定します。
• :NONE は、空のフォントリストを指定します。