「ファイルエンティティ」ダイアログボックス
このダイアログボックスは、
ファイルエンティティの作成、修正、挿入および削除に使用します。
「ファイルエンティティ」ダイアログボックスには、以下のオプションがあります。
• 「名前」 - エンティティ名を表示します。
この名前は、そのファイルの代わりに表示されるマークアップアイコンの内部に表示されます。
• 「DTD」 - 文書型定義で対象エンティティが宣言されている場合に、このフィールドがオンになります。
• 「ファイル名」 - システム内でファイルが保管されている場所のパス名です。
システム識別子と公開識別子が両方とも空の場合、ファイルエンティティを作成すると、エンティティ名の後に .sgm または .xml を追加した名前が付けられ、現在の文書ディレクトリに保存されます。
• 「公開識別子」 - ファイルエンティティに公開識別子がある場合は、それが表示されます。
ファイルエンティティに公開識別子名がある場合、Arbortext Editor により、カタログと呼ばれる Arbortext Editor システムファイル内でその名前が検索されます。このシステムファイルは、「環境設定」ダイアログボックスの「ファイルの場所」カテゴリにあるカタログパスオプションで指定します。このファイルで、Arbortext Editorは、ファイルエンティティの公開名とファイルに列挙されるシステムパス名を照合し、一致するエンティティファイルを特定します。
• 「サブ文書」 - SUBDOC ファイルエンティティかどうかを示します。SUBDOC ファイルエンティティは、これを参照する場所にインラインで存在するかのように解析され検証される NORMAL ファイルエンティティとは対照的に、固有の DOCTYPE 宣言を持つ独立文書です (SGML 文書のみ)。
SUBDOC をインラインで編集することはできません。使用する文書型の SGML Declarationでは、SUBDOC が許可されていなければなりません。許可されていない場合、「サブ文書」チェックボックスは表示されません。 > が選択されている場合、Arbortext Editor のデフォルトの SGML Declaration は、SUBDOC を許可せず、表示もされません。
サブ文書のファイルエンティティは、文書と同じ文書型にも、違う文書型にもなります。
|
「サブ文書」を選択した場合は、ファイルエンティティを作成または宣言するとき、選択リストの「サブ文書」列に SUBDOC が表示されます。「サブ文書」を選択しない場合、NORMAL が表示されます。
|
• 「カウント」 - エンティティの文書内でのオカレンスの数を示します。
この列は、「使用カウント」ボタンを選択すると表示されます。
• 表示コントロール - 選択したファイルエンティティのコンテンツを表示します。
• 「削除」 - 選択したエンティティを削除します。そのエンティティの名前が選択リストから削除されます。
このダイアログボックスで削除する前に、文書から該当のファイルエンティティのエンティティマークアップタグすべてを削除する必要があります。指定したエンティティが文書型定義で宣言された場合、「削除」ボタンは使用不可になります。
• 「挿入」 - 選択したエンティティをカーソル位置に挿入します。
• 「検索」 - 文書内のカーソル位置から検索を開始し、選択したファイルエンティティを探します。
文書の検索を続行するには、もう一度「検索」を選択します。set entityscan オプションが on に設定されている場合は、文書内で参照されているすべてのファイルエンティティがサーチ対象となります。
• 「使用カウント」 - 文書内で使用されているファイルエンティティへの参照回数をカウントし、その数を「カウント」列に表示します。
文書内で参照するファイルエンティティ内で使用されたものも、カウントされます。