例外辞書の使用
Arbortext Editor には、辞書パッケージおよび外国語辞書を購入した場合のスペルチェック用にカスタマイズした辞書と単語ファイルが用意されています。
警告の波線の付いた単語の許可
スペルチェックでは、頻繁に、文書内の特殊な用語や省略形、専門用語、固有名詞に対しスペルミスとして警告の波線が付けられます。これらの用語を、アプリケーションデータディレクトリ内の aptspell.xml という XML ファイルのスペルチェックの許可する単語リストに追加できます。単語を aptspell.xml に追加するときは、Arbortext Editor によって、スペルチェックに使用されている現在の言語が、ファイル内の該当の語のエントリに追加されます。単語がすべての言語で許可されるようにするには、aptspell.xml ディレクトリを編集して、該当の語のエントリから lang 属性を除去する必要があります。
許可する単語を aptspell.xml ファイルに追加するには:
1. > を選択します。
2. スペルチェックが、疑わしい単語に波線を付けたときに「スペル」ダイアログボックス内の「追加」をクリックします。
許可する単語を Arbortext Editor のコマンドラインから追加するには:
1. Arbortext Editor のコマンドラインが表示されていない場合は、「環境設定」ダイアログボックスの「ウィンドウ」タブ内にある「コマンドライン」オプションを選択して、コマンドラインを有効にします。
2. Arbortext Editor 編集ウィンドウのコマンドラインから、次のコマンドを入力します。
spell -accept <単語>
<単語> には aptspell.xml ファイルに追加する語を入れます。
aptspell.xml ファイルは、許可する用語に関する個人用リストになります。Arbortext Editor はデフォルトで、アプリケーションデータディクショナリ内の aptspell.xml を検索します。アプリケーションデータディレクトリとは、オペレーティングシステムがユーザー固有データを書き込むディレクトリのことです。これは通常、C:\Document and Settings\<ユーザー名>\Application Data\PTC\Arbortext\Editor になります。
拒否する単語への警告の波線の追加
スペルチェックでタイプミスなどの不適切な語を警告して拒否するには、そのような語を aptspell.xml ファイルに追加することもできます。拒否する語をファイルに追加するには、編集ウィンドウのコマンドラインから、spell -reject<単語> と入力して、ENTER キーを押します。この単語は直接 aptspell.xml ファイルに追加されます。
例外辞書からの単語の削除
aptspell.xml ファイルから単語を削除することもできます。編集ウィンドウのコマンド ラインで、spell -delete<単語> と入力して ENTER キーを押すことにより、ファイル内のその単語がすべて除去されます。
spell コマンドに関する詳細については、Arbortext Editor のコマンドラインに help spell と入力してください。
aptspell.xml に別の場所を指定
APTSPELL 環境変数の場所を設定することで、aptspell.xml ファイルに別の場所を指定できます。
詳細については、
APTSPELLを参照してください。