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マーク区間の概要
複数の言語または複数の目的に対応するために、Arbortext Editor では 1 つの文書内で異なるバージョンを作成できます。たとえば、部署ごとに手順が異なることをふまえて、企業の手順書を作成する際に 2 つのバージョンを用意する必要があるとします。特別なマークアップタグを使用して、異なるバージョン用の文書のセクションをマークできます。異なるバージョンを作成するたびに、これらのマークアップタグの設定を変更し、「含める」または「無視」するセクションを指定できます。
また、ステータスを IGNORE に設定したマーク区間を作成して、マークアップを含む編集コメントを含めることもできます。
「IGNORE」に設定したマーク区間にタグやエンティティ参照は挿入できませんが、これらを編集することは可能です。たとえば、ASCII エディタで編集するときのように、マークアップをカギ括弧で囲んで入力します。コンテキストをチェックしている間、「IGNORE」に設定されているステータスを備えたマーク区間のコンテキストはチェックされません。
多数のバージョンを作成するために必要とされるマークアップアイコンをセットアップするには、マーク区間パラメータエンティティを宣言します。マーク区間のパラメータエンティティは特殊なタグになります。そのステータスを「含める」または「無視」のいずれかに設定します。