Equation Editorの設定ファイル
apteqn.cf ファイル内のコマンドは、Equation Editor とパレットの外観を制御し、出力形式、出力の外観、およびキーマッピングを決定します。Equation Editor の設定は、設定ファイルによって、ユーザーレベルまたはシステムレベルで定義されます。Equation Editor の表示をカスタマイズするには、ユーザーレベルで保存される独自の apteqn.cf ファイルを作成します。
Equation Editor は、起動すると最初にユーザーのアプリケーションデータディレクトリから apteqn.cf という名前のファイルを検索します。アプリケーションデータディレクトリとは、オペレーティングシステムがユーザー固有データを書き込むディレクトリのことです。これは通常、C:\Document and Settings\<ユーザー名>\Application Data\PTC\Arbortext\Editor になります。
「ファイル」メニューの「設定を保存」を最初に選択した時点で、Equation Editor により、設定ファイルがこのディレクトリに書き込まれます。以後、Equation Editor はユーザーのアプリケーションデータディレクトリファイルに依存します。その場所は、Equation Editor ダイアログボックスのステータスバーに表示されます。独自のファイルを作成した後で、システムレベルの設定ファイルを変更した場合、ユーザーのアプリケーションデータディレクトリの apteqn.cf ファイルを除去するか、更新しないかぎり、それらの変更にアクセスできなくなります。
この設定ファイルは、対象となるユーザーにのみ適用されます。ローカルファイルが見つからない場合は、通常 Arbortext パス の lib サブディレクトリにあるシステムファイルが Equation Editor により使用されます。このファイルではデフォルト設定が定義されており、専用の apteqn.cf ファイルを作成していないすべてのユーザーに適用されます。
apteqn.cf ファイルは ASCII で記述され、ユーザーが直接編集できます。このファイルは 5 つの主要セクションに分かれています。
• :version
• :options
• :menu
• :palette
• :keymap
ほとんどのセクションは、そのセクションの最後に終了ステートメントを記述します (:menu の場合は :end_menu)。ただし :version だけは例外で、すべての情報が 1 行に表示されるので、終了ステートメントは必要ありません。
apteqn.cf ファイルの設定を間違って変更してしまった場合は、このファイルを削除して、新しく作成することができます。必ず、システム用 apteqn.cf ファイルのバックアップコピーを作成してください。