HTML ヘルプ用の文書のパブリッシング (Windows のみ)
Arbortext Editor を使用して、XML 文書を HTML ヘルプに変換できます。 > > オプションを選択すると、文書が複数の HTML トピックに分割され、その後、それらが 1 つの .chm ファイルに結合されます。Arbortext Editor のデフォルトでは、Arbortext XML DocBook (axdocbook.dtd) 文書型に基づいて文書の HTML ヘルプが作成されます。ほかの DTD に基づいて文書を HTML ヘルプにパブリッシングする方法については、コンサルティングサービスにお問い合わせください。
「HTML ヘルプ用」オプションは
「パブリッシング」メニューにありますが、Microsoft の HTML Help Workshop をインストールするまでは使用できません。Microsoft の Web サイト
http://www.microsoft.com から最新バージョンをダウンロードできます。このダウンロードは、標準のダウンロード選択項目に一覧されていない場合があるので、MSDN Library 内で検索し、Viewer のみでなくフルの Workshop をインストールしてください。
HTML Help Workshop を一度開始して閉じてから、 > > を選択する必要があります。
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文書にグラフィックが含まれている場合、HTML 出力にグラフィックの幅と縦の長さの属性を設定するには、これらの属性をピクセル単位で指定する必要があります。Web ブラウザは、ピクセル以外の測定単位で指定された、グラフィックの幅と深さの属性は解釈できません。
TeX 入力による数式は、HTML 出力において空のボックスで表示されます。
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HTML ヘルプ用に文書をパブリッシングするには:
1. HTML ヘルプを CJK 言語でパブリッシングするには、まず、Windows ロケールとデフォルトの言語設定を希望の言語に設定する必要があります。ロケールと言語の変更については、Windows オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
2. > > を選択します。「HTML ヘルプ用にパブリッシング」ダイアログボックスが開きます。
3. HTML ヘルプファイルを保存するパスとファイル名を「名前を付けて保存」フィールドで指定します。既存のファイルを特定するには、「ブラウズ」をクリックします。
4. 文書をパブリッシングした後 HTML Help Viewer で表示する場合は、「ヘルプファイルの表示」オプションを選択します。
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Arbortext Editor で「ヘルプファイルの表示」オプションを選択した場合、文書ファイル名にアンパサンド (& 記号) が付いていると、HTML ヘルプビューアを起動できないことを知らせるメッセージが表示されます。ビューアを無効にしてパブリッシングする場合は「はい」を、パブリッシングプロセスをキャンセルする場合は「いいえ」を選択します。
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5. 「スタイルシート」リストから該当するスタイルシートを選択します。Web 用のパブリッシングをサポートするスタイルシートは、HTML ヘルプにも使用することができます。リストに表示されていない既存のスタイルシートを指定するには、「ブラウズ」をクリックします。
6. 関連付けされた
DITAVAL ファイルを持つ DITA 文書をパブリッシングする場合、
「DITAVAL ファイル」リストでファイルを選択します。リストに表示されていない既存の DITAVAL ファイルを指定するには、
「ブラウズ」をクリックします。
7. 変更追跡をオンにしている文書は、変更反映状態を指定してパブリッシングできます。デフォルトでは、DITA マップからのパブリッシング時を除き、編集ウィンドウからの変更追跡ビューが選択されます。
DITA マップをパブリッシングする場合は、「適用した変更を表示」がデフォルトで選択されます。DITA マップからのパブリッシング時は、DITA マップから参照されているトピックに対してのみ、選択された「変更の追跡」ビューが適用されます。DITA マップ自体は、参照されているその他のマップと同様に、選択された「変更の追跡」ビューにかかわらず (マップに変更追跡マークアップがある場合でも)、常に「適用した変更を表示」を使用してパブリッシングされます。
選択できるオプションは次のとおりです。
◦ 「変更をハイライト表示」 - すべての変更案を改訂マーク付きでハイライト表示します。
◦ 「適用した変更を表示」 - 変更提案をすべて文書に組み込み、改訂マークなしで表示します。
◦ 「オリジナル」 - 変更提案を組み込まない状態で文書を表示します。
8. 「キュートランザクション」を選択した場合は、「ツール」メニューから「キュートランザクション」のリストを表示して結果を取得する時点で、ファイルに付ける名前、およびヘルプファイルを表示するかどうかを確認するメッセージが表示されます。「キュートランザクション」を選択すると、「名前を付けて保存」と「ヘルプファイルの表示」の値がダイアログボックスから消去されます。これらのフィールドに値を入力してあった場合、「キュートランザクション」チェックボックスをオフにすると、それらの値が再び表示されます。
9. 「トランザクション名」を入力するかどうかを選択します。「ツール」メニューからアクセスできる「キュートランザクション」リストから結果を読み込む際に、トランザクション名が表示されます。
10. 文書に
プロファイルを適用する場合は、
「プロファイルの設定」をクリックして
「プロファイルの設定」ダイアログボックスにアクセスします。
「OK」または
「キャンセル」をクリックして、
「プロファイルの設定」ダイアログボックスを閉じます。
「プロファイルの設定」ボタンは、選択した文書型に
プロファイルが設定されている場合にのみ使用できます。
11. パブリッシング規則を作成する場合は、「規則の作成」をクリックして「新規パブリッシング規則を作成」を開きます。ここで HTML ヘルプをパブリッシングするための新規パブリッシング規則または規則セットを作成できます。
12. 「HTML ヘルプ用にパブリッシング」ダイアログボックス内で「OK」をクリックします。
HTML ヘルプをパブリッシングする際には、次の点に注意してください。
• Arbortext Publishing Engine を使用した文書のパブリッシングを行っている場合は、HTML Help Workshop を
Arbortext Publishing Engine サーバーにインストールする必要があります。パブリッシングされた HTML ヘルプが返されたときに
「ヘルプファイルの表示」がオンになっている場合は、
Arbortext Editor によりヘルプがローカルの HTML Help Viewer に表示されます。
• Arbortext Editor は、パブリッシングプロセス時に正しく表示されない一部の文字エンティティを置き換えます。置換用の文字エンティティは Arbortext パス\composer\htmlHelpNavEntSub.xml で定義されます。このファイルは、HTML ヘルプナビゲーションペイン用のみの代替エンティティを制御します。HTML ヘルプコンテンツペイン用の代替エンティティはサポートしていません。
• Microsoft HTML ヘルプコンパイラ (hhc.exe) は、フォルダ名がピリオドで始まるディレクトリには .chm ファイルを作成できません。APTCACHE 環境変数でそのようなフォルダが指定されている場合、ヘルプコンパイラで .chm ファイルを作成しようとすると失敗します。次善策は APTCACHE 環境変数を使用して、フォルダ名がピリオドで始まらないディレクトリを指定することです。
HTML Help Workshop は、現在のバージョンの Microsoft Windows でそれ自体を設定する際に問題が生じることがあります。それをインストールすると、Arbortext Styler に、 > > のメニューオプションが表示されます。そのオプションが無効になっている場合、Arbortext Styler は HTML ヘルプファイルに使用するためのプログラムを識別できません。
これを修正するために、*.hhp ファイルを HTML Help Workshop に強制的に関連付けることができます。
1. "dummy.hhp" という名前の空のファイルを作成します。
2. Windows エクスプローラで、そのファイルをダブルクリックします。Windows から、それを開くために使用するプログラムについてのプロンプトが表示されます。More programs オプションを選択し、C:\Program Files (x86)\HTML Help Workshop に移動して、hhw.exe を選択します。Always use this program オプションが選択されていることを確認します。
3. Arbortext Styler が開いている場合は、それを閉じて再度開きます。これで、「HTML ヘルプのパブリッシング」オプションが使用可能になります。