ヘルプ > オーサリング > ダイアログボックス > 編集ウィンドウ > 挿入に関するダイアログボックス > 「マークアップの挿入」ダイアログボックス (スマート挿入)
  
「マークアップの挿入」ダイアログボックス (スマート挿入)
スマート挿入が文書型の .dcf ファイルに設定されており、オンに設定されている (「ツール」 > 「環境設定」 > 「編集」「スマート挿入機能の使用」チェックボックスを使用) 場合、「挿入」 > 「マークアップ」を選択すると、この「マークアップの挿入」ダイアログボックスが表示されます。
* 
このダイアログボックス内のオプションは、文書型およびファイル .dcf内のスマート挿入の設定により異なります。
スマート挿入がオンの場合、Arbortext XML DocBook 文書型の「マークアップの挿入」ダイアログボックスでは、以下のオプションが使用できます。
「カテゴリ」 - 挿入するエレメントのカテゴリを指定します。使用するカテゴリが不確かな場合、スマート挿入チェックボックスがオンになっている場合にはすべての利用可能なエレメントが、オフの場合には文書内の挿入ポイントに有効なエレメントのみが、リスト内の最後のオプションである「ALL」に一覧表示されます。
「スマート挿入」チェックボックス - スマート挿入のオンとオフを切り替えます。この機能により、希望するエレメントを最も近い有効な場所に挿入することができます。
「検索方向」 - スマート挿入が、選択したエレメントが挿入できる有効なコンテキストを検索する方向を指定します。
エレメントリストボックスには、現在の設定で決められた有効なエレメントの一覧が表示されます。
* 
スマート挿入の検索範囲には制限があります。指定された「検索方向」に、最大 10 のコンテキストが検索されます。つまり、挿入ポイントの候補は、有効な検索ポイントを検索して、最初の位置からその後に続く変更コンテキストの最大 10 個先まで移動するということです。挿入ポイントが異なるエレメント間を横断する時に、コンテキストが変更されます。たとえば以下のように、挿入ポイントが itemizedlist 内の emphasis エレメント内にあると仮定します。
emphasis エレメント内の挿入ポイントが emphasis タグ間から出て、周りを囲む para コンテキストに移る時に、コンテキストが変更されます。
挿入ポイントが、para から周りを囲む listitem に移動すると、再びコンテキストが変更されます。
listitem に入ると、再度コンテキストが変更されます。
その後、そのタグと次の listitem 間に挿入ポイントが移り、
そこから次の listitem などに移動します。
コンテキストの最大範囲を検索して有効なコンテキストが見つからない場合は、エレメントを挿入できるコンテキストをさらに見つけようとして、挿入するエレメントの周りにタグ構造が作成されます。エレメントの周囲には親エレメントがラップされます。その後、再度コンテキストの最大範囲で検索します。その際には、このエレメントだけでなく、エレメントとその親エレメントを挿入しようとします。コンテキストの最大範囲である 10、および最大構造深さである 5 に到達し、エレメントの有効なコンテキストが見つからないと、エレメントは何も挿入されません。挿入ポイントを別の場所に移動して (コンテキストの最大範囲を超えて)、再度エレメントの挿入を試してください。